日南キャンプ最終クール3日目。
シート打撃に注目の杉田健が登板。非常に良かったです。評判通り。
さらには沖縄キャンプメンバーも発表されました。遠藤と羽月が選外となった理由を解説します。
ルーキー3人のシート打撃
シート打撃に大道、高、滝田、杉田の4人が登板。
大道はもう投げるの？ってくらい早い仕上がりでした。
オール直球で田中、シャイナー、レイノル、宇草と対戦。押し込んでました。順調。
田中広輔ももう打つの？ってくらい好調。キレキレ。開幕スタメンでも狙っているみたいに仕上がりが早い。
高太一は良いタマと良くないタマがありました。まとまりの良さを感じますが、悪く言えばストレートの質、変化球の曲がり方、配球、投球フォームの全てが教科書通りで「まとまりすぎ」な感じ。相手打者に読まれやすいピッチャーにならないでもらいたい。
滝田君も良いタマと悪いタマ。ただしスケールの大きさは感じます。滝田は沖縄に連れて行かなくてもいいかなと思いましたが見事メンバー入り。
杉田健がめちゃくちゃ良かった。
先発で二ケタとはまだいかないでしょうが謎の「落ちるスライダー」が良い。縦カットというかスライダー回転で落ちるフォークのような魔球でした。
ストレートにも力があり4番候補のレイノルズから見逃し三振を奪いました。
内田湘大。相変わらずカワイイ。出てくるだけでウレシイ。
当然ノーヒット。3打数2三振。
もっともっと三振すればよい。まだ1軍では何もできない。
ただし当てるのが随分上手くなっている。来年は1軍に上がれるかもしれない。もっと三振してもっとホームランを打ちなさい。
宇草孔基。3打数2安打。
張り切ってました。体調も良さげ。
発言がいちいちカッコいい。覚悟と決意を感じます。
当面のライバルは中村貴浩。打球の強さでは負けてません。
大盛穂、田村俊介には一芸がある。宇草が「バランス型」で勝負するつもりなら野間と秋山には勝てないかもしれません。だったら宇草も今年は「打撃専念」で勝負するべきだろうか？ まだわかりませんね。一言言えるのは今年でクビにするのはもったいないってこと。まだ26歳。
レイノルとシャイナーはすこしお疲れ気味の様子。第1クールからマジメに実戦練習をしているので当然そうなります。
矢野雅哉は結果を欲しがりすぎている。矢野の仕事が出塁なのはその通りなんですが、流し打ちやカットで四球が当たり前になるのはちょっと寂しい。
沖縄メンバー解説
日南キャンプも本日が最終日。
沖縄キャンプのメンバーも発表されました。
※画像は安芸の者がゆく様
メンバーから外れた投手は遠藤、コルニエル、日高。
野手は羽月、曽根、大盛、ロベルト、ラミレス。
サプライズ選出は斉藤優汰。
遠藤は紅白戦で調整遅れを露呈したため選外。
コルニエルは連れて行ってもよかったんですが「計算できる投手」なので今回は選外。
沖縄での対外試合は6試合しかありません。投手が投げられるイニングは54イニング。新井は高と滝田を試したい。コルニエルは試さなくても計算できる。
日高と斉藤は日南残留でいいと思いましたが斉藤は沖縄帯同。斉藤はまだ相手に隠しておいた方がいいと思いますがね。
坂倉も沖縄帯同。当然の選出なんですが私は坂倉を沖縄で少し休ませてあげたいです。坂倉も第1クールから出ずっぱりだからです。沖縄行きの捕手が3人では少ないと思います。
キクも沖縄。試合には出ないでしょうけど矢野や小園のコーチ役として沖縄帯同。三好匠もコーチしてあげないといけない。
羽月、曽根、大盛の選外もコルニエル的な意味合い。計算できるし韮澤や田村に打席を与えたいから。羽月は本州のオープン戦で合流するでしょう。
ラミレスとロベルトはオープン戦に出られないため日南残留。2～3月のオープン戦には1軍戦力を出さないといけません。2人は「4月の育成契約」が基本線でウエスタンリーグの試合に出るんじゃないかと予想します。
外野手も5人と少なめなので二俣翔一が沖縄帯同。二俣はキャンプでけっこう外野を守ってました。
準備運動みたいな練習の時にレイノルズが外野を守るシーンもありましたが、レイノルの外野守備は違和感ありありでした。
ステップが小刻みで完全に内野手の動き。名手レイノルが外野を守ることはたぶん今のカープではありえないと思います。
そういう意味では中村健人がファーストを守ることもないと思います。
チームトップクラスの外野の名手がファーストを守る機会ってあるのでしょうか？ 末包・秋山・野間が外野にいる時でしょうか。
キャンプで一生懸命ファーストをやってますが私は意味がないと思います。
昔のカープは名手廣瀬純にサードやファーストを守らせたことがありましたが、あの時も「意味わかんねえ」と思ってました。
ファースト坂倉の意味はわかりますよ。セリーグにはDHがないので、坂倉を休ませる時に5番ファースト坂倉ならその意味はわかります。
