「結果が全て」は軽薄なセリフだ

2026.5.17(日) 

阪神 0-1 広島 甲子園 

私は結果にこだわらない。全力を尽くすことが美しいと考えている。

全力を尽くした挑戦者が「結果が全て」と言って、結果を受け入れる姿は潔い。美しい。

だが無責任な傍観者が「結果が全てw」と結果を受け入れる姿はたいへん醜い。思考停止のドアホ状態 であります。

 

まとめ

結論を言うとモンテロに代打矢野を出した新井貴浩はアホである。無能です。

ネットの匿名野郎が嬉々として「プロは結果が全て」と後出しじゃんけんをするのは毎度のことですが、プロの解説者がそれではいけません。

例えば大石大二郎は新井のアホ采配を「執念が実った」と称賛しています。※日刊スポーツ

 

大石の論点は以下の通り。

・3塁走者が辰見だから、阪神の前進守備は通常より50cm前だった

・その分だけ野間のショートフライがレフト前に落ちた

・広島の勝負手が見事にハマった

 

見事なほどに結果論 である。驚くほどに素人目線。

大石は「阪神梅野に代走を出すべきだった」とも言っている。そんなことを言い出したら、1死3塁で才木も代えとくべきなのか?

終わった後で「グーじゃなくチョキだった。結果が全て」と言う傍観者はミジメで醜い。グーを出したヤツが言うのなら、それは潔い。

 

昨日の試合は新井がパーを出して相手に勝ったということ。

藤川はグーでしたが、私ももう一度同じ場面が来ればグーを出します。

代打矢野は100%間違っている。

そして0対0で才木を下げることも絶対に間違っている。内野に後ろを守らせることも間違っている。

 

傍観者が言うべきことじゃない

野球には王道があります。

私が古葉監督から習った昭和の野球は99回王道を行き、100回に1回の奇策が成功するという野球だ。

人生も同じで、ポジコロは100回に1回でよい。新井は毎日やっている。

 

カープの王道は小園と坂倉とモンテロではないのか?

あの場面、矢野が送りバントを失敗していても、作戦は成功だと言えるのか?

「成功したからいいだろう」

は思考停止である。

私と藤川球児なら新井がもう一度同じ奇策を仕掛けてきても、必ずもう一度同じ王道を選択します。才木を続投させて、内野を超前進させます。

それで負けたら仕方ありません。それが「阪神の全力」だからです。全力を尽くせば結果は知らん。潔く負けて責任を負うだけです。

 

ある海賊船の航海士が伝染病にかかり、40度の高熱を出したことがあります。

その船にはアラバスタ王国の王女が乗っていて、船は国家存亡の危機を救うために急いでいました。

高熱を出した航海士は命懸けで船を走らせるのですが、王女はそれを止めました。

「港に寄りましょう」

「私なら大丈夫。このまま全速力で走らなければ、あなたの国が…」

「いいえ。あなたの病気を治すことこそ、この船の全速力です」

 

新井の野球は全力ではありません。動くことが全力ではありません。

仲間を信じて我慢することが全力な場合もあるのです。

藤川はエースを信じて0対1で敗れた。

スケベな新井は主砲に代打を出して、送りバントとスクイズで勝利した。

 

プロは結果が全てと言うのなら、お前のチームはさぞかし強いのだろう。このタコが。

お前のチームは今、何位だ?

こういうミジメな野球をやっているから、お前のチームは球団史上最低勝率の最下位にいるのだ。ったく、ど素人が。

 

背景

7回表0対0。

先頭の4番坂倉が二塁打で出塁しました。

ここで新井が出てきた。私は何のことだか5秒間考えました。サッパリわかりませんでした。

「坂倉に代走? まさかな…あり得ない」

と思っていたら、5番モンテロに代打を告げました。

 

「え、まさか送りバント?」

藤川も面食らったでしょう。この日の阪神バッテリーはモンテロを最も警戒していましたから。

打順一巡目、阪神バッテリーは最速156kmのストレートで広島打線をグイグイ押し込んでいました。3回で7三振。

私は

「バカめ。7回でガス欠だ」

と思って見てましたが、そんなハイペースな阪神バッテリーもモンテロだけには 変化球中心のピッチング を見せました。

 

この日はいつもよりさらに強い浜風が吹いていました。持丸のライトフライもマツダスタジアムなら入っていました。

だから才木はストレートで押しました。新井がまんまと左打者を並べてくれたからです。

私は前日も村上頌樹に対して、

「左打者を並べるのはよいが、3点差を付けられた以上、右打者に代えねばならん。打率は下がるが、3点取るには右打者に長打を狙わせるべきだ」

と思いました。

 

私はあなた方と違って「結果が全て」と思っていません。

その場面その場面で全力を尽くして、静かに結果を受け入れるのみです。

 

それで負ければ仕方がない。全力を尽くした結果が負けなら仕方ないのである。

全力を尽くさない愚かでスケベな無能野球を「勝ったから正解w」と賞賛しているヤツは思考停止のアホ野郎であります。結果と数字しか見ていないデータ野郎です。

 

朝日放送トラ番主義

昨日の試合、1点取った後に私は「負けた方がいい」と思いました。

このまま勝つと新井が再び同じことをやるに決まっているからです。

 

でも高が出て来て、キクがファインプレーして、中崎が頑張って、持丸が体を張って、負けろなどとは言えなくなりました。

選手は悪くありません。辰見がいなけりゃ昨日の試合は負けていた。

選手は正しく美しく、いつも全力を尽くしています。

スケベなのは新井です。正捕手を引っ込めて、4番に代打を出して、小園にマルチポジションさせて、覚悟が足りません。

 

昨日の朝日放送の野球中継「トラ番主義。」では「いつでも守備シフト」みたいな画面がずっと表示されていて、たいへん面白かった。

50年プロ野球を見ていて初めての経験でした。私は阪神と広島の守備位置を1回から9回までずっと楽しんだ。

これを見てると新井のスケベぶりが見えて、たいへん楽しかった。

 

9回裏1対0、1死1塁。投手中崎、打者梅野。

ここでカープのレフトは長打警戒ですが、センターとライトは通常守備でした。新井はリスクを取って外野に前を守らせました。

「センターは大盛だから前でいいだろう。しかしライトは野間だぞ、大丈夫か? でもまあ梅野のライトオーバーも確かにないだろうな…」

カキーン! ライトに鋭いライナーが飛んだ!

 

私はゲッと息をのみましたが、野間がバックして軽くジャンプして頭の上で捕球しました。ギリセーフでした。

打球はアウトですよ。「カープにとってセーフ」という意味です。

 

この守備はスケベですが、私も賛成です。もう1回同じ場面が来ても前を守らせます。

カープが後攻なら野間を下げますが、先攻ならば野間を前に出します。そして梅野にライトの上を越されたら潔く結果が全てと受け入れます。

2死1塁となり、打者は8番の福島圭音。

なぜかカープの守備位置は映りませんでした。一番大事なとこだろうが、虎バン主義よ。

福島二ゴロで試合終了。私ならライトを下げてレフトを前に出してます。

 

中野拓夢の全力プレー

最後に全力プレーとは何か、教えてやる。

阪神中野が野選と走塁死しました。試合は0対1で敗戦。

 

野選のほうは中野なら防いでほしかった。

中野は「3塁走者の菊池さんが上手かった」と言ったみたいだけど、ホームに投げるのはマズかった。打者走者(坂倉)はまだ真ん中あたりでしたから。

偽投して坂倉にもう少し走らせるべきでした。

 

走塁死も痛かった。

が、ホーム球場の中野がギャンブルしてアウトになったから、これは仕方がありません。

スコアが0対0なら中野は走ってません。0対1だからこそ中野はギャンブルに出た。んで結果はアウト。チームも敗れた。

この走塁は完全に 中野の全力プレー です。決して「結果が全て」などではありません。この走塁には「勝利への執念」がこもっていました。

中野は次も同じプレーをします。だってこれが中野の全力だからです。結果がどちらに転んでも、野球選手は全力を尽くすのです。

 

広島のレフト辰見も全力でダイビングしました。

野間のタイムリーを待って捕った福島圭音のように、安全に捕球する手もありました。

だが辰見は突っ込んだ。あれもギャンブルです。グラブからこぼしたり、後ろに逸らせば同点です。安全に捕球すれば1死13塁で済みます。

突っ込めば打球を弾くリスクもありました。

このプレーを「結果が全て」と言えるのは辰見と中野のみであります。素人は黙ってろ、ボケ。

 

新井の代打策などスケベ野球の象徴です。最近50年で屈指のアホ采配でした。

4番山本浩二に代打を出して送りバントするようなものです。

才木は前の2打席でモンテロにカーブスライダーまで全球種見せていた。他の打者にはフォークしか投げないのに、モンテロだけを徹底マークしていました。

100球投げてもうモンテロに投げる球は残っていませんでした。新井は本当に勝負勘が無い。

 

坂倉に代走まで出して、ギャンブルスタートするのが丸見えでした。

新井の野球は次に何をするのか、相手に全部丸見えなんですよ。私は恥ずかしいです。

モンテロの気持ちになってみろ。山本浩二がお前をどれだけ我慢したか考えてみろ。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感