木下元秀はなぜオリックスに拾ってもらえたのか?

昨日はいいお天気でしたねえ。

阪神とオリックスの優勝パレードや各地でファン感謝デーが開催されましたが、屋外球場のチームはさぞかし気持ちよかったでしょうね。

マツダスタジアムでは中村奨成が無事にファン感謝デーに参加させてもらえたようで、私も安心しました。

ところでファン感謝デーって育成選手も参加するもんなんですかね? 私、知らないんですよ。

カープの育成選手は10人くらいなので参加してもかまわないと思うんですが、巨人やソフトバンクのように40人いるチームはどうするんですかねえ? 参加しないんでしょうね。ファンがお目当ての一軍選手を見つけにくくなりますもんねえ。

 

大富豪宣言。笑

さて本題に入ります。

今日の本題は木下元秀選手(22)であります。

ご存じ元広島カープの育成選手。今シーズンは背水のがけっぷちで挑んだシーズンでしたが、やはり第一次戦力外通告を受けてしまいました・・・

当ブログでも木下元秀が支配下を勝ち取るためには「一塁の守備固めを狙うべきだ」と提言しました。※参考記事

支配下とは一軍戦力。木下には「一軍の代打」より「マクブルームの守備固め」を狙う方が一軍に近いと考えたからです。

 

だけど今季の木下は昨季より出場試合数を大幅に減らし、二軍で69試合出場。打席数も120打席ほどでした。これは1試合に2打席も立たせてもらっていない計算です。

なんで木下が干されたかというと残念ながら私の内田湘大の影響です。

木下は打率.209。内田は打率.163。本塁打はともにゼロ。

木下はうっちーに追い出された格好になります。今季は内田が多く三塁を守ったため、一塁は林晃汰が一番多く守りました。マクブルームも長い間二軍にいましたしねえ・・・

 

2023年10月5日(木)、木下に戦力外通告が告げられました。

木下はその日の晩に自身のインスタグラムに

「俺は大富豪になる! 第二の人生も頑張ります!」

と高らかに宣言しました。※現在は削除されています

こんな元気いっぱいにクビを報告したヤツも珍しいです。笑

とにかくこの時の木下は野球をやめる気だったことが窺い知れます。

 

秋季キャンプ

戦力外通告から1ヶ月経ちました。

11月5日(日)、日本シリーズで阪神がオリックスを破り優勝

11月14日(土)、カープ西川龍馬がFA宣言。オリックス移籍が確実と報じられました。

11月16日(月)、オリックス球団は戦力外となっていた香月一也(27)と木下元秀(22)を育成選手として獲得すると発表。

私はちょっとビックリしました。

香月はわかるよ。一軍経験もあって一塁と三塁を守れるから。

木下はわからん。左投げなので木下は外野と一塁しか守れません。それに一軍経験は全くのゼロ。

カープ側から売り込みがあったのか、水本勝己ヘッドが拾ってくれたのか。

 

木下元秀って敦賀気比高校出身です。※参考記事

ボストンの吉田正尚が3年生の時の2年生が西川龍馬。甲子園にも出場しました。この時の東監督が東出輝裕と一緒に何度も甲子園に出た同級生です。松坂とは対戦してません。

オリックスには他にも敦賀気比OBの現役選手がいて、木下元秀にはそういう縁もあったと思われます。

んで発表のあった11月16日(月)当日に木下はもう既にオリックスの秋季キャンプに参加していました。現地ファンの目撃情報が多数ネットにアップされていました。

ちゃっかりしてて、ホントに元気いいヤツです。笑

 

獲得理由

私は木下元秀をそれほど強烈なパワーヒッターだと思っていませんでした。

どちらかと言うとプロでは器用さを売りにするタイプかなと思っていました。完成形は.300、20本みたいな。

だがそういうタイプの左打者ってNPBに大勢いるんですよ。

ホントにめちゃくちゃ大勢います。 

よそでクビになった育成選手をわざわざ獲得する必要などないと私は思うんですよ。

 

元阪神の高山俊(30)ていますよね。彼も今年戦力外。新球団のオイシックス新潟がオファーを出しているらしい。

高山こそ一軍で.300、20本塁打を期待できる即戦力選手だと思うんですよ。

まあ現実的には規定打席で.300、20本は厳しいですが、高山の打球速度は今年のウエスタンリーグで一番速かったです。イースタンの一番はヤクルトの澤井廉。

来年一年のことを考えれば実力では明らかに「高山>木下」です。

確実性や勝負強さの面で圧倒的に「高山>木下」という意味。

 

なのになぜオリックスは高山じゃなく木下を獲得したのか?

木下が高山より優れている点は、

[1]若さ

[2]一塁を守れる

[3]長打力

かと思われます。

 

木下の年齢は22歳。常廣羽也斗や玉村昇悟と同い年です。将来性は十分。これが獲得理由の1番目。

あとオリックスは意外と木下の長打力を買ったのかもしれません。

私はそれほどでもないと思ってましたが、4年前にカープがドラフト指名した時、敦賀気比の東哲平監督が

「打球の飛距離だけなら木下>吉田」

って言ったんですよ。私ハッキリとこの耳で聞いたんですよ。

 

誰よ、吉田って?

これが実は正尚なんですよ。吉田正尚。侍の四番。

東監督いわく、

「木下の方が高校時代の吉田より飛距離は上だった」

とのこと。

だけど吉田がボストンに移籍すると東監督は

「吉田ほど打球を飛ばす高校生はいなかった」※Number

とか言い出しました。調子のいい監督だな。ちゃっかりしてるぜ。笑

 

ま、とにかくオリックスが木下を獲ってくれたことは私も嬉しい。また敦賀気比の西川龍馬とチームメイトです。

私は木下を守備要員と見ていましたが、オリックスはきっと大砲要員として獲ってくれたのでしょう。

だって他球団をクビになった守備要員なんて、わざわざ獲る必要ないからです。

 

オリックスと水本さんは木下の長打力と将来性を買ってくれたのです。ワクワクしますねえ。

よって木下元秀の大富豪への道のりはまだまだ続くのであります。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感