今日は 鈴木誠也 の話をします。
カープが雨で中止でしたから。
誠也の何気ない一言
私は普段の誠也のプレーを見ていないので、プレーの詳しい解説はできません。
ほな今日は何を話するのかと言えば、誠也がこないだのMLB100号インタビューで語った(とされる)こちらの一言について。
「右打者が難しくなってきているのは明らか」※時事通信
これはちょっと 聞き捨てなりません ね。
深掘りせずにはいられないコメントです。
様々な角度からツッコんでいきたいと思います。
時事通信社
誠也のこのコメントを報じたのは時事通信社。
どうでもいい話ですが。私は時事通信社さんのニュースを昔からイマイチ信用していません。
東スポや文春のような意味で信用できないのではなく、何て言うんだろうなあ、時事通信社のニュースにはいつも 外国人記者の片言の日本語感 があるのです。
時事通信も共同通信も媒体を持たない通信社で、元々は一つの会社らしい。私は共同通信社のニュースにはいつも「しっかり取材してるな」と感じますが、時事通信社のニュースにはなんとなく外国人記者のポストを日本語に翻訳しただけのような薄っぺらさを感じます。単なる個人の感想ですよ。
上記の誠也のコメントを日本のスポーツ紙はどこも取り上げていません。時事通信社と日経新聞のみ。
日経新聞の記事はおそらく時事通信の記事を転載したものと思われ、出元は同じだろうと予測されます。
以上を踏まえて次へ進みますよ。
右打者が難しい
で、誠也の一言です。
「右打者が難しくなってきているのは明らか」
コレ、本当に誠也が行ったのかな?
甚だとは言いませんがほんのり 眉唾モノ ですねえ。
もし誠也が
「右打者が 減ってきている のは明らか」
とか
「右打者の成績が 相対的に落ちてきている のは明らか」
と言ったのならわかりますよ。事実ですから。
でも誠也が言ったのは
「右打者が 難しくなっている のは明らか」
です。これはわかりません。
誠也は私と同じ「数字で物事を見ない」人間です。
正確には 数字だけ で物事を見ない。ちゃんと自分の目で本質を見る男です。私と同じタイプです。
2026年現在、事実として言えるのはまず「右打者が減って、右投げ左打ちの打者が増えている」ということ。
そしてそれに伴って「打撃成績上位に左打者が並んでいる」ということ。ここまではわかります。
しかし誠也の言った「右打者が難しくなっている」ことにはなりませんよね。
例えば10人の打者がいて、そのうち左打者が7人で、右打者が3人だとします。
すると本塁打王は左打者になる確率が高いし。打撃ベストテンの割合も左打者が7割となります。
しかし右打者が難しくなるとは言えないんじゃないか? 言えないですよね。
次に考えられるのが「スイーパーの流行」です。
右利きの選手が左打ちに転向するのはわりと簡単ですが、左投げに転向するのは極めて困難、実質不可能です。
アメリカ人の右利きの割合は約87~90%と言われていて、世界でも平均的です。ちなみに日本も約90%。
中国などは97~98%くらいあるそうです。漢字の国だから、漢字は左手で書きにくいでしょ。
つまりMLB選手も 90%が右投げ だと言いたいのです。
投手の場合は75~80%くらいになると推測されます。左投手はMLBに上がりやすいと思われます。
そこで右投手対右打者なら、確かに右打者は左打者より難しい。でもそれって昔からずっと変わらない話のはずです。
誠也が「難しくなってる」と語った原因の一つに「スイーパーの流行」があるんじゃないか? スイーパーとは大きなスライダーのこと。
一昔前のカット・ツーシームならあまり左右関係ありませんが、右投手のスイーパーを多投されると確かに右打者は難しくなります。カープのモンテロが苦しんでるのも右投手のスライダーです。
だから誠也が「難しくなってきている」と言った理由は一つはスイーパーの影響かなと私は見ています。まあ、それだけでもないだろうけどさ。
デイビッド=オルティスの誠也評
鈴木誠也が日本人初の100号と聞いて、私は
誠也のことだからどうせ『僕はホームランバッターじゃない』で済ませるだろう
と思ってましたが、誠也は意外に 饒舌 でした。100号がそんなに嬉しいのかね?
主な誠也のコメントは以下の通り。
「楽な道じゃなかった」
「チームメイトとスタッフと家族に感謝」
「今は和真と2人だけ」
以上の3つのコメントは日本のスポーツ紙各紙が報じているので、間違いなく誠也自身の言葉でしょう。私はここまでしないと記事と数字を信用しません。Xなんてウソの宝石箱ですよ。
1番目と2番目は誠也らしくて納得。
3番目は岡本和真との仲の良さが見えて微笑ましいですが、
「え?そんな小っちゃなとこまで気にしてたんだ」
と軽く驚きました。
「今、MLBでプレーする日本人の右打者はボクと和真の2人だけ」
という意味なのですが、別にアメリカ人の右打者は大勢いるし、ニコ=ホーナーとも仲良しじゃんかと私なんかは思います。
まあ誠也はカタカナも英語も苦手そうなので、日本人がいないと寂しいのかな。右打者の苦しみを分かち合える、言葉の通じる存在が欲しいのかなと妄想したり。
そんな誠也のことを私のように理解しているアメリカ人がいてビックリしました。その人物の名前はディビッド=オルティス。
ボストン=レッドソックスの永久欠番。現在50歳。
偉大な選手が誠也のことを熱く語ってくれて嬉しい。
「いくら大谷が凄すぎても、誠也の凄さを見逃しちゃいけない」
「誠也の打撃は個人記録のためじゃなく、勝利のためだ」
「日本人の右打者でここまで打てる選手は初めて」
私は現在のオルティスの立場を知りませんが、こんなにリップサービスをする必要があるとは思えません。今も引く手あまたのスーパースターだと思います。この番組ではアレックス=ロドリゲスも一緒でした。
そんなスーパースターが誠也のことを熱く褒めてくれるなんて、いいヤツだなとも思いますし、誠也の実力も本物なんだなあとワクワクします。
まとめ
誠也の100号ホームランは見ていないのですが、FAシーズンに少しでも好感度を高めておくのは重要なことです。坂倉・森下もガンバレ。
でも私は誠也に反論したい。右打者が難しくなってきている可能性はあるけど「明らか」とまでは言えないんじゃないか。
日本でもスイーパーは流行ってます。だけど私は左打者ばかりの打線に怖さを感じませんよ。
「右打者が難しい」のは明らかです。
右打者は昔からずっと一塁まで距離が長いからね。
「右打者が難しくなってきている」のは決して明らかと言えない。
MLBでは明らかなのかもしれないが、NPBでは明らかではないよ。
左打者が増えてるから個人成績上位に左打者が増えてきていることは明らかで確実に事実です。
でも「右打者が難しくなってきている」のは確実じゃあないぜ。誠也よ。
誠也は昔、ホームランを増やすために
地球に向かって打つ
と発言したことがあります。
あの時もノムケンはじめ各方面から
それをやるとゴロになるぞ
とツッコまれました。
今回もそんな感じで誠也の舌がうまく回らなかっただけでしょう。
だから俺がフォローしておいてやったぜ、誠也よ。
お前は野球で頑張れ。おしゃべりなんざ適当でいい。
まあ誠也はずっとそれでやってるけどさ。