今日は5月3日。憲法記念日でゴールデンウィークのど真ん中。
今日から3日間はセ界の中心でコイが叫ぶ季節です。
巨人のくせに鯉のぼりを上げるんじゃねえぞ。
5月のかしわ餅は葉っぱを食べちゃいけません。葉っぱと一緒に食べるのは3月の桜餅。
柿の葉寿司は一年中食べられますが、元々の旬は8~9月です。柿の葉っぱが一番青い時が一番美味しいです。
野球の旬
ドーム球場の人たちに季節を語っても仕方ありませんね。
一年中同じ気温で同じ湿度。無風だし昼も夜もありません。
それが快適?ドーム球場はコンビニです。24時間ずっとCO2をまき散らしゴミを大量生産する貧しい文化です。
「野球の旬は真夏のナイターだ!ビールだ、枝豆だ!」っておっしゃる方もいるかもしれないが、私に言わせりゃ野球の旬はゴールデンウィークです。初夏のデーゲームでバーベキューテラスが最高です。野球は青空の下でやるものだからです。
仕方ないのでいちおう巨人も原辰徳もマツダスタジアムの中に入れてやる。
青い空と緑の芝生も見せてやる。感謝するがいい。
だが、試合に勝つことは許可しません。
赤星優志投手
巨人の先発はルーキーの赤星優志君。
ここまで5試合に先発して2勝1敗。
東京ドームで3試合に先発して1勝1敗。防御率1.80。
ビジターでは2試合に先発して1勝0敗。防御率7.00。前回ナゴドで6失点したから数字が跳ね上がりました。
実は私はこの子とドラフト2位の山田龍聖投手のことを非常に高評価しておりまして、将来はきっといい投手になるんじゃないかと思っております。
だが今はまだピッチングが幼い。攻略することは十分可能。
彼の長所はコントロールと言われていますが、そんなこと言ったらうちの野村祐輔はもっとコントロールがいいです。12球団でもトップレベルでしょう。だが勝てない。なぜか?
球威がない?
ブーです。完全にハズレ。
オリックスの星野伸之はmax128kmで通算176勝です。球威がなくても勝つ人は勝てます。
ノムスケと赤星君に足りないものは「追い込んでから投げる球が無い」だと私は見ています。
決め球というのは球種だけの問題ではなくて、こう追い込んでこう仕留めるという組み立ての問題でもあるのです。佐々木朗希みたいに「わかってても打てない球」を持ってる投手は別として、一般ピープルはキャッチャーと一緒に投球を組み立てて、打者を打ち取るものです。
私の理論では初球からコーナーギリギリを攻めるピッチングはツーストライクを取った後で困るんですよ。投げる球が無いからです。
私がいつもアツのリードを批判し、ノムスケのピッチングを批判するのは初球にいいタマを投げすぎるからです。決め球を一番最初に見せちゃいけないのです。
巨人でこれをやってるのがルーキーの赤星君なんですよ。
走者なしの時は足をゆっくり上げて、コーナーを狙って投げてますが、3球も4球もビタビタが続くほどのコマンドはありません。1打席に1球は甘い球が来る。カープ打線がそれを仕留められるかどうかです。
私はダイジェスト映像しか見てないのですが、セットポジションになると普通のルーキーなら制球も甘くなるものです。初回の先頭打者が出塁できればあんがい早い回でノックアウトできるんじゃないでしょうか。
もしも中日戦での松葉や柳のようにとどめを刺せずのらりくらり行かれるようだと、今日も終盤のリリーフ勝負になるでしょう。
カープは本日、おそらくニック=ターリーを一軍昇格させます。玉ちゃんを抹消したのでね。
勝負どころで丸にぶつけてもおもしろいですが、最近のカープは新戦力をそういうふうには使いません。まずは慣らし運転してからでしょうね。昔は開幕投手の大野豊に代えてルーキーの小林幹英を出したりしてましたけどね。
私はターリーからプンプンと「キワモノ臭」がするので、いきなり勝負どころで出してもおもしろいと思います。こっちもわからないし相手もわからない。丸はついて来るかもしれないが吉川尚輝ならボール球を振ってくれそうな気がします。
アダム=ウォーカー
今日は機嫌がいいので、もう一人巨人の選手を分析します。
それはアダム=ウォーカーです。30歳。意外とオヤジ。
前回の対戦では遠藤淳志の「ボールからボールになるチェンジアップ」をレフト上段に運ばれました。
こんときゃまだ、
「フン。手の伸びるところに当たれば飛ぶタイプか。なら村上宗隆のようにインコース投げときゃ大丈夫だろう」
と思っていました。
ところがですね、先週の火曜日、九里亜蓮の試合が雨天中止になったため、DeNA巨人戦を見ていたら、ウォーカーがものすごく上手なインコース打ちを披露したんですよ。
その動画がこちらです。
投手の投げた球も逆球で球威もないとはいえ、いちおうウォーカーは腕をたたんで打つこともできるようです。ポランコは内角を一切打てませんからね。
ウォーカーは腕が長く外角球を長打できるし、内角もそこそこ捌けます。インハイの150kmは打てないでしょうが、そこに投げることは簡単ではありません。
誰に似てるかと言うと岡本和真ですね。岡本和真が2人いる感じです。ウォーカーはちょっぴり怖いです。
一方、ウォーカーの外野守備はコミカルです。今ネットで話題騒然です。
とくに肩がおもしろい。ルーキーイヤーの宇草孔基など比較にならない送球難です。肩を壊してフルイニング出場してた時の金本知憲レベルです。
赤星君のカットボールを左打者がレフトに打つのが最も勝率が高いと思います。
まあ東出は上本、堂林、キクたちに引っ張らせるんでしょうけどね。それでも勝てるかもね。
本日のゲームプラン
先発床田。捕手はアツと坂倉、五分五分です。イソもあり得ます。
巨人の吉川と床田が学生時代から顔見知りでちょっと因縁の二人。床田は吉川に毎年けっこう打たれています。
坂本がいないことは大勢に影響なし。守備も含めて廣岡とどっこいどっこいでしょう。
岡本は屋外球場が苦手。かち上げるドーム打法だからです。先発捕手の人は床田を使って岡本の打撃を3日間狂わせることができれば理想。そのためには早めの援護点がほしいです。
カープの打順は昨日書きました。
私は1番上本、6番堂林、センターケンティーがおもしろいと思います。
8番ショートは田中でも小園でもどちらでもOK。ダメダメな小園ですが、マツダで赤星なら打てるんじゃないか。小園が1週間ヒット打ってないと言われてますが、DeNA戦では3塁打を2本大田泰示に捕られちゃったし、中日戦でもヒットをエラーと言われたりしています。
小園は赤星のようなタイプが得意だし、守備もいいので私は小園スタメンでもOKです。田中でもOKです。
捕手もどちらでもOKです。坂倉には十分チャンスをあげました。それで2敗。次はアツかイソでも私は文句ありません。