本日のテーマ
・投手への代打の出し方
・DeNA松尾汐恩の守備
・佐藤啓介のごはん
投手への代打の出し方
2026.6.30(火)
DeNA 4-7 広島 新潟
DeNAは抑えが弱い。テレビのアナウンサーにも再三指摘され、解説の三浦大輔もぐうの音も出ない感じでした。
それなのに相川監督は東克樹を6回83球で降ろしました。
私はDeNAの事情を知りませんが、東が中5日で83球しか投げられないなら、普通に中7日で横浜で120球投げられる方が嫌でした。
「チャンスで打順が回ったから仕方ない!」
はい、ブー。完全にブー。
6回裏3対2、1死2塁。打者8番宮下、投手遠藤。
ここでネクストに筒香を立たせることは良い。セオリー通りです。
ただここで東克樹は打席の準備をしていませんでした。これはいけません。ハッキリ言って相川の 怠慢采配 です。
東の交代が決定事項でも、東に肘当てとヘルメットぐらいかぶらせておくべきでした。そんなことで疲れるプロ野球選手はいませんよ。
カープでは滅多に見ませんが、たまにプロ野球で見ることがあります。それは8番バッターがアウトになってもヒットを打っても 9番の代打を変えないこと です。
これは横着だよ。まるでパリーグのDHの野球のようだよ。
どういうことかと言うと、状況をもう一度思い出してください。
6回裏でDeNAは1点リードしてます。しかも1死2塁。もう1点取って2点差にしたい、という場面。
9番東のところで代打筒香を準備をさせるのは良い。
だがもし8番の宮下が ツーランHR を打ったらどうする? 5対2となり1死無走者だよ。
私なら東を打席に立たせたい。球数も86球だからね。
東は前回登板が水曜日でした。んで今日火曜日で中5日でした。
東は前回93球で降板しているから余力はあったと思います。もし93球しか投げられないコンディションなら中5日で先発させちゃダメだと思います。
とにかく打者宮下の時点でカープのベンチは
「おお!東はこの回で交代するのか、助かったぜ!」
と思いました。だって新井はスケベですから。
中川虎大とレイノルズは力のあるボールでカープをゼロに抑えましたが、9回の山崎康晃と緊急登板の伊勢大夢はカープ打線に掴まりました。結果論じゃないと思います。
山崎が確実に打たれるわけでもありませんが、エース東を6回80球で降ろして残り3イニングを継投勝負すれば1点差をひっくり返される確率はアップすると私は思います。いかがでしょうか?
DeNA松尾汐恩の守備
この日は5番キャッチャー松尾汐恩でした。凄いね。坂倉みたいだね。
松尾汐恩は内田湘大と同じ22歳。高卒4年目。今週誕生日。
43試合、打率.260、1本塁打、6打点の打撃は立派です。
数字も立派ですが打球が力強いです。成績より打席の方が怖いです。
課題はやはり守備ですね。肩は強いですがキャッチングはまだまだです。若いんだから当然です。
2死13塁で2塁へ投げたこともチームの決まり事なら仕方ありません。松尾個人の咄嗟の判断ではないでしょう。
ただDeNAはライナーバックがいつもできてないし、松尾個人の咄嗟の判断だった可能性も捨てきれません。こういうとこがDeNAの弱いとこです。
そして注目したのが投手のリードです。
東といえば山本祐大との名コンビで知られていましたが、山本祐大は5月12日にソフトバンクへトレードされました。
DeNAはその時点で貯金1でした。優勝目指してカンフル剤を注射したつもりが、そこから真っ逆さまに転落。借金15。勝率.391
ここに伝説の「プロ野球・3バカトリオ」が結成されました。中日・DeNA・広島のことですよ。
弱いチームの共通点はポジコロです。正捕手をポジコロしたのはマズかった。
山本祐大の配球も別に大したことありませんでしたが、祐大にあって松尾に足りないものは 投手とのコミュニケーション じゃないですかね。
松尾は大きく構えたり、小さく構えたり、身振り手振りで一生懸命東を鼓舞しましたが、呼吸が合ってる感じはしませんでした。
4回表3対2、2死2塁。打者モンテロ、投手東。
ここで東はカウント0-2からモンテロに低めチェンジアップを投げました。
松尾の構えは外角外低めでした。当然です。カウントは2ストライク。1塁も空いている。次打者は石原。
松尾は何も間違っていません。ちゃんとボール球を要求しました。
だが東は失投しました。こんなの普通はキャッチャーのせいじゃありません。東はルーキーじゃないんだからね。
だが山本祐大や坂倉将吾ならここで確実に 違うリード をしましたよ。
まあ祐大のことはよく知らんが、坂倉なら絶対に外角低めチェンジアップは要求しない。
なぜならここまで2球外角低めのチェンジアップで追い込んでいたからです。正確にはチェンジアップ→ツーシームで2ストライク。モンテロは2球ともボール球を振りました。
ここで外角低めにもう1球チェンジアップで誘いたい。ボール球を振らせたいという気持ちはわかる。
だがハッキリ言ってそれは スケベ なのだ。ス・ケ・ベ。
「なんでだ?セオリー通りじゃないか」
データとゲームならセオリー通りです。だがマウンドに立っているのは人間なのですよ。投手には「感情」があるのですよ。
いいですか。耳をかっぽじってよく聞いてくださいよ。
東と松尾の考える「モンテロの抑え方」にズレがあったと私は思います。じゃないと、0-2からストライクなんか投げないよ。
「だからあれは東の失投だ!」
あのな、エースと呼ばれる投手はカウント0-2で失投はしません。カウント2-0でコースを狙えば失投することはあります。人間ですからね。
例えば阪神の森下とか佐藤輝明がこういう場面で打席に立つと、あいつらはボール球を振りません。だから東の2球はカウント2-0になります。するとどうなるか?
東は考えます。
「佐藤を歩かせて大山勝負か?」
東は迷います。カウントはボールツー。
ここで中途半端にコースを狙って佐藤にドカン。毎日見る光景でしょうが。
スケベなリードは捕手の仕事を全うしていません。
松尾は若いからまだまだできなくていいんですけど、モンテロの場面はボールを2球振ってくれてカウント0-2です。もっと露骨にボールでいいと、それこそ大げさに身振り手振りをする場面でした。
東が投げたのは確かに低めのボールのチェンジアップでした。だがモンティはそこが得意なんですよ。
痛烈なレフト前ヒットだったから2塁走者坂倉は本塁タッチアウトでスリーアウトチェンジでしたが、同点を防ぐファインプレイと松尾のリードの話は別です。
あそこはどうすべきだったか。
まずモンテロと勝負かどうかをハッキリ決めないといけませんでした。
そしてそれを決めるタイミングは「いつ」でしょうか?実はここが重要です。
どのタイミングで投手と捕手は意思疎通を図るのか?
ズバリ言ってそれは
普段の練習
であります。
試合中に何度も何度もマウンドで意思疎通する時間はありませんので、普段からどういう場面で勝負する、どういう場面で勝負しないのかを決めておかなくてはいけません。
バッテリー間の決めごとを、文章でわかりやすく整理しておけと言ってるんじゃありません。
「あのバッター、低めのボール球をよく振るよね」
とか
「あいつ、クイックで投げると差されるよね」
とか、そのレベルの話でいいんですよ。
モンテロ対策は「低めのボール球をよく振るよね」ってレベルでいいんですよ。
試合前ミーティングでやってると言っても、モンテロは毎日出てる主力じゃないので、東の頭にゃ入ってませんよ。試合になりゃ忘れますよ。
日々を忙しく過ごしているエースピッチャーとキャッチャーの意思疎通は非常に難しい。ましてや21歳の松尾ならなおさら難しい。
自分も忙しい普段の日常生活の中で、隙あらば投手に駆け寄って声をかけて野球の話をするのが「できる捕手」であり、私は現役捕手では広島坂倉、ヤクルト古賀、ロッテ佐藤都志也の3人にこのセンスを感じています。※参考記事
阪神坂本もまあまあやってるだろうけど、あいつの場合は味方投手とのコミュニケーションより、相手打者の考えを見抜くことでリードしてる感じです。
長くなってごめんなさいね。それほどカウント0-2からモンテロにストライクを投げてはいけないということです。
だって実際、あなたも忘れていたでしょ。
モンティが打った時、嬉しかったでしょ。正直に言うてみ?
私はモンティが打った瞬間、
「げ、アホやこいつら。モンティにストライク投げよった!」
と思いました。ホントですよ。
佐藤啓介のヒーローインタビュー
代打佐藤啓介の初球タイムリーが決勝打。
私はあの場面ファビアンだと思いましたが、新井は啓介を出しました。
啓介は私のyoutubeのファームレポートでも2回くらいMVPに選出されています。啓介の長所はボール球を振らずにストライクを振るところです。
ただし一軍ではなかなかそれをさせてもらえません。甘い球は滅多に来ません。
昨日は満塁で代打に立てたのが良かった。押し出し四球の次の球だったもんね。
佐藤はヒーローインタビューでニッコニコ。初のお立ち台に嬉しそうでしたねえ。当然ですよね。
そんな中、リッピサービスで
「月がキレイ」
「美しい球場」
「サトウのごはんが美味しい」
みたいなことを言ってましたが、最後のはどうせまたキクが考えたに決まってます。
羽月はルーペで佐藤はごはん。どうせキクの考えそうなことですよ。