「妄想続投」岡田明丈が1対0で9回表のマウンドへ・・・

2018年5月9日(水)マツダスタジアム
広島vsDeNA 8回表2死無走者

アナウンサー
ピッチャーの岡田、フルカウントから・・・
第7球を・・・投げた!
バットは!? まわった、まわった、さんしーん!!
三者連続三振!!
岡田明丈、この回もゼロでしのぎましたーーー!!
8回表を終わって1対0、依然カープが1点のリードです!!!

・・・カープベンチ

美間
オッケーイ!

高橋大樹
ナイスピー、岡田さん!!

岡田
ありがとう。この回、打ってくれよ。

大樹&美間
ハイ!


おい、岡田。

岡田
ハイ。


9回も行くぞ。

岡田
え・・・(困惑)


どうした? プロ初完封じゃないか。

岡田
ボ、ボク・・・


どうした?

岡田
ボク、中5日でもう110球なんですけど・・・


それがどうした。
今カープでは完投勝利の波がキテるんだよ。

岡田
波って、別に大地さんだけじゃないですか。
祐太だって泣いてましたし・・・


何を言うとるか。
これは監督命令じゃ、黙って行け。

岡田
でもボク前回も巨人戦で8回投げたんすよ。
そこから中5日で今日も8回・・・もう限界です。


何を言っとる、前回はデーゲームじゃけ実質的には中5.5日空いとる。

岡田
そんな無茶な・・・
あ、わかった。さては畝コーチの中にキクさんが入ってるんじゃないですか?
どれどれ・・・んぎぎぎ・・・


イテテテ、こら、なにをするんじゃ!?

岡田
本物だ・・・


当たり前じゃ。とにかく9回は頼んだぞ。

・・・9回表

アナウンサー
まっすぐ決まった、さんしーん、ランナーもアウト!!
筒香、三振ゲッツー!!
岡田明丈、プロ初完封まであと一人です!!!

北別府
この三振ゲッツーは大きいですね。會澤もよく投げました。
しかしロペスにも一発があります。まだ気を抜かないことですよ。

アナウンサー
9回2アウト。ランナーなくなりました。
岡田明丈、プロ初完封まであと一人です!!!

岡田
(チラ)

 

畝&緒方
(任せたぞ)

 

岡田
だよなあ、ここで替えるはずないよなぁ。

もう限界だよ・・・

・・・
その後ロペス、宮崎が連続ヒット。2死12塁。
バッターは6番倉本。ここまで2打数2安打。岡田に一番合っている打者

岡田
(チラ)

緒方&畝
(下を向いている)

岡田
(ハア・・・)

會澤
おい岡田、あと一人で完封だ、頑張ろう。

岡田
ハイ・・・

その直後、岡田は倉本に同点タイムリーを浴びる。
畝コーチと緒方監督が登場。ついにピッチャー交代。

ベンチに下がる岡田・・・

岡田
バン!!!(グローブを叩き付ける)
だから無理だって言っただろ!!!

・・・妄想おわり

試合は結局1対1で終了。延長12回引き分け。
試合後の緒方監督の談話
「岡田は良かった。下を向くことはない。最後1つのアウトを奪う難しさを経験したと思う。次も頑張ってほしい」

うーん、オカちゃん残念。
8回の三者三振でさすがに交代かと思いましたけど・・・
行かせましたね。

もちろん本物の岡田は完封したかったと思いますよ。
しかし点差は1対0。
大瀬良の完投勝利や、中村祐太の完投未遂の時には点差がありました。
昨日は移動日と雨天中止で2日間空いていて、翌日も移動日という中で1対0の9回表。
じゅうぶん中崎を出せる展開でしたが、前回登板で9回2死から被弾した中﨑と、中5日で110球の岡田の選択。
んで、ベンチは岡田を選びました。

まあ岡田に経験を積ませるためという意味合いが強かったんでしょう。
最速は149kmどまりでしたが、ボールの勢いはありました。奪三振10個は今季最多。

ただ私は9回の岡田はないと思って見てました。
完投好きで岡田好きの私でも9回に岡田が出てきた時は「まじか!?」と思いましたし、ちょっぴり不安でした。
で案の定追い付かれてドロー。
負けなくて良かったという感じです。
結局中﨑、今村、ジャクソン、一岡を投入しての延長12回引き分け。
ヤクルト戦でもこの4人を同点の場面で投入して、12回裏にサヨナラ負けしたことがありました。

出すんなら9回表で良かったんだよなあ・・・
まあ岡田の続投には燃えました。
ベンチは岡田に5勝目の代わりに「良い経験」をあげたってことで納得しましょう。

■高橋大樹&美間優槻
DeNAの150km左腕東克樹に対し、カープは6番會澤、7番大樹、8番美間で挑みました。
昨日の濱口に対しては左の野間と庄司を並べたんですが、今日は右を並べました。
結果は二人とも東から1本ずつヒットを打ちました。
が、二人にはそろそろ反省もしてほしい。
自分がヒットを打ってもチームが負けたら意味はない。←昨日は引き分け
2回裏の無死12塁で大樹ゲッツーの美間三振。
もうこの二人は完全にカープ一軍の「戦力」です。ヒット1本打って「結果を出せた」と喜んでるレベルの選手ではありません。
二人とも守備で頑張ったという考えもありますが、これもこの二人なら当然のプレーです。
もう1段上のプレーをお願いします。

■緒方監督の「高橋大樹」と「堂林翔太」と「丸佳浩」を見る目
昨日はもう2~3点あれば岡田明丈も完封勝利で問題なく勝てたんですよね。
2回裏0対0、無死12塁で7番大樹、8番美間、9番岡田という場面。
ここで緒方監督は高橋大樹に「無策」で打たせました。
悪くないと思いますよ。送ったって8番9番です。好調大樹のバットにかける作戦は当然。
・・・でも待ってください。
堂林は送りバントさせられたんですよ。4月8日ヤクルト戦。5回裏0対0、無死2塁、7番堂林で。
堂林はバントを決めましたが1死3塁で8番磯村、9番大瀬良という打順です。

この差はなんなの?緒方監督。堂林のバントを評価しているのか、堂林の打撃をなめているのか・・・
大樹も小技は苦手です。←たぶん
バントや右打ちなどあまり見たことがありません。
ですので普通に打つ作戦(=無策)は悪くないですよ。結果は初球ボテボテゲッツーでしたが。
美間ならバントも右打ちも巧いんですが、大樹には打たせるしかなかったと思います。
今、丸佳浩がいないので、3番がバティスタです。
私は3番バティに右打ちとか四球を選べとか繋げとかは期待しておりません。
とにかく大きいのを打て!という3番です。それでいいんです。

カープの強みはレッドマシンガン、「つながる打線」です。
丸がいないので上位のつながりがちょっと弱まり、下位打線でとどめを刺す役割のバティスタが今下位打線にいません。
そこらへんで今勝ちきれないというか、接戦を落としているんだと思います。
もちろん丸のいるカープといないカープなんで、ワンランク落ちるのは仕方ありません。

しかし丸のいるカープで堂林にバントさせ、丸のいない繋がりにくいカープで大樹にただ打たせる作戦は緒方采配、ちょっと雑な野球をしてるんじゃないのと言いたくなります。
會澤にバントをさせない時点で作戦は「ヒットを期待して打たせる」だけになりましたから。
678番がバティ安部會澤じゃないんです。678番が會澤大樹美間なんです。
無策に打たせるだけでは得点の確率は下がります。東出や迎が何かアドバイスなり策なりを出すべきでした。
岡田明丈の続投も厳しく言えば「雑な野球」です。
中崎にリベンジのチャンスを与えても良かったのでは。

もちろん岡田や大樹たちに罪はありません。
マエケンなら9回に打たれて怒られるところですが、岡田なら褒められます。
岡田には9回に完封を逃してファンに怒られるような投手になってもらいたい。
大樹も美間もまだその位置です。
今日の敗戦(引き分け)を糧にもうワンランク成長しましょう。