打線の繋がりが出てきている

2026.7.12(日) 

中日 1-5 広島 ナゴド 

名古屋3連戦を1勝2敗。同一カード3連敗を回避しました。

素人の方は「1戦目の大敗=2戦目の大敗」≠「3戦目の逆転勝利」という見方をされると思いますが、私の見方は

「1戦目の大敗」≠「2戦目の大敗=3戦目の逆転勝利」であります。

 

攻めの姿勢

1戦目と2戦目の違いは既にブログに書いています。

その違いとはズバリ 攻めの姿勢 でありました。

特に バッテリーの攻めの姿勢 です。

 

2戦目は森翔平のピッチングが良かったんですよね。

小窪コーチが4点差なのに大盛を回してホームでタッチアウトとなり、流れを手放したようにも見えたのですが、当ブログでは

「小窪の狙いにも一理ある」

と全否定はしませんでした。※参考記事

 

森翔平は1回裏にソロとスリーランで4失点しましたが、その後2~4回をゼロで凌ぎました。

1回裏0対1、2死12塁石川昂弥。カウント2-1

ここで森と石原は高めストレートを投げてスリーラン被弾。

石原のミットはインローにありました。森のタマが抜けて真ん中高めに入りました。バックスクリーンにスリーラン。

 

結果論ならいくらでも言えます。低めにフォークを投げろもセオリーです。

石原の要求は内角ボール球でした。カウント2-2にしてからフォークを落としたかったのでしょう。石原のいつものマニュアル通り配球パターンです。

しかし森は2-1からのストレートで決めに行きました。打たれましたが、私は 勝利を目指した強気のピッチング だったと高評価します。

 

その流れを受けて2番手で登板したハルンも2失点。相手のクリーンアップに連打されましたけど、無四球 でした。

辻大雅は四球の後の初球をボスラーにツーランされましたけど、まあ6点負けてる場面でしたから、これも次のエサにすればいいんですよ。6点負けててセオリー通りのピッチングなど要らないですよ。次のエサを撒いとけばよい。

 

このように、私は勝負して打たれたり、勝とうとして負けた試合については文句言いません。むしろ 高評価 します。

1戦目の森下-石原は逃げて逃げて、逃げまくりでした。

5四球も論外ですが変化球9割が臆病すぎました。こういうピッチングで抑えても、勝ったうちに入りません。

 

攻撃についても同じこと。

勝とうとして凡退しているのなら問題ありません。

名原は3連戦ノーヒットでした。打率も.250を割りました。

それでも名原は決定的な四球をもぎ取りましたし、守備でも諦めずに最後まで打球を追いかけてます。当たり前に見えますが、大量点差でなかなかできることではありません。

 

打順の固定

私は2日前のブログで新井が打順を固定し始めたことをホメました。

1番2番が名原とキク。たまに勝田が入ってもOK。

3~6番がファビ・坂倉・小園・モンテロ。並び方に異論はあるが、この4人を固定するとカープは強いです。

 

打線とは線なのですよ。繋がりが大切 なのですよ。

アメリカ野球はOPS順に1番から強打者を並べますが、それはパワーと個人技で打って勝つ野球。いわゆる個人軍でパワープレー。私自身の言葉で言うなら ホームラン競争 なのですよ。野球ではなくホームラン競争。

 

新井はホームランではなく、ヒット数を増やすために左右でスタメンをコロコロ入れ替えました。過去の対戦打率もそう。

新井の打順はカビの生えた過去のデータが根拠でした。だからスケベで弱かったのです。

新井は涌井の試合でもモンテロをスタメンさせました。非常に良いことだと思います。

 

1~6番を固定して、7番8番でルーキーを育てる戦い方は私が開幕前から待ち望んでいた構想です。これをやればカープは強いんですよ。カープには 地力 があるのですよ。※参考記事

3~6番を固定する今のカープは 強い です。

優勝はキビシイが、CSは狙える。

 

打順固定がなぜ強いか?

打順固定がなぜ強いか?

それは 打線の繋がりが生まれるから です。

日替わり打線だと必ず生まれないわけではありませんが、生まれやすいのは断然固定の方です。

 

ヤンキースやドジャースのようにホームランで得点するチームはホームランを打てるヤツから上位を打たせればよい。

だがカープにはホームランがありません。であれば、1番2番が塁に出て、3番4番がタイムリーを打つ方が「得点期待値」はアップします。

そりゃそうでしょ。

闇雲にホームラン狙いするより、繋いで繋いでマシンガン打線がピストル打線の理想形でしょ。

 

昨日のファビアンのスリーランも、秋山翔吾のダメ押しタイムリーも

線で奪った得点

であることは皆さまもお気付きでしょう。

 

1番名原が塁に出て、2番菊池がヒットエンドラン♪

3番ファビアンスリーラン、4番坂倉ショートゴロ♪

いいぞ、頑張れ、カープ打線。

 

完璧なピッチングをしていた金丸夢斗ですが、「走者13塁で3番ファビアン、次打者は坂倉小園」となればファビアンにストライクを投げないわけにいきません。

結果はスリーランでしたが、別にファビアンはタイムリーヒットでも良かったのです。1対1となって、なお走者12塁ですから結局この回に3~4点取れていたんですよ。

これを野球界では 打線の繋がり と呼びます。

 

金丸攻略

1番名原が粘って四球。1死1塁。

名原がリードを取れば、金丸は名原の足を警戒します。

金丸が「同点OK」の気持ちなら、違う攻め方もあったのでしょうが、金丸は初球ストレートでカウントを取りました。

キャッチャー加藤のミットは外角ギリギリでした。「ボールでもいいよ」のつもりでしょうが、金丸のストレートは真ん中に入りました。

 

こういう時、涌井や大野ならワザと真ん中にストレートを投げたりします。バッターが打ってこないだろとわかるからです。

金丸がそのつもりで投げた可能性もゼロではありませんが、私は普段の金丸を見ているので「テンパってるな」と思いました。

2球目はチェンジアップ。

キクは「1塁走者がいるので内角は来ない、外だろう」と読んだかのような鮮やかな右打ちでした。今年はキクの右打ちが復活気味で嬉しい。1死13塁。

 

6回表1対0、1死13塁。投手金丸、打者ファビアン。

ここで中日の二遊間はゲッツーシフトを敷きました。バックホーム体制だとキクに走られるし、中日は後攻なので1点はOK。1塁3塁は長打警戒でライン際を締めました。セオリー通りの守備です。

となると、金丸はストレートではなく 変化球 でファビアンを打ち取りにくる可能性が高い。セオリーですからね。

 

金丸のストレートは威力がありすぎてバットを折るので併殺を取れません。併殺でなければ3塁走者がホームインする陣形です。

ファビアンに内野ゴロを打たせるためには変化球、特に落ちる系の確率が高い。

カープの石原貴規は弱気の外スラが多いが、持丸はゲッツー狙いの落ちる系を多投します。もう相手にバレてるぞ、もっちー。

 

中日・加藤も金丸に落ちる球を要求しました。スリーランの前に金丸は1回首を振ってるのですが、結果球はチェンジアップでした。

ファビアンはものの見事にスリーラン。低めに決まればどうなったかわかりませんが、私は高確率で ファビアンは見逃せていた と思います。

だって中日の守備位置も加藤の配球も

「ハイ、次はチェンジアップ投げますよ」

という組み立てでしたから。

 

つまりファビアンが打ったのは 必然 であります。

まあ必然は大げさですが、70~80%の確率でジャストミートできていたはずです。なぜなら 1死13塁だったから です。

名原が塁に出る。走るぞと見せてキクが繋いだ。

打順3巡目ということもあったし、4番坂倉5番小園の影もチラついていた。

金丸に失投を投げさせる条件はたくさん揃っていたのです。

 

8回表の秋山の2点タイムリーも泰と持丸が繋いで2死満塁を作ったから、いてました。

もちろん秋山の技術もさすがですが、投手の逃げ場を奪い、秋山にストライクを投げさせたのは泰と持丸の手柄です。

 

これを打線の繋がりと呼びます。10年前は毎日見てたでしょうが。

佐々岡と新井のスケベ野郎が繋がりを捨てて、過去の打率でヒット数を競い、「競争」の名のもとに「個人競技」をやっていたのが過去の広島カープなのであります。

この話を昨日、youtubeの1時間番組にしてみました。

おヒマなら見てよね。

 

日替わり打線でも繋がりを生むことはできますが、「タナとキク」「キクとマル」みたいな阿吽の呼吸はもっと繋がりが強いわけですよ。

荒木・井端とか琢朗・波留も強かった。現役なら近本・中野とか周東・近藤とか。

贅沢を言えば6番モンテロの次も「顔の利く打者」になれば、カープ打線はもっと繋がります。今は佐々木泰と大盛が併用されていますが、秋山や啓介だってライトを守れますよ。

 

次回予告

今日は月曜日なので一軍も二軍も試合がありません。

そこで明日のブログは大学JAPANvs韓国代表のレポートをしようかなと思っております。

ま、レポートいうほど詳しく見ていないのですが、ドラフト会議に向けた

大学生の寸評

だと思っといてください。お楽しみに。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感