2018ドラフト構想vol1

カープはいよいよマジックがどうとか言い出すし、
夏の甲子園も始まりましたし、
そろそろドラフト考察シリーズを始めます。

昨日、金足農業の吉田投手が甲子園に初登板しましたね。
超高校級ドラ1位候補との噂。
ちょっとだけ注目してた投手なので、スポーツニュースで何球が見ました。

私の結論は「好投手には違いない」です。
1位はないかなぁ・・・ごめんなさい

私は素人ですよ。
15年前のドラフトではカープはダルビッシュや涌井よりも「秋田商工の佐藤剛士に行け!」と思ってた男です。←今も悔いはない
大阪桐蔭の柿木投手も根尾昂君の第1試合も見ました。
でもやっぱカープの1位じゃないような気がします。

ちょっと長いですけど下記の表を見てください。
カープのスカウト達が使用している「年齢&ポジション」の構成表です。

42新井貴浩
41
40
39石原慶幸
38永川勝浩、エルドレッド
37
36赤松真人
35天谷宗一郎
34ジョンソン
33白濱裕太、小窪哲也、松山竜兵
32岩本貴裕
31カンポス、ジャクソン、福井優也、
30ヘルウェグ、中村恭平、會澤翼、下水流昂
29野村祐輔、佐藤祥万、安部友裕、田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、土生翔平
28中田廉、一岡竜司、オスカル、飯田哲矢、上本崇司
27今村猛、大瀬良大地、九里亜蓮、横山弘樹、庄司隼人、堂林翔太、バティスタ
26薮田和樹、中崎翔太、磯村嘉孝、メヒア、野間峻祥
25戸田隆矢、フランスア、岡田明丈、船越涼太
24辻空、タバーレス、加藤拓也、床田寛樹、西川龍馬、高橋大樹、鈴木誠也
23ケムナ誠、平岡敬人、中村祐太、曽根海成
22藤井皓哉、塹江敦哉、木村聡司、桒原樹
21高橋樹也、青木陸
20高橋昂也、アドゥワ誠、長井良太、坂倉将吾

19遠藤淳志、山口翔、中村奨成、永井敦士

見にくくてすみません。
エクセルファイルが貼れたら見やすいんですが。
とにかくコレを見て私が「上位指名の必要性」を感じたのは
・タナキクの後継者(素材)
・誠也の次の四番候補(素材)
・即戦力投手
・素材型投手
の順です。

指名順までシミュレートするなら
1~2位で高校生ショート、即戦力投手
3~5位で高校生スラッガー、高校生ショート、高校生投手、
6位&育成で高校生投手

名前までシミュレートするなら
1位 小園海斗 報徳学園
2位 鈴木翔天 富士大学
3位 高校生スラッガー
4位 高校生投手
5位 高校生ショート
とか。
案ですよ。まだ全然情報が足りません。

■1位指名は二遊間の選手
根尾君(大阪桐蔭)の第1試合も見ました。去年の夏も今年の春も見てます。
しかしカープは・・・行くかもしれないが行かないでいいかもしれない。なぜか!?
彼、スピードが超A級ではないからです。
50m5秒8とか、100m走で全国5位(小学生の頃)とか言いますが・・・
ハッキリ言いましょう。
そこまで速くはない!!

小園君の方が速い。立命館大学の1番打者もなかなか速い。
根尾君は今はオールBって感じ。打撃も守備も走塁もピッチングも。
野手に専念すればもっと成長するでしょうけど。
とにかく根尾ファンの方、ごめんなさいね。

私は東北高校のダルビッシュ有のことを
「プロではちょっと厳しいんじゃないか?線が細いし
と評価していた男です。←今のダルビッシュはブーマーよりデカい!
私の予想は大いに外れるのです。
しかしカープはリスクを冒してまで根尾君を1位指名しなくてもいいと思います。

私が狙いたいのは報徳学園の小園海斗君。
この子も夏が終われば「競合する1位選手」になるかもしれません。
足がめちゃくちゃ速い。
しかも根尾君は完成度が高く、この子はまだ荒削りな印象。プロで伸びそうな感じもします。
小園君なら1位で指名してもいいと思うんです。

私の前提として「根尾昂は3球団ぐらい競合する1位選手」という先入観があります。
だからカープはそこまでして根尾に行かないでいいという考え。
もし「根尾が2球団、小園が3球団競合」とかいう状況になればまた考えは変わりますよ。

ノムケン時代に北條か鈴木誠也かで迷って
「どっちのが足が速いんや?」
の一言で誠也に決まった経緯がありましたね。
この一点で見ても、根尾より小園で行くのがカープらしいかなと思います。

とにかく先日美間優槻を放出してまで二遊間の守れる俊足の曽根を獲得しました。
ソフトバンクが三塁手をほしがったことがきっかけと言われたトレードですが、カープの20代内野手も層が薄いんです。
庄司、桒原、木村(育成)、そして西川龍馬
当初ドラフトで指名した時、カープは龍馬に二遊間を期待してました。

しかし今の龍馬はサードしか守れない。
いや守ったら上手いのかもしれない。しかし安部がセカンドに入っても、西川はサード。
交流戦で龍馬はパリーグからめちゃくちゃセーフティーバント攻撃を受けました。
西川龍馬(24歳)はサードしか守れない。庄司隼人(27歳)も伸びてこない。
曽根(23歳)、桒原(22歳)、木村(22歳)の下にセカンドショートはいません。

誠也の後輩の永井君(18歳)を見て「ショートを守れる」と言い放った緒方監督。
しかし永井君はまだウエスタンリーグで内野を守ったことはありません。
やはり二遊間の良い選手を上位で指名したい。

■上位候補は高校生スラッガー
カープは昨年1位で中村奨成を獲得。
鈴木誠也以上と言われる身体能力はもちろん将来の四番候補の一人。
カープの将来の四番候補はこの奨成(19歳)と青木陸(21歳)

仮に鈴木誠也が5年後にポスティングでメジャーに移籍する場合、奨成が24歳、青木が26歳、坂倉将吾25歳です。高橋大樹も29歳。
坂倉は間違いなくクリーンアップを打てますよね。捕手であっても。
3番キャッチャー坂倉。全然普通。
ただ4番坂倉はちょっとイメージが湧かない。アベレージヒッターの四番も悪くはないですけど。
でもどっちかと言えば3番坂倉、4番奨成でしょう。浮かんでくるイメージは。
ほんと守備位置がわかんないですけど、打順はこう。

青木陸もぼちぼち出てきてくんないと心配になるんですが、今季もあまり試合に出ていません。
情報も少ない。ファームで49試合打率.207、本塁打ゼロ。
主軸打者も欲しいんですよね。

5年後の最悪を想定すると、
「坂倉と奨成が捕手だから、どちらか一人しか試合に出られない」
「青木陸が育っていない」
1番野間(31歳) 2番龍馬(29歳) 3番坂倉(25歳) 4番バティスタ(32歳)

・・・

あれ?

そこまで悪くない? 笑
けっこうロマンありますね・・・

ま、とにかく主軸打者も上位で指名したい。大学生でもオッケー。
即戦力と言うよりはやはり素材型のロマンあふれるスラッガーが欲しい。
去年奨成を獲ってるとはいえ、ここ2年のドラフトで指名した野手は坂倉、奨成、永井の3人だけです。
誠也ドラフトのように5人も獲る必要はないが、将来の中心選手を最低2人は獲っておきたいと思います。

■即戦力投手について
最後、ドラフト会議に欠かせない即戦力投手の話題。
なんだかんだここも必要です。誠也ドラフトでは野手ばかりでしたが、あれも森雄大と増田達至をくじで外したからああなったのです。
やはり投手は必要です。

カープのニュースでは東洋大学の投手の名前が出ました。
現状、カープの高卒投手もけっこう粒ぞろいです。
5年後に一軍にいそうな投手は
大エースに高橋昂也(25歳)
アドゥワ誠(25歳)、長井良太(25歳)、中村祐太(28歳)

MAX158kmのパワフルセットアッパーコンビ、ケムナ(28歳)&平岡(28歳)
藤井皓哉が27歳、高橋樹也が26歳、山口翔は24歳。
これで一軍に9人の若手投手。
ここに30代の大瀬良、今村、中崎、フランスア、薮田が揃います。

やっぱ投手より野手が足りない気がします。
長くなりましたが、vol1はここまで。

つづく・・・