栗林良吏が右ひじの手術をしました。
群馬県にあるカープ行きつけの病院で、アドゥワも大瀬良も森下もここで手術をしました。床田寛樹も高橋昂也もここだったような気がする。
栗林は開幕に間に合う見込みだそうですが、私は今年の夏ごろから9回を栗林一人に任せるのは負担が大きいと感じていました。
ダブルストッパー
カープって昔からダブルストッパーが苦手で、だいたいいつも抑えは一人でした。
1980年が一番ダブルストッパーでしたかね。江夏豊と大野豊。
1991年も津田と大野で開幕しましたが、津田が開幕戦でいきなりKOされて大野一人になりました。
何度もダブルストッパーというスローガンを掲げる割に、マジメなカープは結局9回を一人の男に託そうとします。
ベイルと永川もそうでしたし、紀藤と津田もそうでした。
なんとなく「抑えは一人」というのが決まっていました。
来年の9回も栗林良吏で全く問題ないのですが、栗林も人間なので4年もクローザーやってりゃ疲れもある。
もう一人9回を投げる男を作った方がいいんじゃないかとブログに書こうと思っていたら、栗林手術のニュースが流れてしまいました。
栗林の3連投を避ける時、9回を投げるのは誰なのか?
矢崎拓也にも経験があるし、島内ハーンもいる。今シーズンの栗林がピンチの時には「森浦を出せ!」と思ったことが何度もあります。慌てなくもカープの人材は豊富です。
私はあえてここに 黒原拓未 を加えても面白いと思っています。カープの勝ちパターンに黒原拓未。
先発適性も高いんですが、先発には森と玉村と常廣がいる。滝田君も先発。
黒原には「抑え」を担当してもらう方がいいんじゃないか。
チーム事情
黒原は確か「先発をやりたい」と言ってた気がします。
小園も確か「日本一のショート」と言っていました。
小園の件はドラフトの後に構想を練るとして、黒原のことは秋季キャンプの今からハッキリさせておいた方がいいんじゃないか。
黒原は栗林と並ぶ9回の男。これを担当してもらいましょう。
8回はハーンと島内。7回は益田と森浦。矢崎もいる。
高橋昂也にもリリーフで輝いてほしい。塹江は左殺し。
「先発調整をしていればリリーフ転向はいつでもできる」という話もよく耳にしますが、どうも私にはそれが昭和感覚に聞こえて仕方がありません。このセリフをよく口にしていたのは投手コーチ時代の佐々岡真司と巨人監督の原辰徳です。
今のうちから黒原に来年は抑えだと、しかも栗林と同列のダブルクローザーだと伝えておいた方がいいんじゃないか。
現状ではおそらく
「どちらでも行けるように準備しておいてくれ」
とか中途半端な指示を出してると思われます。中途半端に終わらなきゃいいけど。
適性
黒原は今季53試合に登板して防御率2.11。奪三振率10.11。セリーグの新人王は巨人船迫か広島黒原かと言われている。
先発も十分できますが、先発は中6日で6イニング投げるのが仕事。黒原の「1週間6イニング」はちともったいないような気がするんですよ。
先発なら10点差でも「1週間6イニング」です。
ですがクローザーなら「いつも1点差で1イニング」です。
クローザーは1週間で2~3イニングですが、私は1点差で黒原を使いたい。
なんで黒原が抑えに向いてると考えるかというと第一はコントロールが良いからです。事故が少ないと思うのです。
奪三振率も今年は10を超えていますが、私はそこはたいして重要視していなくて、四球を出さないヤツの方が抑え向きだと思います。
黒原は9回1点差でストライク先行の投球ができるピッチャーだと思います。
背番号
あと背番号24の左腕ということでどうしても抑え投手に見えちゃうんですよね。
大野豊は先発でもリリーフでも大車輪でした。150勝150セーブ。
だが私には「抑え大野」のイメージが強い。出始めがそうだったからかもしれないが。
黒原もどっちもできると思いますが、どっちかに決めてあげるならリリーフでどうか?
あとは高橋昂也ですね。
彼の背番号は34。川口和久。
バリバリ先発の背番号ですが、昂也君が先発ローテで1年間回ることはもはやイメージできません。
だから昂也君もリリーフ1本で勝負しよう。もうしてるか。今年は二軍でも一軍でも全部リリーフ登板でしたか。
実は川口和久は巨人移籍後に抑えをやって胴上げ投手になってます。
大野と川口。
黒原と昂也。
みんな胴上げ投手になっちゃろうやあ。