2026.9.13(日)
ヤクルト 3-1 広島 神宮
中6日の投手を4イニングで降ろし、勝ちパターンの遠藤を2点ビハインドで出す。
先発調整の赤木晴哉をブルペンに入れ、前日2イニングの鈴木健矢もベンチ入りさせた新井。
まだあるよ。
スタメン6番大盛に代打ファビアン。だったらファビアンを最初からスタメンで出してくれませんかね? 大盛がもったいないのよ。
張本勲に見つかったら大喝だよ。
杉田健の腕の振り
新井貴浩スカタン劇場の中で唯一、希望の光を見せてくれたのが3年目の 杉田健(25)。
2回を6者凡退、2三振、球数28。
ファームの試合を見ている時は「勝て!」とか「打て!」とか思わずに「のっぺり」と見ているので感じませんでしたが、昨日は 杉田健の腕の振りが独特 で面白かったです。
打者は投手の腕の振りを見て、リリースまでの間に ストレートか変化球か がわかります。
草野球であれば8割がた「ストレートか変化球か」がわかります。
プロ野球でも5~6割はわかる。
ストレートの時はリリースまで腕がスムーズに出てきますが、変化球の時はどこかぎこちなく出てくる。
特に「曲げる系」はよくわかります。スライダーとかカットとか。腕の角度が変わる投手も多い。
「抜く系」は少しわかりにくい。フォークやチェンジアップはストレートと同じような腕の振りで投げやすい球種だからです。
しかしそれでもどこかに「腕の緩み」はちょっぴり出るものです。だって投げているのは人間だからです。
これを逆手にとって、ストレートの時に腕をゆっくり振って、チェンジアップの時に強く腕を振る投手がたまにいます。OBなら 杉内俊哉 がその代表格。
カープなら 川口和久 のカーブの腕の振りもわかりにくかった。カーブは「曲げる系」ですけど、川口は腕を振ってスローカーブを曲げるのが上手かった。桑田真澄もそうですね。
現役では 今永昇太 のチェンジアップがわかりにくい。前田健太や山本由伸でも少しはわかる。彼らのストレートの腕の振りは素直というか正直にきれいだからです。
杉田健の腕の振りはかなり ひねくれていて汚い ですね。いかにも健っぽい。猟奇的で変態的。
センター後方でカメラで見ていて、これはストレートだろうと思えばフォークだし、これはカットボールかなと思えばストレートでした。
打者目線で投手を見る時、私は一点に集中せず、投手の全体の動きをボヤッと見ます。クセを探そうと一点に集中するとかえってタイミングが合わなくなるものです。
そうやって杉田健とボヤッと見ていると、まっすぐかと思った時に落ちるし、曲がりそうと思ったらまっすぐに差されます。面白い投手です。
私は先週のファームレポートで
「杉田健は変態で頭がいい」
と評価しましたが、そういう工夫をしていると思われます。
もちろんDeNAとヤクルトはイースタンの球団ですから「杉田健を見たことがない」優位性を忘れてはなりませんが、ヤクルト打線6人の反応を見ていると、全然タイミングが合ってなかったので、杉田健の腕の振りが独特なのかなと思いましたね。
「杉田のタマを見たことがない」だけなら、もっと一つの球種に対して泳ぐか差されるかに 偏るはず ですが、カットに泳ぎストレートに差されてましたので、「杉田のピッチングはバラエティに富んでいた」と言えると思います。
次も同じように行くかどうか、注目します。
新井の去就
さてここから本題。
今日のテーマは 新井貴浩の去就 について。
昨日も書きましたが、新井の4年間は2位→4位→5位→6位です。どんどん腕の振りが下がっています。
我々ファンは「新井は来年どうなるだろう」とヤキモキしていますが、フロントがこの時期にヤキモキしていることはありません。
フロントは既に 動き出している はずで、とっくに人選を 終えている はずです。じゃないと来年に間に合いませんよ。
例年ですと、
CS進出が消える→退任報道→新監督公表→第一次戦力外→ドラフト→第二次戦力外→FA引き留め
の流れとなります。佐々岡の時も緒方の時もそうでした。
3位DeNAが残り15試合。6位広島が残り19試合。ゲーム差は9.5
新井はファビアンとモンテロを外し、持丸と勝田で戦っているので、勝率4割ペース。
DeNAは今絶好調ですが、一旦勝率5割として計算してみます。
DeNAが7試合を4勝3敗。カープが7試合を3勝4敗だとすると、
DeNA66勝66敗、カープ53勝74敗となり、
DeNAが残り全敗でカープが残り全勝しても、
DeNA66勝74敗、カープが65勝74敗となります。
よって、およそ7試合後にカープCSが 完全消滅 します。
カープとDeNAの7試合後は9月21日(月)です。
9月21日は敬老の日で、カープもDeNAもデーゲームです。
新井の退任はだいたい21日(月)の試合終了後か、マツダに戻った22日(火)の朝とかになりそうです。
後任候補
で、新井の後任が誰になるかは私にもわかりません。
新井続投の目すらあります。
今日は野村謙二郎と高信二と栗原健太の可能性について語ります。
石原慶幸や福地寿樹など「現職一軍コーチ」の可能性もありますが、今日は触れません。地味で面白くないから。
まず野村謙二郎について。
5日後に60歳。
ノムケンは気持ちが若いので実年齢はそこまで気になりませんが、解説とyoutubeで喋っている内容がどうも 軽い印象 です。
アップデートされてないというか、古き良き根性論が好きそうなイメージです。
ノムケンも「ミスター赤ヘル」ですから、二期目があってもいいとは思ってますが、チームはますます迷走しそうな気がします。
ノムケンは今の現代っ子に合わないと思います。巨人橋上とヤクルト池山はよくやってるよ。
続いて高信二。こちらも御年59歳。
高が火中の栗を拾う役目に最もふさわしい気がします。
1985年オフ、古葉監督が勇退する時、球団は四番打者山本浩二に 選手兼任監督 を打診します。
浩二はこれを固辞して選手一本を選びます。そこで 阿南準郎 守備走塁コーチが監督就任の運びとなりました。
2026年の広島カープも後任候補が難しい。
ノムケンと新井は山本浩二のような「切り札監督」でしたから、その後任は難しい。ノムケンの後任も一軍ヘッドの緒方孝市でした。
新井の後任は一軍で攻撃を指揮してきた福地寿樹(50)も面白いが、高信二(59)は東筑高校を卒業してカープ入団後、41年間ずっとカープのユニフォームを着続けています。
このへんで勇退されてもいいんですが、あと2年ご褒美で一軍監督をやってもいいと思います。
高信二は3連覇の時の一軍ヘッドコーチであり、二軍監督も長く務めてこられたので、今の一軍選手はほぼ全員が高の教え子です。
ただちょっと今年の夏に病気かケガで手術と入院してらっしゃったので、健康面に不安がないか心配です。それを言ったら二軍監督もできないんだけど。
高は41年前のドラフトの時から謎に「将来の幹部候補」と期待されており、実際にずっとカープの幹部を務めてこられました。阿南準郎もそうでしたが、高信二は 球団のどのポジションでもこなせる と思うんですよ。
まさにユーティリティー指導者。カープにGM職はありませんが、阿南さんは監督を浩二に譲った後、球団常務になられました。
高信二がポスト新井でポストスーさんの可能性すらあります。鈴木清明球団本部長ね。
高はもっと上かもしれないなあ。でも「ポスト元」はさすがに息子さんでしょう。
栗原健太監督の可能性
最後に栗原健太監督の話をします。
私はこれまでに 長野久義兼任監督 や 坂倉将吾兼任監督 を提言してきましたが、栗原健太監督構想はその中でも 最も現実味のない話 だと思っています。
しかし私は書かずにいられない。
なぜなら新井が去った後にはいつも栗原健太がいたからです。
私が2017年にこのブログを始めたきっかけは栗原でした。
暗黒時代を一人で支え続けた栗原が肘のケガでカープ退団。
栗原退団後にカープは3連覇と黄金時代。栗原は楽天をクビになり、その瞬間に新井貴浩がMVP。新井は大谷翔平と並んでMVPを受賞したんですよ。

私はもちろん嬉しかったよ。新井が泥臭く頑張ってウイニングボールを捕って黒田と抱き合ってMVP獲って。
でも黒田と新井のいない7年間を一人で支え続けた栗原は3連覇の輪にいなかったんですよ。
永川も梵も一応輪にいました。東出や石原もいました。でも栗原はいなかったんですよ。
カープ #新井貴浩 監督と #栗原健太 打撃コーチ。
— 千葉ロッテマリーンズ 広報室 (@chibalotte_pr) November 15, 2025
本日はカープとの練習試合です。#chibalotte #広報 #carp pic.twitter.com/qMJkZ3eTVF
私は一度でいいから栗原と優勝したいんですよ。
前田健太は自分一人で優勝できます。
栗原健太は自分一人じゃ優勝できません。舞台を用意してあげないといけない。
栗原は楽天コーチ→中日コーチ→ロッテのコーチです。今パリーグで大暴れしている山口航輝は栗原健太の教え子です。
「ロッテが手放すはずないだろ」は素人考え。
プロ野球の世界には「監督要請の場合はコーチを喜んで手放す文化」があります。
長年コーチを務めた功労者でも、他球団から監督やヘッドコーチのオファーがあると温かく送り出してあげる文化がプロ野球にはあります。
カープの場合は水本勝己がそうだったし、ダイエー→ソフトバンクの 王貞治 もそうだったかもしれない。
とはいえ栗原健太はまだ45歳。ちと若すぎるんですよね。
東出輝裕(46)と小窪哲也(41)が令和カープの幹部候補ですが、東出監督の小窪ヘッド、栗原打撃コーチではさすがに少し若すぎるか?
しかし今のデータ野球や酷暑野球、パワハラモラハラの時代に最も対応できるのは若い世代かもしれない。
石原慶幸(47)も新井派なので変化に乏しいし、菊地原(51)と永川(46)はストライクが入りそうにない。劇場型で楽しいかもしれないが。
栗原監督は1ミリも現実味がありませんが、栗原打撃コーチなら1センチくらい可能性があるかもしれない。
福地監督・栗原一軍コーチならバランスいいんじゃない? 新井良太も残ってほしい。
新井貴浩が続投しても、藤井ヘッドは辞任しないといけない。最下位で誰も責任を取らないのはマズいからです。
首脳陣にゾンビたばこ騒動の責任は一切ありませんが、ファビアン・モンテロと小園・坂倉を外して最下位転落はさすがにマズすぎました。あんたたち二人は佐々岡レベルの 愚将 ですよ。
ゾンビたばこと言えば今週16日(水)に売人の公判が始まるらしい。
家宅捜索を受けた二人はどうなるか?
私は無罪だと思っていますが「万が一」の可能性もゼロではありません。二軍戦に1試合も出てないことが心配過ぎます。
本日のゲームプラン
増居将太vs玉村昇悟
甲子園で見たあの増居君が本日の相手。彦根東高校卒業後は東大か京大へ行くと言われてましたが慶応大→トヨタからヤクルト4位。今ルーキー。
カープ戦は初登板。成績はだいたい平均6回3失点。
玉村は雨の影響で土曜から月曜へスライド。火曜日は鈴木健矢か。
さすがに今日はファビアンとモンテロを出すでしょう。昨日で懲りたか、新井貴浩。
先に点を取られてからファビモンを出すのいい加減にやめなさい。私は3日連続同じことを書いてる。
昨日の試合で一番盛り上がったのがモンテロとファビアンの打席でした。データなんかクソだから、新井はもっと球場の空気を読みとりなさい。
解説の野村弘樹には
「新井監督は持丸に代打を出さないんですね…」
と心配されてました。ヤクルト寄りのアナウンサーにも持丸を打たせたことに驚かれていました。
クレイジーだぞ、新井よ。
私は持丸と清水叶人がいるから、今年のドラフトで大学捕手など要らないと主張しています。
清水叶人のキャッチングとスローイングが大学生に負けるはずありませんよ。キッパリ言って。
しかしそれでも一軍スタメンで出せとは思わない。カープの一軍には坂倉将吾と中村奨成がいるからです。
私は坂倉コンバートに猛反対ですが、唯一中村奨成がキャッチャーでスタメンする場合に限り、三塁坂倉や一塁坂倉を容認してきました。※参考記事
坂倉が何らかの事情でカープの捕手をできなくなれば、その時は中村奨成に捕手をさせればよいのです。
難しいのはわかってる。しかし毎日キャッチャー持丸と石原ではカープは弱い。
10年前にドラフト1位指名した選手を今使わないで、またドラフト1位を捕手に消費するのは 巨人と同じアホ野球 です。
ゴメン、今の巨人は賢いですよ。石塚育てて頑張ってます。
私が言ってるのは長嶋と原のアホ野球です。落合がいるのに清原を獲ってくるアホ野球と今のカープは一緒です。
カープは直近5年のドラフトで 捕手を4人 指名しています。
これで今年も捕手を1位指名してたら完全にアホ野球です。
賢い野球は持丸と清水を坂倉の後継者にじっくり育てること。
目先の盗塁阻止率にこだわって、正捕手をポジコロするヤツは新井のスケベ野球と同じド素人で6位の野球です。タコ。