小園海斗のバッティング

2026.7.3(金) 

阪神 1-5 広島 甲子園 

今日はマジメに野球の話をします。

前半はカープと阪神の寸評。後半で 小園海斗 のバッティングを詳しく解説します。

 

カープ寸評

森翔平。7回2安打1失点。

完璧でした。完投させろと思いましたが、93球で交代。

週5試合の影響で二軍待機の時間が長かったのも、森翔平のモチベーションを高めたのかもしれません。森翔平だけが甲子園に先乗りしていたので、昨日は森が一番疲れていませんでした。

だから私はもっと森に負荷を与えていいと思いましたが、新井は横浜で投げた遠藤と森浦を連投させました。今日はこの2人を試合に出せません。

 

今年の森は 腕の振りが良い です。

コマンド率も去年より向上してますが、今年の森は球威やコントロールより「投げっぷり」がいい。

森は去年から石原とコンビを組んできましたので、石原のリードをよく理解しているのか、石原が森の特徴を理解しているのか、とにかく2人のコンビは投げっぷりが良いです。

 

投げっぷりというのはつまり「腕の振り」という意味です。

腕の振りが良いと少々甘くなってもバッターは詰まったり泳いだりするものです。後述しますが昨日の今朝丸君も投げっぷりが良かったですね。

今年の森はカーブ・チェンジアップで空振りが取れます。普通はストレートが良いから変化球に泳ぐと言いますが、森は腕を振ってチェンジアップが決まるので、まっすぐに詰まるのかなという印象です。

打撃も守備もグッドでした。森翔平は打って投げるスタミナも案外ありますね。単に中2週間だからかもしれませんが。

 

モンテロ。3打数3安打。

相手が右投手でもスタメンで出せ。魅力十分。実力はもっと十分だぜ。タコ。

 

久保修。ライトの守備固め。

キクをケガさせる。笑

冗談ですよ。久保は何も悪くありません。

久保はライトの守備固め要員として一軍に呼ばれました。二軍で二遊間を守っているのは二軍の二遊間不足によるもので、久保が一軍で内野を守ることはありません。

抹消された前川はなかなか出場機会がないので、二軍で打席に立たせようという親心でしょう。一軍で打てないから落ちたわけではありません。

 

中村奨成

中村奨成。登録抹消。

奨成は打てないから落とされました。そもそも一軍に上げるのが早すぎました。

「一軍で育てろ」という声にも理解はしますが、私も奨成は 二軍で鍛え直すべき という考えです。

辰見鴻之介も上がってきましたので、奨成の抹消は妥当だと思います。

 

「お前は奨成推しじゃないのか?」

ええ。私は奨成推しですが、それとこれとは 話が別 です。

今のスカタンな打ち方では一軍でスタメンさせるわけにはまいりません。

そもそも私は去年4月に中村奨成がバット寝かせてオープンスタンスに改造した時から あれじゃダメだ と否定してきました。※参考記事

 

正確に言うと「オープンスタンスがダメ」ということではなく、「当てに行く打撃がダメ」という意味です。

奨成は強く振りなさい。持ち味が出ないぞ。

 

奨成の気持もわかるけど「レギュラーを獲りたい」という発言も、二度としないでもらいたい。

26歳の名原と久保が言うのはよい。だがプロ9年目の男の言うべきセリフではありません。

中村奨成が言うべき発言は「チームの勝利に貢献したい」です。

奨成の発想はセコいのです。だから当てに行って結果を欲しがるのです。

 

一軍選手は代走守備固めでもチームに貢献できます。

奨成に代走守備固めを頑張れと言ってるのではありません。

「どんなことでもチームの役に立ってやる」という気持ちを持てという話です。

 

DeNA戦で山崎康晃がフォアボール出した時、一塁手の筒香が山崎に一生懸命声かけて励ましてましたよね。

キャッチャー松尾も技術はまだまだですが、汗かいて頭使って必死にプレーしてましたよ。松尾は打席でも自分のヒット数など考えていませんよ。松尾はただチームの勝利と投手陣のためにプレーしてました。

だから奨成、お前は二軍で東出に鍛え直してもらえ。小園も誠也も東出に育ててもらったもんだよ。

 

阪神寸評

高寺望夢。3タコ2三振1四球。

森翔平にピッチャー返しをぶつけたのが高寺。見事なバッティングでした。

カープはとにかく森下・佐藤の前に走者を出したくありません。昨日の森は高寺と中野を抑えたことが好投に直結しました。

 

私が今日触れたいのは 高寺のセンター守備 です。

3回表0対0、無死23塁。投手大竹、打者2番大盛。

ここで大盛の打球はセンターの前に飛びました。高寺は3塁走者に「捕るぞ」のフェイクを入れながら待ってワンバンで捕球しました。

私は飛び込んで捕ってほしかった。

 

私もセンターだからわかります。飛び込んで後逸すれば二塁打になります。

「二塁打?三塁打ちゃうか?」

うん、まあ三塁打かもしれないけど、大盛の打球は弱めのフライでしたから、体に当てりゃ二塁打か一塁打で済んだと思います。

 

あの時の大竹は9番森にヒット打たれて苦しんでました。私がセンターなら大竹を助けたいと必死で考えるでしょうね。

確かに難しい打球ではありましたが、あの打球を難しくしたのはセンター高寺のてめえの打球判断です。

高寺は先週のマツダの試合で、大盛の打球を一瞬前に出てバックして、二塁打を三塁打にしたことがあります。大盛が高橋遥人のスライダーを左中間に弾き返した打球です。

あの打球はまっすぐ走っても追いつけない二塁打でした。でも高寺は一歩前に出た後バックしたので、二塁打を三塁打にして1失点しました。

 

大盛の打球は意外と伸びます。そのことを警戒して昨日は前進が一歩遅れました。先週の悔しさが残っていたのでしょうが、それにしても飛び込んでやらないと大竹が可哀相でした。

高寺はしょーもないフェイクまで入れてます。あんなことするヒマがあれば、もう半歩前に出てダイビングキャッチするべきでした。俺ならするよ。ピッチャーを一人にしたくないもん。

 

二塁の中野はモンテロの一塁間の打球を最後まで追いかけました。あれもモンテロの詰まった打球が思ったより速かったため、判断を誤りました。

モンテロが鈍足なので回り込んでも間に合うと思ったら捕れませんでした。ダイビングキャッチすれば楽勝でアウトでしたが、中野はダイビングしないでも捕れると判断しました。

3回表にも坂倉の二ゴロで中野がショート熊谷へ緩いトスをして一塁セーフ。続く小園とモンテロに連続タイムリーを浴びました。

中野の打球はどちらも難しかったので、中野はアンラッキーでした。

とはいえここは甲子園なので、中野にしては「どうしたの?」というプレーでしたね。中野にしてはですよ。

 

今朝丸裕喜。3回2安打0失点。

プロ初登板。お見事でした。

3イニング目は「調子に乗るな」と思いましたが、まんまと抑えられました。笑

二軍で見るより出力が増してました。リリーフ登板だから最初から飛ばしました。

甲子園でも大人気でスター性抜群です。二軍より一軍の方が力を出せる選手はスタータイプの選手ですね。楽しみです。

 

石黒佑弥。1回0失点。

阪神ファンは球速の出る工藤とか木下の方が好きみたいですが、私はこの石黒君のストレートが一番好きですね。石直球です。

変化球に課題があるのかもしれませんが、昨日の7回表は1死2塁で坂倉小園を打ち取り無失点。これは自信になります。

まあ小園の打球は中野の正面に飛んでラッキーでしたが、カットボールを低めに制球できたから、味方が投手を助けてあげられたのです。

私はこの石黒君をもっと試合に出したいですね。

 

藤川球児。3回で大竹を降ろす。

阪神も昨日は延長戦からの移動ゲームだったそうだ。

だから3回表に打たれても打たれても先発大竹を引っ張ったのですが、3回裏の打席でアッサリ代打。だったらあっぷあっぷだった3回表に代えてやらなきゃ。

 

6連戦の金曜日は選手が一番しんどい試合です。昨日は今朝丸が3イニング投げてくれたから藤川は恥をかかずに済みましたが、もし今朝丸が四球連発していたら、試合が壊れてカープがラクに試合をできていました。

大竹を引っ張るのが難しいというなら、モンテロの場面で右投手に代えるべきでしょう。

せっかくモンテロと勝負させたのに、直後に代打を出すのは中途半端だったと思います。藤川は今朝丸に1打席打たせてるんですよ。普通逆でしょう。タコ。

 

小園海斗のバッティング

お待たせしました、小園海斗のバッティングを徹底解説します。

70試合、打率.241、本塁打1本、17打点、2盗塁。

2倍します。

140試合、打率.241、本塁打2本、34打点、4盗塁。

 

この先はもう少し打てるでしょうけど、それにしても.270、5本塁打がいいとこじゃないですか、2026年の小園は。

何がいけないかというと再三言ってる レベルスイング です。

ボールの軌道にバットを入れるレベルスイングは近年の主流で、「ボールを上から叩くタイプ」の方が今は少数派です。誠也と名原がそうです。

 

ただし誠也と名原でも低めの球はレベルに振ります。そうしないと打球が上がりにくいからです。

高め低めというよりストライクゾーンを のようなマス目にした時、腕をたたんで打つゾーンはダウンスイング、腕を伸ばして打つゾーンはレベルで打つ感じです。

上の は左打者用です。右打者用のマスはJISコードに無いので表示できません。

 

小園は腕をたたんで打つべき「マス斜め半分のゾーン」もレベルで振っているためポップフライになるのです。ここがずっと春から変わってません。

WBCの影響はないと思いたいですが、WBC前に天福球場で高橋昂也から打った特大ホームランはインハイを上から叩いた小園本来のバッティングでした。

 

うーん…

このホームランもレベルっちゃレベルか。笑

とにかくずっと小園は高めに差されて、低めに泳いでいるんですよ。私はこれが気に入らない。今も治っていません。

WBCからかと思ったら、よく考えりゃ去年からずっとです。

要するに当てに行って打球が弱い。本塁打が少ないのは別にいいですが、三塁打が減るのが小園らしくない。

 

ポジコロとも大いに関連しています。

小園が当てに行ってるのは 試合に出たいから です。

中村奨成のとはまた少し違うんですけど、小園も懲罰交代させられたり、試合途中でサードに回されたりして、打撃に集中できないんですよ。完全に複数ポジションの 弊害 です。

 

高めをレベルで振って長打したいんなら、ポイントを前にしたい。でもポイントを前にすると低め変化球の空振りが増える。これが野球に「変化球」が誕生してからの永遠の課題であります。野球とはここでしのぎを削るスポーツなのです。

アメリカ人はこの野球の醍醐味を筋肉とパワーで埋めようとしています。だったら最初から野球をせずにウェイトリフティングでもやればいいのに。

むろん小園はパワー頼みの打撃をするべきではありません。ショートを守ってシャープな打撃をするべきです。

 

最近はヒットが出てると言っても小園にしては全然少ない。安打数はここまでセリーグ8位です。

1位でも少ないし、去年の160安打なんか全くスカタンですよ。

「打順4~5番なら仕方ないだろ」

ダメ。ダメに決まっとる。

 

ハッキリ言って小園の打撃の才能は近藤健介に負けてないと思いますよ。松井稼頭央にも負けてない。「打撃」の話ですよ。

カープは小園の育て方と鍛え方を間違えた。らくらく3000安打できるタレントが、今じゃ2000本行くか行かないかのペースじゃないの。

それでも小園はここまでケガが少ないです。ここは重要なポイントです。

ショートを守って、これだけ毎日試合に出てるのは大したもので、ファンは感謝するべきです。

 

本日のゲームプラン

村上vs床田ですがまた土砂降りですね。今日も中止でしょう。だから新井は森浦を出したのか。

小園の話をもっとしたかったが、長くなるのでまた今度。次はyoutubeでやるかもしれません。

 

新井が森を下げモンテロを下げたのは、新井がたくさんの選手を試合に出したいからです。

だから久保を上げて、名原も抜擢しました。

新井は昔から久保がお気に入りで、ずっと隙あらば久保を使いたがってる。今年はドベだからもう新井の好きにしろ。

新井は捕手の清水叶人もお気に入り。清水叶人も打撃は荒いが、新井をイジるほどの強心臓。清水も一軍に上げてやれよ。試合に出ないでも清水がいれば二俣を試合に出せる。

 

矢野も新井のお気に入り。

つくづく新井って守備要員が好きなんだね。新井がここまで守備要員を好きになるタイミングなんてあったかな? 新井はいつも金本とつるんでたけどね。

新井はモンテロとファビアンを引っ込めて、久保と矢野を出すのが好き。隙あらば矢野。

いや私も矢野は好きですよ。1番二塁でスタメンさせろといつも言ってます。

 

矢野とかキクみたいなやつこそマルチポジションさせなさいよ。

小園とか坂倉を大きく育てることは新井には無理でした。

二軍の内田がマルチポジションやってるのはチーム事情です。外野手の久保がショートやるくらいだから、内野の内田がセカンドやるのは必然です。イヤなら打てという話です。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感