2024.11.15(金)
紅組 7-4 白組 天福
11月にカープの試合が見られるのは嬉しいんだけど、ちょっと多過ぎる。
試合でしか得られない感覚は確かにあるけど、もう11月だからね。
オフは各自が自主練で自分の長所短所と向き合う時期。まあ来年どうなりますかね。
野手陣
文句を言いながら紅白戦は全部見ました。
矢野雅哉。3打数0安打2四球。
あまり本気で打つ気はない様子。球をよく見て次に繋ぐ意識だけで打ってる。
気になるのは矢野の守備。私が見る限り、矢野は秋季キャンプでショートしか守っていません。
来年も矢野はショート1本なのか? それとも二塁や外野はいつでも楽勝で守れるのか?
佐藤啓介の打撃を見ていると、小園と佐藤の二遊間も魅力的で破壊力ありそうだなと感じています。
モイセス=ラミレス。2打数1安打1本塁打1四球。
玉村昇悟から目の覚めるようなホームラン。動画をどうぞ。
カープファンと審判、紅組も白組も含めて球場にいた全員が打った瞬間ホームランを確信しました。
こんな打球を見るのは鈴木誠也以来です。魅力あります。
「まあ滅多にバットに当たらないだろうけど」
とは思うんですが、この日打った相手は玉村昇悟です。
ラミレスが一軍のローテ投手からたまにホームランを打ってくれるなら、十分支配下で十分一軍に置く価値がありそうです。
メヒア。4打数1安打。
この日はDHで出場。左打席でセンター前ヒット。
左打席はキレイなスイングをします。振り抜きも良い。
右打席も悪くありません。昔からいた「いかにも右利きの選手がスイッチになりました」みたいな正当派スイッチヒッターです。
誰に似ているかと言われると打ち方は山崎隆造で、プレーしてる雰囲気は木村拓也っぽい。ニコニコしてる。
前の紅白戦か練習試合ではセカンドを守ってましたが、まあまあ普通に守れてました。育成契約してもいいと思います。
高木翔斗。3打数1安打1打点。
玉村が5番ラミレスにホームランを打たれる直前、4番仲田侑仁を四球で歩かせたのが捕手の高木でした。
高木と玉村はインコースまっすぐ2球で仲田を追い込みますが、その後、高木が全球インコースを要求して玉村が投げ切れず四球。
カウント0-2からの四球ももったいないが、仲田にインコース連投はかなりもったいない。
自分に酔ってるわけではないんでしょうが、ラミレスにもインコース真っすぐを2球続けてツーランホームラン。
高木翔斗は顔がいつもにこやかなので、カープファンから誤解を招かれかねない。打たれても悔しくないとか、一生懸命やってないとか、ヘラヘラ笑いながらやってると思われそう。
中村奨成の2盗も刺してほしかったぜ、翔斗よ。
清水叶人。3打数1安打1打点。
石原に代わり途中からマスクをかぶりました。
高と遠藤をリードして、2回無失点。
まあこちらは高と遠藤の力でしょうが、高と遠藤は素晴らしいタマを投げていました。高はまっすぐが、遠藤はカーブとチェンジアップがキレキレでした。
清水はそれを見抜いたのかいないのかわかりませんが、良いリードで2イニングをほぼ6者凡退。高の立ち上がりに持丸に1個死球をぶつけただけで、後続は6人中4人が三振です。
投手陣
常廣羽也斗。3回3安打2失点。
普段通りの常廣という感じ。いいタマと悪いタマが1試合の中で両方あります。
いいタマは惚れ惚れするんですけど、なんかあまり続かない。そこらへんが課題ですかね。アマチュアは甘い球を見逃しても、プロは見逃してくれません。
デロスサントス。1回1安打1失点。
メジャーリーグで敗戦処理に出てくる小柄な投手って雰囲気でした。良く言えば阪神のゲラっぽい。
カットボールのように小さく曲がるスライダーと小さく落ちるチェンジアップが良い。どちらもカウント球にもなり、決め球にもなる。
まっすぐも145kmくらい出てたように見えました。クイックも悪くありません。
春のキャンプでも見てみたいです。いきなり支配下契約もありそうな面白い投手でした。
オルティス0/3回3失点。ブリトー1回0失点。
オルティスは映像ナシ。3四球でイニング途中にブリトーへ交代。
ブリトーはツーシームと動くストレートに特徴があり、カーブ(スライダー?)もタテに落ちて面白い投手。球速は140kmそこそこ。
ただしコントロールは甘々でした。スパイクも「なんかもっといいの無いのかよ」ってくらい薄いのを履いてました。あれじゃ盗塁用ですよ。
無死満塁のピンチを1失点で切り抜けたと言っても、それはカープの打ち損じ。
特にゲッツーを打った林晃汰。ド真ん中のタマをライト線にファールして、次のド真ん中をゲッツー。2球とも絶好の満塁ホームランダマでした。ドアホか。
まあ、それがブリトーの持ち味なのかもしれないが。コースは甘々でした。
高太一。1回0安打0失点。
9月頃から高が凄いストレートを投げ始めました。確かに右打者へのインコースまっすぐは目を見張るものがあります。
ただし常廣と同じでまだそれが続かない。このオフで頑張ってほしい。
今、湯布院で塹江と黒原が温泉に浸かっているそうですが、黒原は無理でも塹江には勝てるかもしれないぞ。
ったく、アドゥワは何をさせても面白いぜ。
遠藤淳志。1回0安打0失点。
三者連続三振。相手は私が推してる実力者、内田、田村、貴浩の3人なのでこれは値打ちがある。
まっすぐもパワフルでしたが、カーブのキレに驚いた。遠藤が先発で投げ始めた頃はこのカーブでよくストライクを稼げていました。昨日は田村からファールでカウントを稼ぎました。
チェンジアップもフォークのように鋭く落ちるのと、遅く来ないチェンジアップがありました。
投げ分けてるのか、たまたまなのかわかりませんが、2種類あるのは効果的でした。
黒田が「5割の力で投げろ」と言ったとか、新井が熱血指導したからラミレスがホームラン打ったとか、そういう単純な話でもないと思うんですが、昨日の遠藤は確かに脱力できていました。
現役ドラフトでよそに取られちゃうかもしれませんが、先発投手の少ないチームに行った方が遠藤のためになるかもしれないな、とも感じています。
この試合中に笘篠が「九里の抜けた穴」という言葉を用いましたが、私は穴なんか1ミリも感じませんね。
九里の150イニングは若手へのチャンスです。遠藤や森もそうですが、滝田と常廣にも期待しています。斉藤はもう1年かかるかな。
小園と坂倉
2024.11.15(金)
日本 6-3 韓国 台北D
最後にチラッとプレミア話。
全部は見てないです。8時にテレビつけたらまだ2回表。台湾と日本は1時間の時差があります。
私が見たのはちょうど坂倉が先制点を取られる場面でした。
坂倉の配球はフォークがボール、フォークがボールで、3球目ストレート。「そりゃ打たれるよ」って配球でした。
この場面以外でも坂倉はベンチのほうをしょっちゅう見ていて、自信なさげでした。
ただし初戦のオーストラリア戦でも、昨日の韓国戦でも坂倉は9回裏の最後まで守備に就かせてもらっていました。
「守備に就かせてもらった」と書くと坂倉の場合、誤解を招きそうなのでハッキリ書きましょう。
坂倉は2試合とも1回から9回まで一人で全部マスクをかぶったという意味です。マスクをかぶったを誤解するヤツはいません。
まあ控え捕手も若い古賀と佐藤なので、途中で代える意味もありませんが、坂倉に「抑え捕手」を出したがる監督が昔は大勢いたので私はビクビクしているのです。
昨日はわりと接戦でしたし、この試合でも最後までキャッチャーやらせてもらえたら、胴上げ の時にも坂倉がマスクをかぶることができそうです。
胴上げ捕手、坂倉。
ワクワクするぜ。
小園海斗。5打数2安打。
連日の大活躍。去年はアホの門脇にMVPを取られたので、今年は取り返すぜ。
去年もサヨナラヒット1本打っただけなんですよね、アホの門脇は。※参考記事
イカン。思い出したらまた腹が立ってきた。メラメラメラメラ…
小園は高校2年生から全日本。国際経験はたいへん豊富なのです。
いよいよ小園海斗がMVPか。おいおい、ワクワクさせるなよ。ったく。