2026.8.12(水)
佐賀商 0-1 拓大紅陵 甲子園
9回裏0対1、1死12塁。打者6番。
ここで佐賀商業の作戦は送りバント。見事成功。2死23塁。
高校1年生の息子が「9回裏1死から送りバントか。7番の子のプレッシャーえぐいやろなあ」と言いました。
私は「お父さんやったらめちゃめちゃ燃えるわ。打てへんかったらみんなに謝るけどな」と返しました。
1死12塁の送りバント。
1点負けてて9回裏1死12塁。
私なら6番の子に打たせますが、送りバントもそんなに悪くない作戦です。相手にプレッシャーかかりますから。
7番打者は背番号8でガッチリした体格の子でした。
7番打者の子は「両打ち」で登録されていましたが、土壇場では右投手相手に右打席に入りました。
拓大紅陵の右投手は右打者へのスライダーがとても良かったので私は「左で打てよ」と思いました。
結果は外スラを遊ゴロ。悪くない当たりでしたが、ショート正面でした。
拓大紅陵バッテリーは佐賀商の7番の右打者に対し、カウント1-2と追い込んだ後、2球連続ストライク勝負しました。
高校野球あるあるですが、高校生バッテリーって ボール球を投げる練習をあまりしない んですよね。ストライクを投げる練習しかしない。
だから2死23塁カウント1-2でもボールは中に入り、事故が起きやすい。甲子園に棲んでる魔物の一つはコレです。
遊ゴロに打ち取ったスライダーは外角低めいっぱいの素晴らしいボールでした。拓大紅陵エースの一番得意なタマでした。
佐賀商はそのスライダーの前の4球目。カウント1-2から外角に外したストレートが少し中に入ってファールしました。カウント1-2のまま。
ストライクかボールかギリギリのどちらとも言えるタマでしたから、カットで逃げるのも悪くないんですが、私はこのタマをヒット狙って打つべきだと思いました。拓大紅陵バッテリーは残り3球全部、ボールになるスライダーを投げられるカウントでしたからね。
偉そうなことを書きましたが、私も高校生の頃は全く余裕がありませんでした。佐賀商の7番打者や高1の息子と同じように、人前でガチガチに緊張する若者でした。
今年から息子が高校生になったので、最近よく自分の高校時代を思い出します。あの頃の恥ずかしい失敗談を思い出す度、なんだかんだ今の若者もけっこうしっかりしているなと思います。
私は25歳で人が変わり自信満々に変身しましたが、24歳まではビクビクきょどきょどしてました。ホントですよ。
西川篤夢の昇格について
2026.8.12(水)
ヤクルト 12-0 広島 神宮
昨日の夜は親戚のうちで宴会してたので、カープの試合は1秒も見てません。
6連敗より驚いたのは18歳の西川篤夢の一軍昇格です。ニキビ顔の西川篤夢は高卒ルーキー。去年の夏は高校3年生でした。
昨晩、高2の姪っ子とニキビの話をしたばかりで、私が高校生の頃は顔面ニキビだらけでした。
そんな西川篤夢が一軍昇格。二軍でそこそこ引っ張れるようにはなってきましたが、そうはいってもまだ一軍投手から鋭い打球を放つことは難しいでしょう。打ってもセンター前かレフト前へのポテンヒットでしょう。
そんな篤夢をなぜ上げたのか?二軍のショートは足りてないというのに。
新井が言った理由がこちら。
「勝田に何かあったらショートを守れる選手がいないから」※スポニチ
文字通りの意味なんですが、もう少し素人の方にわかりやすいように今日も私が解説しましょう。
ショート事情
真っ先に重要なポイントは今週は リリーフに岡本駿がいる という点です。これが西川昇格の最大の理由。
火曜の試合が雨で流れて、今週5試合。斉藤優汰と鈴木健矢の調子がいい中、床田寛樹も中10日で一軍復帰が確実。岡本駿は2週間ほどリリーフに回る。
よってこれまでのブルペン9人体制を一時8人に戻せるんですよ。だから野手を1人追加招集できる。野手昇格の最大の理由はここにある。
ではなぜそれが西川篤夢だったのか。
その理由は新井の言った通りショートを守れるから。新井は攻撃力ではなく守備力で野手を選びました。ポジコロと守備要員が大好きな新井ですから、とても筋が通ってます。今までの新井野球をしっかり踏襲しています。まさに6位の野球です。
外野を守れる選手は現在6人います。ファビアン、大盛、名原、秋山、野間、久保。
んで最近はお気に入りの佐々木泰がライト固定。これが大きい。新井野球の象徴、佐々木泰がライトで毎日フルイニング出場。
もし中村奨成や田村俊介などを昇格させると、佐々木泰が試合に出られません。これは新井にとって大変都合の悪いことです。
続いてショート事情。
確かに一軍でショートを守れる選手は小園と勝田しかいません。
いよいよ緊急事態となれば辰見鴻之介も守れますが、新井は辰見をどこでも出せるように打順にはめたくありません。アホの一つ覚えで同点の走者に辰見をどうしても使いたい。6位の野球。
実はセカンドもキクと勝田の二人ですが、一応佐藤啓介も守れるし、辰見鴻之介も本職はセカンド。内外野全ポジションを守ってきた辰見ですが、一番上手いのは二塁のような気がします。よって二塁は4人います。
ショートだけが2人なんですよね。んで新井は判で突いたように試合終盤になると小園を下げたい。ショートに勝田を入れたい。ほとんどビョーキ。6位の野球。
だから新井はいつものように守備緩めをしたいのでショートを守れる西下篤夢を上げたのです。非常に筋の通った6位の野球であります。
打力よりポジコロ優先。小園と坂倉をポジコロしてきた新井の野球そのものであります。
ラミレスを支配下に上げず、当たりの出始めた中村奨成も二軍。ずっと3割打ってる林も使えません。一軍では坂倉がサードを守っているからです。
若手が育たないのは若手を一軍で使わないからです。スケベにポジコロして守備要員で戦ってきたのが新井です。
新井が育てた選手は佐々木泰・名原・持丸・久保修。あとは秋山とキク。
勝田はポジコロ要員で、二俣・奨成・林・モンテロ・ラミレスなどの大砲候補はベンチウォーマー。6位で当然のスケベ野球であります。
本日のゲームプラン
高橋奎二vs森翔平
もう新井のやることにいちいちツッコミを入れません。
勝田に何かあった時の心配をしているヒマがあれば、持丸に何かあった時はどうすんだ考えても、疲れるのはこちらです。
小園の打撃がだいぶ戻ってきました。残り40試合で.400打っても打率.300に届きませんが、380ペースで行ければ打率.294ぐらいまで行けます。
打率.294ならワンチャン首位打者ないかなあ?
「ないに決まってるだろ!」
ハイハイ、俺だってわかってますよ。だから「ワンチャン」て言ってるだろ。お前らってホントに諦めるの早いんだから。
秋山とキクの12番。佐々木泰の6番。これやってる限りずっと6位の野球です。ヒットが増えて得点が入らないからです。
6位の野球は必ず負けるものでもありません。相手がアホなら勝てる時もあります。
6位の野球とは勝率.400という意味です。
8番も持丸と石原です。盗塁阻止率がアップして勝率の下がる6位の野球。
ショート西川も勝ってる試合では何の役に立ちません。篤夢は何も悪くありませんが、篤夢にはまだ一軍の勝利に貢献できる仕事は一つもありません。
新井は負けてる試合で西川を育てるために昇格させました。新井の人事はチームの勝利を目指しておりません。4月からずっと です。新井のポジコロは常に「守備率向上」を目指していて、チームの勝利を後回しにしております。だから必然的に6位なのです。6連敗はたまたま偶然ですが、勝率.400は必然です。
新井は去年の夏も森下暢仁を休ませて、内田や仲田をスタメンさせてましたよね。あれと同じことがまた始まったのです。遊びと守備緩めは今シーズン限りにしてもらいたいものです。