先発ローテ候補が2枚増えた

今日は来年の先発ローテについて語ります。

巨人や日本ハムは早くも来年の開幕投手を公言していますが

アホちゃうんか

と思いますね。

戸郷翔征も伊藤大海もチームの中では絶対的な存在なのかもしらんが、ハナから競争しない宣言はちょっとアホっぽいと思います。

カープは来季も先発4本柱が健在。そこに常廣羽也斗トーマス=ハッチが加わります。全員が開幕投手候補だよ。

ところで強力なローテが完成するのはいいんだが、俺の森翔平はどうなっちゃうんだよ?

 

常廣とハッチのピッチング

カープの開幕ローテは順当に行けば4本柱+ハッチ常廣。

まだ西川龍馬の人的補償と現役ドラフトが残されていますが、まあこの6人が競争の中心。

常廣はまっすぐとフォーク中心の投手。カープには珍しくフォークでカウントを整えるタイプ。永川以来か。

ハッチはYoutubeでちらっと見ただけですが、カット、スライダー、チェンジアップが武器みたい。カットボールが一番の武器だそうですがチェンジアップもおもしろい。「来ない系」のチェンジアップで右バッターにも平気で投げてます。ハッチも相当計算できそうなピッチャーですね。クイックやフィールディングはまだ何もわかりません。

 

常廣はプロの一軍でも相当通用すると思います。

10勝とは言わないが一軍で20試合先発できる体力はありそう。そうすれば7~8勝が見込め、何もかも全てが上手く回れば「10勝5敗」とかもあり得る数字です。

ハッチについても「ボールの勢い」は間違いありません。後はクイックだとかクセだとかに大きな問題がなければこちらも計算できそう。後はコンディション次第。ハッチはキャンプで見ないとまだわかりません。

 

もう一人の長身左腕テイラー=ハーンは先発もリリーフも両方できる便利な左腕。戸根千明の上位互換と思えばいいのかな?

ただカープの先発の豊富さとリリーフ左腕の弱さを考えると、ハーンには左のセットアッパーを担当してもらうのがベストでしょうね。

 

8人ローテーション

少し気が早いですが来季の開幕ローテを仮に

大瀬良、九里、床田、森下、ハッチ、常廣

の6人と仮定しましょう。

なかなか多彩で壮観ですね。

カード頭を4本柱やハッチが投げて、常廣が2戦目や3戦目で貯金を荒稼ぎ・・・すると常廣新人王???

大いに考えられる未来です。笑

大瀬良の手術が成功して、ハッチも本物だった場合、カープの先発ローテは今年以上に強力なものになりそうです。

 

カープ球団が常廣とハッチを補強したことによって、序列の下がった先発投手が森翔平、遠藤淳志、玉村昇悟、黒原拓未。

野村祐輔はアクシデントに備える役割なので序列に変化はありません。ベテラン枠は別枠で重要な枠。

レギュラー枠を争う選手が2人増えたのです。それが常廣とハッチ。

 

私が11月のドラフト会議前に「常廣は要らん」と騒いでいたことをご記憶でしょうか? ※参考記事

なぜ常廣が要らないのかというと、遠藤や黒原が押し出されるからです。

近代プロ野球では6人のローテで1年間回ることが難しく、2連覇のヤクルトも今年の阪神も8~9人でうまく休ませながらローテを守りました。

セリーグMVPの村上頌樹投手。彼、開幕ローテに入りながら今季先発登板数は21です。大竹も伊藤も21。21がチーム最多。

 

■阪神 2023先発登板数

村上21、伊藤21、大竹21、

青柳18、西18、才木18、

西11、ビーズリー6、他9 

先発7番手の西純矢が11試合に先発しています。8番手のビーズリーが6試合。

少なく感じるかもしれませんが「6枚揃ってるチーム」にしては7枚目の登板数は多いと思います。

才木が途中離脱した穴をビーズリーが埋め、不調の青柳の穴を西純矢が埋め、阪神はうまく1年間を乗り切ったなという印象です。

 

一方カープ。

■広島 2023先発登板数 

九里26、大瀬良23、床田23、森下20

森10、玉村9、遠藤8、コルニエル8

野村6、アンダーソン6、他4

九里以外の3人は「大事を取って」登録抹消されることが何度かありました。九里は無し。

カープも先発8~9人でまあまあバラけているように見えますが、九里の26は一人突出しています。大丈夫か?負担が大きくないか? まあいいか、九里だから。

来年のカープも20~24試合×6人て感じになるのかな。公式戦は143試合。仮に20×6人の場合で120試合は埋まっちゃいます。残り23試合を4~5人で埋める感じ。 

 

どうなる遠藤?

森翔平の台頭と常廣羽也斗の入団によって、私の高橋昂也は完全に一軍先発から弾かれてしまいました。

昂也君が現役ドラフト後もカープに残れるようだと、二軍で先発しながら一軍の敗戦処理要員を目指す感じになるのかな。

江夏豊のようにリリーフで華麗に復活・・・とは少し考えにくい。二軍も試合をしないといけないから昂也君をリリーフ専門に回すのは難しい。

ルーキーの高太一がリリーフ専門なら、昂也君はますます先発リリーフ「両にらみ」の必要性が増します。中村祐太とともに便利屋として生きてゆく。

 

先発一本で常廣とハッチに挑戦するのが森、遠藤、玉村の3人。黒原も入ってくるかもしれない。小林と斎藤もいる。

遠藤と黒原は来年で25歳になります。

言いたかないが、ほんのりと

がけっぷち

であります。

 

大卒3年目の黒原もそうですが、高卒7年目の遠藤もそろそろがけっぷち。

契約更改では100万円ダウンの2500万円で更改。

常廣獲得の影響をまともに受けるのが遠藤、黒原、高橋昂也です。だから常廣を獲るなと言ったんですよ。昂也君がクビになるからです。

 

まあしかし素人の皆さんがお考えになる通り、カープの競争は激化します。

今年4勝の森が先発7番手。昨年4勝の遠藤が8~9番手です。そりゃチームは強くなるでしょうね。

手術明けの大瀬良が来年どうなるかまだわかりませんけど、元気なようだと遠藤は苦しい。森に勝ってもまだ7番手。

あと私は2年目の河野佳にもブレイクの予感を感じていて、先発ローテのダークホースと見ています。

どうする遠藤? 

だから常廣を獲るなって言ったんですよ。笑

 

常廣もハッチも当たりっぽいので、遠藤と黒原にはたいへん厳しいキャンプになります。

ほんのわずかなチャンスを逃したら、今年は一軍で先発することができないかもしれませんねえ・・・


おしまい
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ありがとうございました。

-がけっぷち