ほんのり漂うエースの香り・大瀬良大地

大瀬良大地が好調です。前回登板の5/25は中5日で完投勝利。
現在5連勝中で5週連続ヒーローインタビュー継続中。
もしカレンダーに「5月32日」があれば月間5勝も狙えたんですが惜しかった。大瀬良の次回登板日は6/1(金)千葉ロッテ戦です。

そんな大瀬良ですがここまで7勝2敗はハーラートップタイ。
9試合に先発し61回2/3、被安打45、四死球17、被打率.204のERA2.34。
大瀬良の今シーズンの目標は「最低170イニング」だそうですが、このペースだと25試合に先発すれば年間171イニングとなります。1試合平均は6.85イニング。
2017年の菅野智之が1試合平均7.5イニング。
2015年の前田健太で1試合平均7.1イニングです。
もうちょい頑張れるよな、大地。

ほんのちょっぴり「エースっぽさ」が出てきた今シーズンの大地。
技術的には左手を上げてストレートの角度を付けたことと、フォークボールを多めに投げ始めたことが変化したところと言われていますが本当なのか考察。

■昨年と今年の大瀬良の球種割合比較表
2017年の全球種
直球  48%
カット 24%
スラ  15%
フォーク 9%
カーブ  4%

2018年の全球種

直球  48%
カット 23%
スラ  11%
フォーク10%
カーブ  8%

あれ?
投げてる球種の割合はあまり違いがありませんでした。
カーブが増えてスライダーが減ったくらい。それもわずかな差です。
ストレートも今季最速は151km。球速だけ見るとまだ大瀬良の自己最速154kmには届きません。

うーむ、大瀬良好調の秘訣は「球種」でも「球威」でもなさそうですね。
続いて「制球力」も見ていきましょう。
BB/9は2017年が2.7個、2018年も2.7個。全く同じ。与四球の割合も変わってないです。

なのに「被打率」は.255→.204へと良化しています。
全ての球種の被打率がまんべんなく良化。
よって防御率も3.65→2.34へと1点以上も良化しています。
印象ではコントロールが良くなり、変化球も直球も低めに決まっているという印象ですが、それを裏付けるようなデータの取得は難しいです。
ここはあくまで印象論で片付けます。

そして何より今季の大地には「エースの風格」が出てきましたよね。
ジョンソンがいない、ノムスケがいない、薮田がいない、という中での相対評価かもしれませんが。

昨年0個だった完投勝利が今年は早くも2個。
これもエースの風格の大事な要素。
雰囲気が出てき始めました。

中村祐太が横浜スタジアムの試合で「完投勝利への執念」をチラ見せしましたよね。
あれから何か大瀬良や岡田明丈にも完投勝利への執念が芽生え、先発投手が7イニング以上投げる試合が増えました。昨年は7回を投げられる投手が薮田しかいませんでしたが、今年は既に祐太も岡田も九里も大瀬良も7イニング以上を経験しています。

■先発投手が7イニング以上投げた割合
大地 9試合中4試合
岡田 8試合中4試合
KJ 8試合中4試合
九里 4試合中2試合
祐太 5試合中2試合
野村 5試合中1試合
薮田 3試合中0試合
恭平 1試合中0試合
昂也 1試合中0試合
フラ 1試合中0試合

カープ45試合中先発投手が7イニング以上投げたのは17試合です。38%
これ素晴らしい数字だと思いますよ。
昨日は九里を引っ張り過ぎた感じで逆転負けを喫しましたが、先発投手を7回にチャレンジさせることはきっと将来に繋がります。
5連勝中の大瀬良を中心に野村祐輔以外の全ての先発投手は7回を投げることを目標に頑張りましょう。

今週の予想
<1>カープ交流戦4勝2敗(雨は知らんw)
<2>バティスタ→メヒアの入れ替えはない。ただしバティが打つとも言えない。
<3>丸は苦しむ
<4>野間は本物
<5>西川龍馬のことはよくわかりません。打つのか打たないのか。苦笑
守備を見ているとキレがいいので体調は良さそうです。交流戦の大爆発があるかもしれません。
<6>坂倉を試合に出せ!!←予想じゃない

今日もすみません。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感