2020.6.5(金) 京セラD
オリックス 5-0 広島
また負けました。チーム13連敗。
13連敗は球団タイ記録らしい。オープン戦で本当に良かった。
山沖之彦の解説が独特すぎた
昨日の試合では立ち上がりからアナウンサーと解説者のやり取りがヘンテコすぎて全く試合に集中できませんでした。
アナウンサーは若田部克彦さん。
解説者は山沖之彦さん。
山沖は変態で有名な最多勝投手。解説してるの初めて見ました。相変わらずヘンなおっさんだなあ。笑
山沖は大瀬良の「タテカット」を初見で「カットボール」と呼んでました。
大瀬良のあのボールをカットと呼ぶのはカープのことをちゃんと予習してる証拠。普通の解説者なら「タテに落ちるスライダー」と言いたくなるので。
山沖は相変わらず変態で安心しました。変態仲間。20年ぶりに再会して「お前、全然変わってないなぁ」って気持ち。
アナウンサーの若田部さんも中途半端にカープに詳しかったです。
メヒアが4試合連続HRとか、ピレラのサードがヘタとか、高橋みっきーのストレートが力強いとか、よくご存じでした。
山岡泰輔のピッチングも相当ヘンでした。笑
山岡7回1安打。81球。
全投球のうち70%がカットボール。残り30%がスライダー。真っ直ぐはほとんどなし。
カットボールが独特ですね。チェンジアップのように抜けるカットボール。
カープ打線はそれにクルクルとタイミングを外されて凡打の山でした。
あれだけカットボール投げられてるのに、チーム全員ストレート狙いの引っぱりタイミング。アホなのか戦略なのかわかりませんでした。
試合終了直後にベンチ前で緊急ミーティング(反省会?)をやってたところを見ると、もしかして無策だったのかもしれません。大丈夫か朝山・・・
佐々岡の顔も暗いし怖い。あの顔はダメよ、佐々岡。
投手陣には光明がいっぱい
■大瀬良大地
抜群でした。コマンド、キレ、球威、全部申し分なしの100点。最速150km。
3月19日の開幕戦で投げる予定からそのまま「公式戦モード」を3ヶ月間キープし続けていたようなストロングピッチでした。
私は大瀬良があまりにも「本気モード」すぎて心配になったくらいです。「あんま全力出すなよ、まだ練習試合だぞ」と。
とにかく完璧でした。大瀬良大地、今年も試合を支配してくれそうです。
課題の中継ぎ陣も全員良かった。
■高橋樹也
ストレートにも変化球にもちょっとだけキレがなかったですけど、まずまず合格点をあげてもいいと思います。
去年からみっきーはチェンジアップが少ないです。みっきーのベストボールはチェンジアップだと思っています。
昨日は1回2安打1失点。シーズン期待値はERA3.50。
■中田廉
復調の兆しが見えました。
6回裏に登板して、先頭打者のアダム=ジョーンズにいきなり4球で四球。
「ダメだこりゃ」
と諦めかけた次の打者にオールストレートで見逃し三振。
「おお!あの頃の廉だ!!」
そうなんですよ。中田廉はいろいろ細かいことをやり過ぎるんですよ。
器用な廉は見たくない。
真っ直ぐ一本で押しまくるのがいい時の中田のスタイル。攻め気を忘れないように。
昨日のストレートはあの頃のストレートでした。
■塹江敦哉
1回4安打4失点、31球。しかし塹江が昨日のMVP。光明。勝ちパターン確定。
長くなるので最後にまとめて大絶賛します。笑
■DJ
1回無失点。8~1番を三者凡退。最速153km。
前回言いましたけど、DJの制球力が上向きです。
昨日のピッチングが続けばDJも勝ちパターンで使えます。
まだ1試合だけなのでシーズン期待値は言えませんが、2点台も夢じゃない。
野間は不運。小園はたるんどる。
チーム唯一のヒットは野間峻祥のレフト前ヒット。3回表。
1回2回をカットとスライダーばかりの山岡。
野間は1球目も2球目もストレート狙い。ほんまアホちゃうんか・・・
甲子園の阪神戦でまた「走り打ち」に戻ってきた野間。期待薄です。サードファールフライが目に浮かぶ。
カットカットで追いこまれ、やっぱり来たかスライダー。
野間も走り打ち。しょーもないレフト前ヒット。
「正直魅力がないなあ。野間の守備走塁がSランクならこの打撃にも目をつむれるけど、守備はDだし盗塁もBだし・・・」
と思った次の瞬間、1球目の牽制球でいきなりタッチアウト!
「ん?足が滑ったな。これは単なるハードラック。だけどまた野間はSNSで叩かれるんだろうなあ・・・」
野間が1塁ベースに戻る時、赤土の部分でスパイクが滑ったように見えました。だからってアウトでいいわけじゃないんですけど、単なるアンラッキーだったと思います。事前確認していない山田和利にも落ち度。山田の一塁コーチャーにも去年から色々ちっちゃな不満がたまってます。
それより問題なのが小園のプレー。
チームの足を引っ張る大エラー。
ハッキリ言って昨日の敗因。4失点の元凶。
去年は一度も怒りませんでしたが、今年は小園に怒ります。
捕ろうとして捕れないのは怒りません。
が、昨日の小園は捕ろうとしていない。
集中力が足りん!
打撃も気合いと工夫が足りん。去年の方が良かったくらい。まるで成長していない。
慣れないポジションといっても昨日の送球は草野球選手でも捕れるような真正面の球。
脚の速い後藤俊太も一塁で刺したかったんだろうが、小園は去年の7月25日中日戦でも同じエラーをしています。
同じミスを繰り返す選手は一軍の試合で使えません。
打撃もそう。積極的なところは小園の持ち味ですが、昨日は3打席3セカンドゴロ。
3打席で相手に投げさせた球数は4球。4球全部振ってます。ファール、セカンドゴロ、セカンドゴロ、セカンドゴロ。
全部ストライクだったので振ってもいいんですけど、今年の小園はファールが多い。バットが下から出てる感じ。
初球打ちは私も大好きです。でも状況を考えてやりなさい。
考えて全部のストライクを打ちに行ってるならいいけど、私にはそうは見えない。
小園は試合に集中していない。女のことでも考えてるように見えます。
「初球をあっさりセカンドゴロ」は相手を助け、味方をくじく。
肝に銘じろ。小園海斗。それだけの覚悟を持って初球を振れ。
黒田博樹は「この試合のこの一球で野球が終わってもいい」という覚悟で投げていました。
入れ替わり入団の小園はそれを見たことがありません。
塹江敦哉を大絶賛します
長くなりましたね。てへ
小園は一軍戦力ですからやってくれないと困るのです。
口直しに塹江を絶賛します。笑
7回裏に登板。
先頭の安達にいい当たりのレフト前ヒットを打たれる。これは仕方ない。
続く9番後藤俊太が送りバント。
ピッチャー正面への緩いバント。2塁へ投げるか微妙なバント。1塁走者安達のスタートは速い。
キャッチャー石原も指示しない。微妙すぎてできない。
塹江は瞬時にこう考えた。
「2塁をチラ見してから1塁へ投げても間に合うだろう」
んで塹江は2塁を見る。
タイミングは微妙。守備の下手な投手ならアウトにできない。
でも塹江は投げた。2塁へナイスボール。小園が落球。
このプレーで塹江はまずセットアッパーに昇格しました。私の中で。
私が菊池保則をクローザーに推す理由はコマンドと共に、ヤスのフィールディングが素晴らしいからです。
1点を守るクローザーにとってクイックモーションとフィールディングは非常に重要なのです。
とにかく小園の大チョンボで無死12塁。点差は1対0。カープ1点ビハインドの7回裏。
ここで塹江はどうしたか?
塹江は前を向きました。
「絶対抑えてやる・・・小園のために!」
塹江の声は私にも届きました。練習試合なんですが、見ているこちらまで本気スイッチが入りました。
結果はその後、3本のヒットを許し4失点。
しかし私は感動した。
塹江の熱き心に。
ああ、春には花咲く~ 日~が~♪ by小林旭
■塹江敦哉
1回4安打4失点。
結果なんかどうだっていいのよう。夢を誘うピッチングでした。
若い塹江が小園とチームを助ける気持ちを持ってることが嬉しかった。
昨日の塹江のガッツは津田恒美のようでした。
津田だってよく打たれたもんですよ。
とにかく塹江のセットアッパー昇格は決定。
いやさクローザー抜擢でもオモシロい。
ちょっと褒めすぎかな。笑
でも真面目に「球種があと1個」あれば立派な守護神候補です。
球威と制球は申し分なし。あとは球種だけ。
右打者を打ち取るチェンジアップかフォークがあればベストです。
チェンジアップのない現状の塹江の期待値は50試合でERA3.00です。チェンジアップ覚えたらERA2.30。