原伸次 (はらしんじ)
1962年生まれ。捕手・内野手。右投げ左打ち。
1980年ドラフト4位でカープ入団。広陵高校。背番号27
リクエストがあったので原伸次を取り上げますが、ハッキリ言ってあんま覚えてません。ぬるく原伸次の思い出を語ります。力まずご覧下さい。笑
もくじ
■甲子園のスター
■プレースタイル
■応援歌とファミスタ
■引退後
甲子園のスター
原伸次って高校野球のスター選手だったそうですね。1980年の甲子園に春夏連続出場してベスト4とベスト8。後に金本知憲、白濱裕太、野村祐輔、上本兄弟などを育てた中井哲之監督がチームメイトだったそうです。
だが私はこの時の広陵高校を全く覚えていません。私が広商ファンだったこともありますが、この年の甲子園は荒木大輔フィーバーに日本中が沸いていました。原伸次もけっこう女性人気が高かったそうですが、小学生の私には荒木大輔しか目に入りませんでしたね。
この年の赤ちゃんに「大輔」と名付ける親御さんも多かったそうです。アホですねえ。笑
9月13日、神奈川県の松坂家に生まれたデカい男の子も大輔と名付けられました。その子こそ松坂大輔であります。もうちょっとだけ運命がズレてたら、松坂の名前は「松坂伸次」だったかもしれません。笑
ドカベン好きで知られる爆笑問題の太田光さんは「4番キャッチャー原伸次」の大ファンだったそうです。浪商の香川伸行は右打者だもんねえ。笑 ソース
プレースタイル
原伸次は強打の捕手としてドラフト4位でカープ入団。カープがこの年1位指名したのは東海大学の原辰徳でした。クジで外して川口和久。カープは原辰徳をクジで外して、原伸次を指名しました。当時は日本テレビの解説者から「巨人の原と広島の原じゃ、えらい違いだなｗ」とよくバカにされたものです。
とはいえ4位指名の高校生にいきなり背番号27が与えられました。期待の表れ。27番はV9捕手の森昌彦(後の森祇晶)の背番号でもあり、ミスター赤ヘル山本浩二の背番号でもありました。
原は1年目から1軍で打席を与えられますが、正捕手には守備の良い達川光男が台頭しつつあり、若い原は2塁手として育てられます。
原はキレイな打撃フォームとまずまずの脚力がありましたが、いかんせん非力でした。いくら2塁手とはいえ肩も弱すぎました。アイルランドや木下富雄の牙城を崩すことはできませんでした。左の代打枠にも西田真二、小早川毅彦、長内孝がいて原は苦しかった。
1985年以後は正田耕三が台頭して原はますます苦しい立場へ追い込まれます。
原の出場試合数は1985年以後、72→32→10→22と推移。年齢は23→24→25→26と推移。がけっぷち。
原の潮目が変わったのは1989年。山本浩二新監督の登場です。
守備力を後回しにして打力のある選手でスタメンを組みたがる浩二監督は西田真二を4番レフトで起用し始めました。すると手薄になるのが左の代打。
ここで原は長内孝に次ぐ代打2番手の地位をゲット。けっこうタイムリーを打ちました。
私は原はもうダメだろうと思ってたんですが、平成の声を聞いた途端、原はシブく活躍しました。私も「ヨシ！ここで原を出せ！」と何度も騒いだものです。代打原は西田の穴を埋める活躍でした。チャンスに強かった。
応援歌とファミスタ
レギュラーでもない原伸次ですが、実は有名な応援歌がありました。
それがトリオ・ザ・シンジです。西田真二、高信二、そして原伸次の控え野手3人を十把一絡げに一曲で応援していました。笑
1990年に佐々岡が入団すると、4番打者の西田真二にはウクレレ調の応援歌が与えられ、佐々岡、高、原で新トリオザシンジが結成されました。
あと誰も覚えてないと思いますが、1986年のクリスマス商戦に発売されたナムコ社のゲームソフト「プロ野球ファミリースタジアム」に原伸次は末席で登場しています。
私の尊敬するブロガーさんは「きたへふおおのかわくちつだ」さん。きたへふさんのハンドルネームはこのゲームに由来します。きたへふ･･･はエース4人の名前。代打4人の名前は「きのしたにしだしようたはら」です。私は8番の「たつかわ」に代えて「はら」をスタメン起用してました。笑
引退後
平成時代の原伸次はけっこうヒットを打ったもんだから、浩二に捕手やサードでもスタメン起用してもらえました。なにせ「サード西山秀二」とか「センター西田真二」を普通にしてた監督ですからね、サード原くらいお手の物です。原も西山も1991年の日本シリーズではサードでスタメンしています。そりゃ負けるっての。笑
原は横浜に移籍して引退。
引退後はカープの打撃コーチやテレビ解説もなさいました。広陵高校への義理立てでしょうか。
現在はご夫婦で鉄板焼き屋さんを経営されています。食べログ
毎度言いますが、広島の方はカープが身近でホント羨ましいです。
