8回大瀬良に疑問を持たねばならぬ

2026.9.28(月) 

DeNA 3-4 広島 横浜 

新人の工藤泰己が雨の中で闘志を見せました。5回4安打2失点。

工藤は絶好調じゃありませんでしたが、石原貴規の巧みなリードで好調DeNA打線は的を絞りきれない様子でした。

 

新井の采配

カープ4連勝。石原も良かったし、工藤もよく粘りました。

新井の采配も良かったです。

 

ひとつ前の一昨日の試合で、同点の9回表に無死1塁のチャンスがありました。打者は中村奨成。

この回からマウンドに上がったDeNAのレイノルズが先頭の代打佐藤啓介に4球で四球。無死1塁。

9回表3対3、無死1塁。打者1番中村奨成、投手レイノルズ。

普通ここは 送りバント したくなりません? 

でも新井はここで 奨成に打たせた んですよ。

9回表同点ですよ? 無死1塁ですよ? 普通はバントですよ。

でも新井は打たせました。一体なぜだと思いますか?

それは2番が勝田だからなんですよね。奨成でバントして勝田に打たせるより、奨成に打たせて勝田でバントしたほうが得点確率が高いからです。

 

「なんでやねん!」

と思われるかもしれませんが、奨成で送って勝田がヒット打ってもまだ得点は入らないんですよ。勝田のヒットとDeNAの前進守備では1死2塁からの勝田のシングルヒットでは点が入りにくいです。

そこで新井は奨成に打たせた。もちろんレイノルズの制球が定まっていないのも理由の一つです。

で、奨成四球。勝田バント。

1死23塁でDeNAの内野は前進守備。キクのゴロが前進守備の横をギリギリ抜けて2点タイムリー。

この2点は「個々の対戦成績」に依存しない「打者と走者のコンビネーション」で奪った得点でした。たいへん素晴らしい。これぞ日本の攻撃。新井もやればできるじゃんと思いました。

 

んでそれに味を占めたのか、昨日の試合でも無死2塁で勝田に強攻させた場面がありました。

7回表2対2、無死2塁。打者2番勝田、投手東。

勝田は初球バントの構えを見せましたが、私は「もったいない」と感じていました。

東はぬかるんだマウンドで何度も筒香に足の裏の泥を拭いてもらいながら、6回110球で粘投していました。ハッキリ言って ヘロヘロ でした。

打順1番からの7回表に東が出てきた時は「正気か?」と思いました。案の定、奨成ツーベース。

ここはイケイケです。送りバントしたら1点どまりです。でもアホの新井には見えないだろうなと思いましたが、新井も勝田にバスターさせました。

私は二塁の頭を超えると思いましたが、ショートに捕られてしまいました。1死2塁。走者を送れず。

 

試合後に新井は

「あそこで走者を送れなかったのでイヤな流れになった」

と語りましたが、私は ウソだ と思います。新井とカープにイヤな流れなどありませんでした。

同点の無死2塁で2番勝田が打ってきて、嫌な流れは DeNAの方だった と思います。

不気味ですよ、相手の2番が無死2塁から打ってきたら。

 

続く3番キクが通算350本目の二塁打を打ってカープ勝ち越し。東KO。

ここでとどめを刺せと思いましたが、4番坂倉四球の後、5番モンテロ二ゴロ併殺。いい当たりだったんですけどね。

 

一昨日の9回と昨日の7回はとても良い攻撃でした。頭を使った攻撃でした。

私は1週間前のブログに「勝田が一軍投手のスピードに慣れてきた」と書きました。※参考記事

そこから勝田は21打数10安打です。打率.476

新井も勝田の打順を2番に上げたり、無死2塁で勝田に打たせたりして、良い作戦でした。疲れてる東のタマなら勝田はバットの芯に当てますよ。

 

判でついたように「無死1塁の2番は送りバント」とか「昨日成功したから今日も強攻」という単純な話ではなくて、その時々の相手の状態を考えた臨機応変な作戦というのは見ていて楽しいし、相手は嫌がります。こういう野球を継続してほしいです。

残りはわずか7試合ですが、そのうち3試合が 阪神戦 ですから、とことん阪神の嫌がる野球をやっちゃろうやあ。メラメラ。

 

新井の傾向

新井を褒めた後で新井の批判もします。

それは 8回大瀬良 の起用について。

 

昨日の継投は工藤5イニングの後、6回遠藤→7回ターノック→8回大瀬良→9回森浦でした。

高が登録抹消されてから8回は大瀬良が投げるようになりました。

大瀬良は経験豊富だし、遠藤は一時期疲れて調子を落としたし、消去法で今は8回大瀬良に定まっています。

これも臨機応変と言えば臨機応変ですし、ポジコロ と言えばポジコロなんですよね。

 

8回を任せられる投手が他にいないってのが一番の理由でしょうが、私なら8回は遠藤です。今年の7~8回は高と遠藤とハーンでしたからね。

でも新井のチョイスは大瀬良でした。大瀬良は昨日も抑えました。

さっきの勝田の強攻が良くて、なんで8回の大瀬良が気持ち悪いかというと、根拠に乏しいから なんですよ。

 

勝田の打撃は1週間前から上向いてきてるし、東は明らかに引っ張り過ぎ。みすみす1アウトあげるのはもったいない。だから強攻。この作戦には「合理的な根拠」があります。

しかし1ヶ月前まで二軍で先発してた大瀬良を9月にリリーフで13試合も登板させて、こないだは敗戦処理で昨日は1点リードの8回に出す。これは新井の「希望的観測」に過ぎません。

 

カープはこないだ堂林との契約延長を発表しました。

私も堂林は好きですよ。しかし来年の勝利に向けて最善の策だとは思えません。

私も好き嫌いの激しいほうだと自覚してますが、新井の好き嫌いはもっと激しい。限度を超えてやしないか? 

 

3番キク、8回大瀬良、代打秋山、ベンチ野間、二軍堂林。みな新井の戦友です。秋山は違うか。

とにかく新井は仲間を信じているんですよ。

仲間を信じるのは良いことですが、新井の信じ方は 根拠に乏しい のですよ。

代打秋山とベンチ野間には根拠があります。根拠というのはすなわち「今シーズンの実績」です。

 

キクもよくやってますが、それでも打順2~3番は荷が重いです。

8回大瀬良も荷が重い。それを言っちゃ遠藤にも荷が重いんですが、「遠藤で打たれたら仕方ない」って空気がチームにはありますよ。

大瀬良にもあるのかもしれませんが、私にはまだないです。だって大瀬良はまだリリーフやって1ヶ月。勝ちパターンも高離脱後の1週間だけですよ。

遠藤は今シーズン58試合投げて21ホールドです。昨日で5勝目です。私なら先に遠藤を使います。2~3試合続けて打たれたら考えます。

 

大瀬良がリリーフの専門家でケガから帰ってきたというのなら、遠藤を追い越していきなり8回でもいいんですが、こないだまで先発やってたターノックや大瀬良が先に8回では私は気持ち良くないです。

小園が二軍に言った理由はショートを守れないから。新井は一晩考えてそう決めたそうです。なのに二軍ではサードとセカンドも守らされてる。

キャッチャー坂倉をやめたのも打力を活かすためですが、それも開幕後に思い付きで唐突に始めたことです。

開幕前は「レギュラーは小園ファビアンだけ」とか言ってて、佐々木泰に四番まで打たせた。2番奨成にバントさせて4番泰が三振。新井は今も佐々木泰にバントさせません。

 

チーム編成

シーズンが終わればじっくり特集しますが、私は堂林の残留をとても重く受け止めています。

勝つ気があるのか?

という意味です。

私は貧乏なカープが勝つためにはドラフト下位指名の選手を一流のスター選手に育てないといけないと思っています。そこでソフトバンクとの差を埋めたい。

しかし新井は来年も昔の仲間を試合に出して勝とうと考えている。そんなことが本当に可能なのか?

堂林を残す残さないは新井の決めることではありませんが、ドラフトも含めて最近のカープのチーム編成は少し頭がおかしいと思っています。

 

本日のゲームプラン

戸郷vs玉村。

阪神が優勝するのは癪だが、カープが巨人に負けろも思わない。今日も勝利を目指して戦いましょう。

 

問題は工藤泰己を抹消するか否かです。

新井は「次につなげてもらいたい」と言ってましたが「次」が来年なのか来週なのかはわかりません。なんとなく来週の阪神戦のことかな?とは思います。

工藤を抹消しないとなれば、今日もベンチ入りは森と赤木でブルペン9人。体調不良の佐々木泰はどうなるかわからない。

 

巨人はヤクルト戦で10点取ってましたが、先週のマツダスタジアムでは借りてきた猫のようにおとなしかった。あんま大きく変わってないんじゃないか?

巨人は残り4試合全部勝たないと優勝は厳しい。戸郷の後に第2先発が出てきてもおかしくない。

巨人は残り4試合を「戸郷→竹丸→井上→小笠原」で戦うでしょう。

阪神戦が竹丸として、今日は「戸郷+西舘」とかで来るんじゃないか。

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