新井監督、野球がしたいです!

2025.4.21(火) 

広島 7-1 中日 マツダ 

カープ5連勝。マツダスタジアム8連勝。

小園海斗が4打数2安打でも新井監督は小園を褒めなくなりました。打って当たり前だからです。

私は今日、二俣翔一と

三井寿 の話をします。

三井寿って誰? スラムダンクの不良です。

 

序盤は三井寿

素人のスラムダンクファンは三井寿が大好きです。

「安西先生…バスケがしたいです…」

は超有名なセリフですが、玄人はいつも

「え?なんでそうなるの?」

と思ってきました。30年前からずっとだ。

 

高校1年生の三井寿はケガをしてバスケをやめました。

そして2年間グレてた。

でも学校には来てたはずなんですよ。三井はバスケ部に顔を出さずとも、授業は受けていたはずです。じゃないと卒業できません。

 

三井と安西先生は体育館以外の場所で2年間ずっと顔を合わさなかったのか? んなわきゃねーだろ。

玄人はスラムダンク屈指の名場面すら疑います。赤木や小暮も三井と2年ぶりに再会したような描写でしたが、高校生なら絶対におかしい。私は30年前からあのシーンはあまり好きじゃありませんでした。

 

3年間頑張ってきた男

その後、三井は2年ぶりにバスケ部に復帰します。高校3年の夏のインターハイで全国を目指す。

連載当時、私はこの展開もイヤでした。素人の桜木がハルコちゃんと一緒にバッシュを買って「さあこれから」というタイミングでいきなり流川並みの得点力を持った3年生がチームに合流。まるで補強を繰り返すソフトバンクみたいでした。

三井が入ったので桜木花道はまたベンチです。

スタメンは赤木、三井、小暮、宮城、流川の5人。

桜木が積み上げてきた地道な努力はどうしてくれるの? 

 

2年間グレてた三井のバスケセンスが今も抜群だなんてズルい。

三井が週刊ジャンプで活躍し始めたのは1992年~1993年のことでしたが、その頃の私は浩二衣笠の後を前田江藤で埋めようと考えていました。浅井樹と仁平馨もその構想の中にいました。※参考記事

私は前田浅井仁平とタメで江藤の1個下です。大学に進学し20歳を過ぎて社会人を意識し始めた頃でした。

三井はズルいんですよ。途中から出てきていきなりレギュラー。しかも流川並みに点を取る。

スタミナ不足という弱点もありましたが、私はその設定もキライでした。ズルいからです。

俺たちはもう子供じゃないんです。成人した大人です。地道な練習を積み重ねてきたマジメな選手こそ試合に出すべきだと意識し始めていました。

 

最終的にスタメンを外れたのは3年生の小暮です。桜木は主人公だし、三井はチートだし。

その小暮君が県大会決勝で全国行きの切符をつかむゴールを決めるところまでは読めませんでした。

「あいつも3年間頑張ってきた男なんだ」

玄人はコレですよ。

コレこそスラムダンク最強の名ゼリフです。なにがバスケがしたいですだ。中学レベルが。

 

歯も入れたし

全国大会で大活躍したのはやっぱり三井の方でした。三井のバスケセンスは抜群でした。

三井は入れ歯を入れた途端、いきなり打ち始めました。

二俣翔一にも歯が生えました。

 

若いっていいねえ。治るのが早いもんねえ。

私も30年前は20歳だったんですよ。擦り傷切り傷なんて10分でふさがりましたよ。今は1週間以上かかるけどね。

 

昨日の試合はとても退屈で、

「明日は木下拓哉の悪口でも書こうかな…」

とか思いながらボケっと見ていました。木下はマラーのリードを決定的に間違えていましたから。

マラーはまっすぐとチェンジアップのピッチャーです。木下は立ち上がり、チェンジアップを減らしてカットとツーシームでカープに挑んできました。

木下は打順2巡目からチェンジアップを使うつもりだったのでしょう。しかしマラーは1巡目でノックアウトされました。キャッチャーがアホなので、マラーは3イニングで100球投げました。

マラーをクリス=ジョンソンに例える人が多いですが、タイプは全然違います。マラーは野茂英雄に似ています。角度のあるまっすぐと落ちる球でピッチングを組み立てるべきです。

 

「退屈な試合だな。眠いなー」

と思っていた私の目を一発で覚ましたのが 二俣翔一の一発 でした。

度肝を抜かれました。

 

明日になんか繋がらない

「二俣のホームランは明日に繋がりますね!」

アナウンサーが無邪気に興奮していましたが、このホームランは明日になんか繋がらないです。

向こう3年か4年にわたって二俣の打撃の支えになるでしょう。

 

明日どころではありませんよ。

昨日のホームランは二俣翔一というバッターが完成する一発です。

二俣は3回表にもマラーから特大ファールを打っています。打ったのはカーブ。

「え? マティってこんなに飛距離出るっけ?」

と思いました。二階席バルコニーに飛び込む特大ファールでした。

 

んで4タコで迎えた5打席目に再び二階席へ特大ホームラン。今季1号。

この2週間、二俣は言い訳をしませんでしたが、普通歯がない状態でスポーツなんかできませんよ。三井だって試合前にはしっかり歯を入れていました。

二俣のホームランはいろいろな意味で大きかった。

私はよく小園をイチローに例えますが、二俣のことは

大谷翔平

に例えることにします。

 

小園には200安打と打率4割。

二俣には「40本塁打40盗塁」を目指してほしいからです。

実はNPB90年の歴史の中で、40-40を達成した選手はまだ一人もいません。秋山幸二と山田哲人があと一歩まで行きました。※参考記事

ピッチクロックが導入されれば40-40の価値は大暴落します。マティよ、その前に達成しろ。今年でもいいんだぞ。

 

野球がしたいです

二俣の一発は嬉しかったなあ。今日もやるぜ翔一。

本日のゲームプランは1番二俣。やるしかねえぜ、歯も生えたし。

柳が右とかどうでもいいわ。1番二俣と1塁田村は固定しろ。

データなんかどうでもいいわ。野球は算数じゃねえ。どあほうが。


おしまい
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ありがとうございました。

-妄想