コントロールとコマンドの違い

プロ野球用語の「コマンド」について

■私的な定義
コントロール・・四球を出さない能力。ストライクゾーンに投げる能力
コマンド・・・・狙い通りのコースに投げる能力
という前提でお話しします。
コントロールの悪い投手とは与四球の多い投手。
コマンドの悪い投手とは適当にボールが散るタイプの投手というイメージです。

■勝手なイメージ
<1>コントロール〇コマンド〇・・・田中将大、菅野智之、上原浩治
<2>コントロール〇コマンド△・・・村田兆治、井川慶、渡辺久信
<3>コントロール△コマンド〇・・・野茂英雄、川口和久、菊池雄星
<4>コントロール△コマンド△・・・藤浪晋太郎、石井一久、松坂大輔
勝手なイメージです、ごめんなさい。
<1>は沢村賞クラスのエース。前田健太、吉見一起、岩隈久志、メッセンジャー。
<2>は「必殺の決め球」を持っていて、とにかくストライクゾーン近辺に投げていれば勝てるという投手。ただしボールに力がなくなると負け数も増えやすい。10勝10敗とかで勝ちきれない投手になるイメージ。澤村拓一とか福井優也とか大竹寛とか大谷翔平とか。
<3>は四球が多いくせに15勝とか平気で勝てる投手。なぜか勝負所ではズバッとコースに決まります。スタミナ投手な印象。
<4>は説明省略。笑
あくまで勝手なイメージですよ。<2>と<3>の違いは説明するの難しいです。感覚的なものです。

■〇と△の違い(私的イメージ)
コントロール〇と△の違いはBB9が3個あるかないか。
コマンド〇と△の違いはキャッチャーミットが構えたところから動く確率が50%以下かどうかという私的なイメージです。

■んで今日のテーマ
「与四球は必ずしもチームにマイナスではない」という話がしたいのです。
バッター側から見た時、
「四球で歩いてオッケー、やったぜ!」
な場合と
「ちぇっ四球かよ。つまんねーな」
な場合がありますよね。

後者については「敬遠」がそうです。
相手チームが敬遠策に来た時、攻撃側は四球をもらったのに「ちぇっ」という気持ちになりますよね。
さらに状況によってはピッチャーが「満塁だけど歩かせていい!」ぐらいの気持ちで思い切って低めにフォークボールを投げ込んでくる場面も多々あります。
こういう時のフォークボールはキレがよくて三振を奪いやすいし、歩かせても守ってる側は悔しくなかったりします。

カープに例えますと9回裏で1点負けてて2死12塁。四番の鈴木誠也がきわどいボールを見逃してフォアボールを選んだ時にちょっぴり悔しい気持ちになるという感じです。
逆に9回裏の先頭打者で鈴木誠也がフォアボールだと、・・・あれ?やっぱちょっと悔しいかも。笑
まあ野間やコースケだったら嬉しいですよね。

このようにピッチャーには「フォアボールを与えてもオッケー!」な場面がいくつもあるということです。
特にリリーフ投手の場合は任された1イニングをゼロで抑えたら合格なわけですので、一発のある打者を歩かせても次の打者を打ち取ればオッケーなわけです。

近頃中﨑がフォアボールを出すとか、ジャクソンがフォアボールを出すとか皆さん気にしすぎです。
確かに今村含めて後ろの3人が揃ってBB9が4.5を超えています。

しかし3人とも防御率は2.00前後です。
ここまでの3人は合格です。今年もよくやってくれています。
上記の表で行けば<3>タイプ。
四球を出してもゼロで抑えればオッケーなのです。

かつての永川勝浩も<3>ですよ。あれ? <4>かな? 苦笑
津田恒美はいつも真っ向勝負でよく手痛い一発を喰らってました。笑
とにかくカープの後ろはこのままでいい。頑張ろう交流戦。


おしまい
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ありがとうございました。

-赤辞苑