プロ野球から社会人野球への道

阪神から戦力外通告を受けた北條史也(29)が三菱重工westへ入団?入社?することが決まりました。

たいへん素晴らしいチームを選択したと思います。応援するぜ、北條史也。

カープファンにとって北條史也とは2012年のドラフト会議において、二松学舎の鈴木誠也とどちらを指名するか最後まで迷った選手として知られています。

「カープは誠也で良かったね」という話ではありません。

北條史也もまた鈴木誠也と肩を並べるほどの才能の持ち主だったという話です。

 

北條史也の才能

結局カープは鈴木誠也を2位指名。北條は阪神から2位指名を受けました。

北條は4年目に一軍で120試合出場を果たします。さすがです。しかし翌年、社会人ルーキーの糸原健斗がショートで大活躍。

糸原がショートをできなくなると今度は木浪聖也が入団。北條はだんだん守るところを失っていきました。

 

北條はライバルたちとの厳しい競争の中でも11年間で300安打を打っています。通算打率.255もたいへん立派な数字です。

鈴木誠也は4年目に初めて規定打席に到達し流行語大賞を獲得。チームも25年ぶりの優勝を果たします。

北條は糸原や木浪との競争に敗れプロを去りました。

鈴木誠也も人一倍努力する選手でしたが、もしあの頃の「ライト堂林」や「ライト野間」の打棒が炸裂していたら、誠也だってどうなっていたかわからないのです。それがプロ野球の厳しさ。

北條もほんのわずかの差というか「運」が足りなかったのだと思います。プロ野球で活躍できる選手とそうでない選手との差はほんのわずかの差なのです。その差とはハッキリ言って「運」なのかもしれません。

 

三菱重工west

さてそんな北條の次のチームが社会人野球の名門・三菱重工westに決まったと報じられました。

たいへん素晴らしい決断で、たいへん素晴らしいチームとご縁があったものだと嬉しく思います。

カープファンにとって三菱重工westと言えばローテーション投手・森翔平の出身チーム。

元中日の小田幸平がコーチをやってることでも有名です。

 

上の動画を見るだけでも三菱重工westがいいチームだということがヒシヒシ伝わってきます。

エースの森翔平は上位でさっさとドラフト指名されたのですが、抑えの八木彬投手はなかなか指名がかかりません。

そろそろ選択終了かというその時、ロッテ5位で八木投手が指名されました。

すると野球部のスタッフが飛んできて「おめでとう!」と言いながら八木投手に抱きつくんですよ。

涙ちょちょ切れる感動の一瞬でした。

 

北條史也もNPBで得た経験を三菱のチームメイトたち伝え、プロの後輩を育てることができます。

20世紀には「プロアマ規定」というヘンテコなルールがあって、プロ出身者はアマチュア球界でコーチや選手をすることができませんでした。

だけど今は違います。

ドラフト制度が正常化されて昔の巨人や中日のようにズルいことができなくなりました。

それによって徐々にプロとアマの垣根も取り払われてゆき、イチローが高校生を教えたり女子野球と試合できるようになったのです。昔はできなかったんですよ。巨人と中日がズルいことばっかしてたから。

 

NPB→社会人の道

今ではNPBを退団した選手が社会人野球に入部することが珍しくなくなりました。

カープなら梵英心がエイジェックに入団しました。船越涼太も古巣の王子に復帰しました。

独立リーグに移籍してNPB復帰を目指す選手も多いですが、私は社会人野球にも大きなメリットがあると思います。 

 

社会人野球と独立リーグの最大の違いは安定です。

元DeNAの細山田なんてソフトバンクをクビになった後、世界のトヨタ自動車に入社しています。くーー、うまいことやったのう。笑

細山田はトヨタで栗林良吏を育ててくれたので、そこには感謝しています。

 

独立リーグの選手達はおそらく大半が単年契約でしょう。詳しく知りませんけど。

そして社会人野球の選手達はおそらく終身雇用でしょう。トヨタや三菱の終身雇用。羨ましいぜ・・・

 

NPB復帰を目指すなら試合数も多く、わりとすぐに退団できそうな独立リーグがふさわしい。

ですが30歳近くなってNPBをクビになって、

「もうちょっと野球がやりたい・・・」

と考えている選手にとって社会人野球は最高の環境じゃないでしょうか。

 

詳しく知りませんが細山田も北條も野球を引退した後、会社にずっと残れると思うんです。

午前中は仕事して午後が野球。公式戦はトーナメント方式の大会にエントリーして参加できます。社会人野球にはリーグ戦などないのが普通。

なんか部活みたいで楽しいやん。

なんか部活みたいで懐かしいやん。笑

 

この先、社会人野球にもっと元プロ野球選手が増えていくかもしれない。

すると低迷する社会人野球も少しは盛り上がるかもしれない。

これから北條史也が果たす役割は案外大きいかもしれない。野球界全体のためにね。


おしまい
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ありがとうございました。

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