NPBの放映権料のハナシ。「ぜいたく税」を導入できないのは巨人とカープのせい

コロナ禍で開幕した2020シーズン。

無観客試合から始まり、最終的な観客動員数は前年の20%ほどだったと言われています。

今朝の新聞によると11球団のオーナーは

「入場料以外の収入にも目を向けるべきだ」

と発言しました。当然ですね。

しかしただ一人だけ

「ビジネスモデルを変化させることは考えていない。球場でリアルに楽しんでもらいたい」

と発言したオーナーがいました。

我らが松田元オーナーでした。


 

カープだけがDAZN未契約

2020シーズンは巨人もヤクルトもネット配信大手のDAZNと契約し、カープ主催試合を除く全ての公式戦をDAZNで見ることができるようになりました。※日本シリーズは見られませんでした。

カープはスカパーで全試合カバーされていますが、今度は広島県民がスカパーを見られません。

カープ球団の言い分はこうです。

「弱い時代から支えて続けてくれた地元放送局を大切にしたい。巨大資本に尻尾を降るわけにはイカン!」

 

カッコいいですよ。私も去年まではこの考え方が好きでした。

しかしコロナ禍の今シーズン、12球団が足並み揃えてプロ野球と野球界全体を考えるべきじゃないかと強く感じました。

良く言えばカープは地元を大切にしている。

悪く言えば自分優先。巨人と一緒。だからパリーグに負けるんじゃないかな。

 

松田オーナーの「ビジネスモデルの変化は考えない」発言はチケットの販売方法から見ても広島県民優先です。

私は大阪府民ですがカープのこのやり方はキライじゃありませんでした。コロナまでは。

地元広島県民が優先的にマツダスタジアムに入れる。私は個人的には悪くないことだと思ってました。

 

オーナーはおそらく来年中にコロナが終息してまた元に戻ると考えているのでしょう。

しかし菅さんのGoto継続でまた真冬にコロナが戻ってきました。ワクチンだって海のものとも山のものともわからないし、アンケート取れば各国とも半数の人が「ワクチンを打ちたい」で半数の人が「ワクチンを打ちたくない」です。だってどんな副作用があるかわからないからです。

松田オーナーは「観客33000人が理想」とも発言しています。

そりゃ理想ですけどそれが叶わない時の対策は何かあるのか?またTシャツ?冬は売れないぜ。

 

そこでカープも来年はDAZNに入るべきではないでしょうか。

間違ってるかもしれませんけどDAZNはJリーグと10年間2100億円で全試合の放映権を買い取りました。年間210億円。

これは各クラブごとの契約ではなくJリーグが一括契約しています。各クラブへの配当はJリーグが決める。

DAZNのJリーグ中継はJ1だけではありません。J2もJ3全試合放送です。全部でたぶん100チームぐらいあります。

 

一方プロ野球は各球団ごとに契約。

DAZNと巨人は年30億円で契約しているとか。他球団は5~10億。だいたい11球団で年間100億。

カープは二軍戦も見ることができません。

二軍戦はネット配信の「イレブンスポーツ」が頑張って全試合配信していますが、こちらもカープは参加していません。由宇の試合を除いた全試合です。

 

なぜプロ野球は「リーグ全体」を考えられないのか?

私がまず最初に言いたいのは

「別にDAZNじゃなくてもいいけど、NPBが放映権料を一括管理する時が来た」

ということです。MLBもそうなってます。

なぜNPBだけ一丸になれないのか?

NPBが一丸になれないからパリーグだけが一丸となって「パリーグTV」が始まりました。

 

NPBが一丸となれない元凶は巨人のワガママが50%。

残りの50%がカープのワガママなのではないか?

ガラパゴス経済もわかります。私も好きでした。

しかしコロナ禍にあってはカープ人気もNPBに還元するべきではないか?

広島のテレビ局には悪いが試合中継ではなくカープ特番やドキュメンタリー、夕方の情報番組などでカープネタを頑張ってもらいたい。んでもちろんカープ球団も積極的に応援します。梵が抜けた穴は新井貴浩で埋めるとか。

 

未来のプロ野球中継はネットメインで行くべきです。

最近のテレビはネットもキレイに映るしさ。

 

ネット配信でできること

私がネット配信に期待したいことは

・スイッチャーをやらせて欲しい

・視聴者の解説やコメントを聞きたい

・放映権料を配分し「ぜいたく税」を課す

 

スイッチャーとはテレビカメラの切り替えのことです。

従来の「バックスクリーンカメラ」に加えて

「守備位置が見えるカメラ」

「1塁走者のリードが見えるカメラ」

「ベンチが見えるカメラ」×2個

を設置するのです。人件費節約のために固定カメラでOK。

 

んで視聴者がそれをいつでも自由に切り替えられるんです。セットポジションの時はランナーを見ていて足が上がったらバックスクリーンカメラに切り替えたいんですよ。

守備位置は投球間に1球1球チェックできます。ベンチを見るカメラはサインを盗むためではなく、誰がよく声を出してるかとか、どいつが一番ヤジを言ってるかを見るためです。

「ブルペンカメラ」は置ける球場には置いても良いですね。屋内ブルペンは相手チームにリリーフ投手を隠すためかもしれないですから。

 

ネット配信なら当然ツイッターなどでリアルタイムにファンの声も聞けるようにできます。

見たくない人は「表示オフ」にも設定できます。

私がいろいろボヤきたいんですよ。笑

「ここで代打野間はねえよ!!」とか。笑

 

これは個人的願望ではないですよ。

プロ野球の新しい楽しみ方です。

「時短」を目指す理由は視聴率のアップのためでしょう。

「時短」は「手段」

「目的」は「視聴率アップ」と「収入アップ」です。

ワンポイントや敬遠を禁止するんじゃなくて、3時間の中身とエンターテイメント性をアップさせれば良いんですよ。

さっきの「スイッチャー機能」はマニアしかさわらないでしょうから、初心者向けには打者の過去の成績や細かいデータを紹介するページを作れば良いですね。

 

そして最後に最も重要なことが放映権料の一括契約です。

オークションじゃありませんが、一つの放送局がプロ野球を独占できるなら12球団の放映権料総額は必ずアップします。

んでそれをNPBが配分。

12球団均等ではなく人気球団にアベレージがあって良いでしょう。巨人が視聴率トップなら分配金も巨人がトップで良い。

ただし年俸総額における「ぜいたく税」はここで発動させます。実際にMLBでは導入されているシステムです。何でもかんでもMLBのマネをするくせに一番大事なところはなぜやんないのか。

 

これでカープ球団の放映権料が下がっても私は文句言いません。たぶん上がると思いますから。

その代わりカープ球団は広島のテレビ局へのフォローをしっかりやる。選手の出演はいろいろ難しいのでタレント要員を球団が雇えば良い。新井が高額なら斎藤悠葵とか喜田剛とか。

 

球団経営の難しさもわかりますが、松田オーナーの「ビジネスモデルの変化を考えていない」はちょっと危険だと思います。

オーナーのことは好きですし、カープを身売りさせないように誰よりも懸命に頑張っていることも知っています。

いろんなご意見があるとは思いますが、チケット収入に頼る経営は危険だと私は思います。

グッズ販売に活路を見出してもいいですが、それだとカープ球団しか潤わない従来のやり方。

私はまずテレビ放映権でNPBの一元化を実現し、NPB全体で利益を上げる取り組みをしてほしいですね。コロナ禍をチャンスに変えろ。

 

金満球団が金をかけて4連覇だ三軍制だは違うと思います。

ソフトバンクが昭和の巨人と入れ替わったところで野球界は大丈夫なのかって話です。

スポーツや娯楽は野球だけではありません。


おしまい
 ↓↓↓ ( ※ポチッとワンクリックしていただけると励みになります)
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村

ありがとうございました。

-構想