2022.4.5(火)
広島 3-1 巨人 マツダ
九里vs戸郷で中﨑と栗林まで投入してブザマな辛勝。強いチームが相手なら負けていたかもしれません。
會澤が相変わらずボールワンから試合を始めるので非常にストレスフルな一日でした。10年ぶりに「キャッチャーを途中交代してほしい」とまで思いました。今日も打者31人に対しボールから入った打者は13人でした。数えてみると案外少ないな。感覚的には全打者ボールワンでした。あー疲れた。
最多勝と言ってもね
1回裏から九里はボール球。
何やってんの?一発のない岡本中田を歩かせて。
私と坂倉は1打席見ただけでわかるのですが、アツと佐々岡にはわからないようです。
岡本和真と中田翔に一発はありません。
岡本和真と中田翔に一発はありません。
岡本和真と中田翔に一発はありません。
大事なので3回言いました。坂本勇人にも一発はありません。録音しとけよ、巨人ファン。
ここは東京ドームではありません。マツダスタジアムです。9回表の坂本のライトフライは東京ドームならホームランだったかもしれないが、ここはマツダスタジアムです。岡本、中田、坂本に100%一発はない。カープが10点ぐらいリードしてたら黒原か松本あたりからソロ本塁打を打てるかもしれないが、少なくとも今日の床田と明日の坂倉からは100%一発は打てません。断言します。
その岡本中田にアツは2者連続で四球を出しました。何やってんだ、臆病すぎる。アツのリードは強いチームが相手なら負けます。強いチームって中日ドラゴンズのことです。
九里も悪いです。いくら捕手が臆病でも、九里がしっかりストライクゾーン勝負してくれないと今後火曜日を任せるわけにはいかないです。
先週余力を残して降板した床田寛樹が今日も完封ペースで投げるようだと、火曜と水曜を入れ替えてもいいかもしれません。九里は2週連続7イニング120球。先週の床田は7イニング82球です。
実況アナがいくら「最多勝投手、最多勝投手」と言っても、それは既に過去の話です。昨日の九里は九里らしくありませんでした。先週も6回2/3で降板。キクの美技がなければ負けていたかもしれません。
アツのリードが消極的でも九里には攻めのピッチングを貫いてもらいたいです。
良い打者の条件
ここから本題。
巨人の岡本和真、阪神の佐藤輝明、広島の松山竜平。
この3人の中で誰が最もチャンスに強いバッターでしょうか?
1位は松山竜平です。2位岡本。
佐藤は3位ではありません。ランク外で対象外です。佐藤はまだ勝負強さというものを1ミリも持っていません。
私は女性のおしゃれとお化粧が大好きです。
例えば二人きりのデートの時。
学校や職場で普段見せてるマジメな雰囲気をガラリと変えて、ワンピースで緩急をつけたり、かかとの高い靴で厳しく内角を突いてこられると男はオタオタするのですよ。
言外に「今日の私はあなたにしか見せない私です」が見えるんですよ。ここを攻められるとバッターはお手上げ。手も足も出ません。坂倉の内角ストレートにはコレがあるんですよ。意味わかるかな?笑
坂倉のリードと女性のお化粧には茶目っ気とかわいらしさだけでなく意志の強さを感じるのです。わかるでしょ。
なお上級者になると普段の雰囲気を大きく変えず、さりげなく打者を打ち取るテクニックも持っています。男は女性の髪型のどこが変わったかに気付かないままゴロを打たされ、プレゼントを買わされるのです。ストレートなのかツーシームなのかわからない高等テクニック。これは北別府型でカープの現役選手ではまだ誰も到達できてない高等技術です。やってんのはダルと菅野と峰不二子。
数字は無意味
野球の数字や身に付けているブランド品の名前ばかり見ている人には、デートや試合の現場で「相手の意志」を読むことができません。
例えば去年の岡本和真が3割40発100打点だとします。
そして初デートの女の子がブランド品で身を固めているとします。
でもそれは過去の数字と表面上の姿であって、九里亜蓮の内角シュートを屋外球場のレフトスタンドまで運べるかと言ったらそれとこれは全く別問題なわけです。物事の本質を見なさいよ、という話です。
昨日、カープに1点先制された巨人の3回表の攻撃。
ボール先行で既に球数50球の九里亜蓮。2番坂本が真ん中ストレートをライト前ヒット。ホームランボールでしたが坂本はコンパクトにライト前。これはもう「マツダで引っ張ったってホームランは打てません」という坂本勇人の愛の告白です。なんで?どこが?と聞かれても説明できません。50年プロ野球を見ている私の経験則です。
3番タラスコは無邪気に強振。タイミングピッタリでしたが一塁マクブルームのファインプレーで1塁アウト。1死2塁。
ここで4番岡本和真。1球目インハイにシュート。ボール球。これはアツから岡本への愛の告白でした。
「岡本さん、次はアウトローにまっすぐかカットボールを投げますよ」のサイン。
踏み込む岡本。2球目はアウトローのストレートでした。
これがどうなったと思います?
結果はファールでした。
ではもう一問。これが非常に重要です。
どんなファールだったと思います?
私と坂倉はこのファールを見て
「岡本和真に一発はない」
を確信しました。
結果は
バックネット裏に高く打ち上がるファール
でした。
インハイシュートの後のアウトロー直球を岡本和真はかち上げたのです。0対1、1死2塁の場面で四番打者がです。
四番ですから逆転ホームラン狙いも悪くありません。
しかしインハイシュートの後、アウトローのストレートをかち上げてマツダでホームランするというのは岡本和真にしては完全に思い上がりです。鈴木誠也でもイチかバチかのギャンブルプレー。
でも東京ドームはこれで入るのでしょう。だから巨人はここまで9試合で14本塁打。東京ドームで6試合11発。神宮3発3試合。
この打撃で巨人がマツダ3連戦で何発打てるでしょうね?
私はゼロ本かせいぜい1本だと思いますね。
勝負強さは勝利への意志
岡本和真が2年連続二冠王で、松山竜平は2年ぶりのヒーローインタビュー。
でも接戦で決勝打を打てるのは松山竜平なのです。得点圏打率もファッションとお化粧。そこに意志はあっても結果はありません。女性は男に「好きです」とは言いません。ファッションとお化粧で語りかけてくるだけです。
それを感じ取って、内角を突くのかボール先行で逃げるのかが男の意志。
女性の意志と男の意志が交わった結果が「結果」です。私と坂倉はその結果を予想して配球しています。今日打つか打たないかを過去の数字だけで予想しているのが巨人ファンとカープの朝山コーチです。
岡本和真はアウトローをかち上げに来る。ピッチャーとキャチャーはそれを見て次の球を選択する。そこで生まれるものが「結果」です。床田と坂倉が岡本の意志を感じ取り、生まれる結果はゼロ本塁打だと予想します。
岡本が去年40発だからマツダで九里からホームランを打てる。
松山が去年ヒーローインタビュー0回だから今日も打てない。ではないのです。
岡本やヤクルト村上は10対0の試合で打点と本塁打を稼いでいるに過ぎません。
逆転ホームランやサヨナラホームランも打ったかもしれないが、それは結果であってヘボピッチャーの失投は打てるでしょうが、日本シリーズや侍JAPANの中軸は打てないのです。
侍で中軸を張れる打者は穴の少ない打者でアウトにならない打者。私はそれを勝負強さと呼んでいます。カープでは松山が1番。マクブルームとの同時スタメンには反対ですけどね。
三振か一発かでいつもフルスイングするだけの幼稚な男は7番か8番で育成すべきです。だから村上は五輪で8番。二冠王の岡本は選外なのです。まだ大人の男ではないのです。
本日のゲームプラン
床田vsメルセデス
カープは割とメルセデスを打ってます。
レフト松山を続けると接戦を落とすかもしれないが、普通にライト末包レフト龍馬なら5対0か5対1で勝てるでしょう。
明日の玉村の試合に「9回栗林」が必要なので、できれば今日は床田に完投に近いピッチングをしてもらいたい。負けることは全く想定していません。
万一レフト松山のところへ打球が飛んで巨人に先制された場合は、巨人の三遊間を狙いましょう。ショート坂本の左は全部ヒットになります。サード岡本が三遊間を締め始めたら三塁へセーフティバントしましょう。すると岡本が前に来るので、坂本のカバーを出来なくなります。三遊間のゴロは右打者でもヒットになると思います。