2019ドラフト会議から一夜明けました。
球団と佐々岡監督は森下に背番号18を提示するそうな。
マエケンにはメジャーで引退してもらいたいと思っていますが、それでもヤツは黒田博樹を見ているんですよね。
そして黒田博樹と一緒に1年間広島でプレーもしています。帰ってくるぞ、40歳の前田健太が。2028年に。
来年の新人王候補
森下暢仁が前田健太より下だという保証はありません。
前田健太を超えても良いわけです。
でも私は森下18番に反対です。11番でいいじゃん。
18と20はカープの中で特別に重い背番号です。黄金ルーキーに渡すのも悪かないけど、アドゥワや遠藤も狙ってるんですよ。年は上だけど森下にいきなり渡して大丈夫なのかな・・・
確かに森下は来年の新人王候補の最右翼。
対抗馬は4年目の高橋昂也か。10勝を求める。
遠藤淳志(3年目)にはもう資格がありません。今年投げ過ぎちゃいました。42イニング。
宇草君もシンデレラボーイになれるか?
実は島内颯太郎(2年目)、山口翔(3年目)、ケムナ誠(3年目)にもまだ資格が残っています。来年ブレイクしても良いんだぜ・・・
カープの歴代新人王
カープの歴代新人王の成績。投手編。
1995年 山内泰幸 ERA3.03 14勝10敗
1997年 沢崎俊和 ERA3.74 12勝8敗
1985年 川端 順 ERA2.78 11勝7敗7S
1982年 津田恒美 ERA3.88 11勝6敗
1986年 長冨浩志 ERA3.02 10勝2敗2S
2014年 大瀬良大地 ERA4.05 10勝8敗
2012年 野村祐輔 ERA1.98 9勝11敗
※バッターでは梵と小早川。
あれ?カープの新人王って9人しかいないのか?意外と少ないな。
佐々岡真司(13勝17S)と小林幹英(9勝18S)にも新人王をあげましょう。
カープの近年の新人最多勝は山内泰幸の14勝です。昔の記録は知りません。権藤博の35勝19敗とか知りません。
森下と高橋昂也には「山内の14勝」を超えてもらいたい。遠藤淳志にも超えてもらいたい。
野茂が18勝で上原が20勝
野茂は新人時代に18勝。松坂16勝。清原31号。
んで上原浩治が20勝4敗。1999年。
これはさすがに厳しいか。常識ならば・・・
1999年の上原は25試合に先発して12完投。20勝4敗です。責任投手率が96%。そんなことあります? 197回を投げて防御率2.09。
防御率1.27で24勝0敗の田中将大でさえ責任投手率は89%。上原の96%は実力なのか幸運なのか・・・
まあ森下にできないと決まったわけではありません。20勝。
プロの打者が知らない投手ならばこういう奇跡もあり得ないとは言い切れません。
実は1年目の上原浩治はまだフォークボールを投げていませんでした。150kmのストレートとスライダーが投球の9割。フォークとカーブはちょろっと。
ルーキー上原のピッチングスタイルはインコース高めのストレートが印象的でした。ここに150kmをバンバン投げ込む。
特に左打者に強かったイメージです。ペタジーニにもガンガン内角を攻めていました。
ちなみにこの年の巨人の開幕投手はバルビーノ=ガルベス。なぜかホームランを4発打ってます。
阿波野と西崎は15勝
佐々岡vs与田とか、高橋由伸vs川上憲伸vs坪井智哉vs小林幹英とか、村上宗隆vs近本光司とか。
激しすぎた新人王争いの中でも、私が最も印象的だったのが1987年のパリーグ。阿波野秀幸vs西崎幸広です。
Bu阿波野秀幸は32試合に登板。249回2/3。15勝12敗。22完投。防御率2.88。奪三振201。
F西崎幸広は30試合に登板。221回1/3。15勝7敗。16完投。防御率2.89。奪三振176。
新人王は僅差で阿波野。西崎は特別賞。
好成績をあげながら惜しくも「新人王の次点」になった選手に贈られる特別賞の初代がこの西崎幸広。
1987年の見事すぎる西崎に何か賞をあげましょうってことが特別賞のルーツなのです。
2019年は間違いなくT近本かS村上のどちらかが特別賞をもらうでしょう。
森下暢仁への期待値
とにかく!
2020年の森下には阿波野&西崎級の15勝を期待したい。200イニングは求めない。
近年の先発投手は中6日で25試合。平均6イニングでようやく規定投球回数ギリギリクリア。
ハッキリ言って近代の先発投手が200イニングを投げるのは至難の業であります。なので15勝も非常に困難。
でもできないと決まったわけではないですよね。
背番号の前に森下の勝ち星の話をしなさい、佐々岡。
未来のエース高橋昂也も2019年に10勝して2020年に最多勝を獲る計算でした。こやまるにも15勝を期待したい。
3年目の遠藤淳志にも大いに期待している。
去年の今頃は「こぞの・・・かいと・・・」とつぶやきながら毎日ニタニタしていましたが、今の私は「えんどう・・・あつし・・・」とつぶやきながらニタニタする毎日です。
森下暢仁、高橋昂也、遠藤淳志。
「この3人で45勝!」とか言うとどこかの安仁屋さんみたいなので、控えめで現実的に3人で25~30勝を期待したい。
誰か一人が12勝。あとの二人が8勝、5勝とか。
誰か一人の最右翼は森下暢仁ですよ。3人の中で最年長22歳。こやまる21歳。遠藤20歳。
楽しみだなあ。「相手に知られてない投手」ってのはたまーにとんでもない記録を残すことがあるんですよね。楽しみだあ。ニタニタ、ニタニタ・・・