広島3-7西武
交流戦初戦は完敗です!
打っては5安打。打たれたのが12安打。
チームは今季3度目の3連敗です。
3連敗中の被安打が10、19、12です。先発投手はフランスア、九里、祐太。
フランスアは仕方ないが、九里と祐太はもうちょっと頑張れ。
そんな交流戦。今年も1勝5敗で開幕しました。セ対パの成績。
やっぱり今年もこんな感じなのか・・・情けない。
ポジティブな話を一個だけ。
中村恭平→佐藤祥万→藤井皓哉のリレーが見られました。
中村恭平は2回を65球。被安打5、与四球3、失点2。
素晴らしいナイスピッチング!でしたよ。試合を見てたら応援したくなる投手です。
きょんぺーのいいところは「逃げない」「はぶてない」ところ。
福井優也もそうです。失点した後が男らしいです。
逃げないし、はぶてないし、腐らないし、諦めないです。
だから最少失点で抑えられます。
不機嫌そうな顔で損していますが、この二人の投球内容は打たれた後も打たれる前も「変わらない」というのが特徴です。
投手なら誰でもそうというわけじゃないんですよ。
失点した後、諦めたりテンパったりする投手が多いんですよ。
打たれたら止まらない投手っているじゃないですか。
恭平もアンラッキーなポテンヒットで1失点。2点差が3点差になりました。
若い投手ならガクッとなるところ。
続く森友哉にも内角ストレートでガンガン攻めるんですが結果は四球。
全員がファールで粘ってきますね、西武打線は。
続く金子には初球のシュートかチェンジアップなんですが甘く入ってレフト前タイムリー。会心の一打。4点差。四球の後の初球でした。
でもこれは仕方ない。きょんぺーの力ならばストライクを取ることで精いっぱい。
それを見逃さない西武打線。
積極的に行くところと、ファールで粘るところとメリハリの効いたイヤな攻撃です。
「ああぁ、これで4点差。なお満塁。今日は負けじゃあ・・・」
カープファンの皆さん、そう思ったんじゃないですか。
でもきょんぺーは決して諦めてないんですよ。
ここが燃えるところです。
続く代打の木村に対する初球はシュートでストライク。ついさっきタイムリーを打たれた球です。いい度胸。
同じボールを同じコースに投げ込み、ワンストライクを取りました。
代打は初球を狙ってくることが多いのに、変化球でワンストライク取れたのは非常に大きいです。
2球目スローカーブも決まって0-2。
この後は内角ストレートでバットを折ったり、外角シュートで誘ってみたり。
代打の木村も粘る。西武打線ホンマにしつこい。カウント3-2。最後は9球目のストレートでライトフライ。3アウトチェンジ!
ここで押し出しとかヒットとか打たれてたら試合が壊れるところでした。次は1番秋山でしたし。
粘り強くストライクゾーンにストレートを投げ込めた中村恭平。
来季はもっと年俸上げてあげましょう。
700万円(現在)から1200万円くらい←大幅アップ
2回を投げて2失点。中村の65球。
この中にこれほどのドラマというか凄味が詰まっていました。
きょんぺーは決してエースじゃありません。
勝ちパターンで投げさせる勇気は私にもありませんよ。
しかしきょんぺーは一軍で通用する「一軍の投手」です。
8回の佐藤祥万も秋山、源田、浅村を三者凡退。まだ4点差ですからこの三者凡退はチームに勇気を与える素晴らしい仕事でしたよ。
9回は藤井皓哉。山川をストレートで打ちとり、森友哉のバットも折りました。彼はやって当然です。
今日が岡田で明日が薮田。6/2はノムスケでなく高橋昂也でした。
明日薮田と入れ替わるのが佐藤祥万でしょう。
いい仕事をしました。しかしジョンソン薮田野村が帰ってくると、ショーマの今季登板はもしかしてこれが最後になるかもしれない。がけっぷち・・・
しかし敗戦処理の仕事でキラリと光るものを残せました。
きょんぺー(30歳)は敗戦処理とローテの谷間を埋める仕事。
ショーマ(28歳)も育成と敗戦処理の中間くらい。
藤井皓哉(21歳)は育成目的のロマン枠。早く戦力になってよ。
アドゥワや長井が出てくると、ショーマや飯田、永川勝浩なんかも立場が苦しくなります。
ディスイズプロ野球・・・
誇り高きプロ野球選手たち。
本当に厳しい世界に生きているんだなあ。