私、九里亜蓮はFA権を行使せずカープに残留することを決断しました。
まあ、やれやれというところです。3年6.5億円も妥当な金額。私は大瀬良と九里が同レベルだと叫び続けていますが、カープ球団は代々「選手の実績」に合わせて「序列」を敷きます。
前田や江藤がいくら活躍しても野村謙二郎先輩の年俸を超えられなかったように、九里が今年大瀬良と肩を並べることはできませんでした。大瀬良は3年8億。九里は3年6.5億。
九里の残留会見
九里の残留会見はこちら。広島カープ公式HP
九里亜蓮の「野球のプレー」は大好きで尊敬していますが、インタビューの受け答えはハッキリ言って全然おもしろくありません。田中広輔と野村祐輔もそう。冗談が通じないというか「クソ真面目」なのです。意外性ゼロ。
大瀬良大地が「ご縁に背を向けることはできない」と名言を吐いたのに対し、九里は「カープで日本一になりたい」です。普通。ヒーローインタビューもいつもそう。敬語の使い方もオーバーだし。
まあそういう九里が大好きで尊敬に値するんですけどね。「しゃべり」には向いてない。優勝旅行のハワイでも練習してましたからね。どこまでマジメなのかね。笑
残留会見を活字で読むと退屈でしたが、映像で見るとなかなかカワイイ。表情もスッキリしてます。
んで「大瀬良大地をバリバリ意識してるところ」がしっかりと見て取れます。来年も最多勝取っちゃえ。笑
九里は「勝ち方」を覚えた感じがします。覚えたのは坂倉の方かもしらんがね。
鈴木誠也は自然体
ポスティング申請を済ませた鈴木誠也もコメント。
これが実に誠也らしい。爽やか。
「なるようになる」
「野球ができれば何でもいい」
シブすぎる。男の中の男。わびさび。
60億とも80億とも言われるメジャー契約を前に一点の曇りもない。「野球ができれば何でもいい」なんて言えませんよ、普通。
菅野智之はこう言いました。
「日本ハムはイヤ」
「菊池雄星より安いのはイヤ」
シブい。さすが巨人。野球より金。こういう男も一応プロです。俺の周りにもこういうのは大勢います。どこにでいる。
だが鈴木誠也みたいなサワヤカな大物は滅多にいません。
村上が本塁打王、岡本も本塁打王。誠也はノー本塁打王。
そういう過去の数字でもって、
「誠也は松井秀喜ほどではない」
って言うアホが多すぎて失笑です。内容が見えてないヤツばかり。
打撃は松井秀喜と同等。守備走塁は誠也が上。
人間性は互角かな。二人ともアホなところとストイックなところのバランスが整った好人物です。愛される人物だし、愛する人物でもある。
松井や誠也は他人を愛する人物です。見てりゃわかります。
他人を愛せる人は必ず他人から愛されます。つまりどこの国のどのチームでもやっていけるという意味です。新庄もイチローもそうかもね。人種差別なんぞどうってことありませんよ。
シアトル=マリナーズが毎日「誠也がほしい」と発言していますが、あのチームにはイキのいい外野手が5人くらいいるらしい。
私が推してるフィリーズのライトはブライス=ハーパーです。オリックスの吉田正尚が背番号34を選んだのはハーパーの34だから。
そんときゃ誠也がセンターでもいいし、ハーパーはレフトも守れる。
誠也にはナショナルリーグのフィリーズが似合うと思います。フィラデルフィアが誠也っぽいんですよ。