平川蓮のショートコンバート構想

2026.10.8(木) 

広島 10-9 日本ハム 天福 

フェニックスリーグが始まりました。なんでも昨日は0対9から10点取って逆転勝ちだとか。

素人が「カープの野手が8人しかいないの草w」と喜んでいるが、ファームでは別に珍しいことではない。

ヤクルトと西武は昔、野手7人で試合してたことがある。

 

二軍情報

チーム編成において一軍に穴が空くことは許されませんが、二軍は別に空いてもどうということはありません。

むしろ二軍の選手層が厚いようでは選手がダブつきます。

近年は「ダブついても構わない。使えない選手をポイ捨てすれば済む話だ」という乱暴なチームが多いが、カープはこれまでそういう野球をしてきませんでした。私もカープ式が好きで三軍制が大嫌いです。※参考記事

 

そんな野手不足の状況でフェニックスに呼ばれていない ネルソン=ロベルト はやはり今年でグッバイなのか。

第一次戦力外通告は本日までです。

カープは未だに音沙汰なし。第二次でバッサリ行くつもりなのでしょう。横着だねえ。

 

広島ではドラフト7位の高木快大がトミージョンから11か月で投球練習を再開したとか。

近年のTJ手術は回復が早いねえ。昔は復帰まで1年半~2年だったのが最近は1年ちょっとのイメージです。

去年手術をした選手は高木と滝田。

今年手術をしたのは常廣・辻大雅・清水叶人・平川蓮

こんだけケガ人が出りゃフェニックスはちと厳しい。

今日からは辰見・二俣・啓介がフェニックスに合流しそう。今日は野手9人でできるんじゃないか。

名原は謎の広島残留。ケガでもしたのかな?

 

ドラフト&編成

元ヤクルトの小川淳司氏をカープの編成部門に招聘。※サンスポ

さわやかにビックリしました。外部招聘はいつも新鮮です。

いきなり編成部長というわけではないでしょう。ご高齢ですし「総監督」みたいなお立場ですかね。

   

本日は最後のスカウト会議。今日は高校生編です。

近年のスカウト会議では高校生の名前がほとんど出ません。斉藤優汰を1位で行くと公表した時も、公表するまで一切名前は出ませんでした。

私は菰田陽生を希望していますが、カープの口からはまだ菰田の「こ」も出ていません。1回出てたかな?

清宮の時や大谷の時は「メジャー1本!」て感じだったのでカープは指名できなかったけど、菰田君は「NPB1本。12球団OK!」を豪語してくれています。しかも5~6球団競合というわけでもなさそう。2~3球団で済みそう。

行かない手なはないと思うけどな。チャレンジしないのはもったいないよ。

 

広島出身の近畿大・宮原を狙っていても、彼は2位では獲れません。

渡部海を1位指名すると2~3球団競合です。クジを外して宮原も消えてるようなら千葉商科大の吉川凌平君あたりがおもしろいか。投手なら富士大の角田も候補。

 

高校生1位を公言するなら高岡第一の 前田侑大 が最もカープっぽい。

菰田・織田がいる中で2位グループの前田侑大を一本釣り。

カープって昔からこういうことやるんだよ。清原に対する長冨、野茂に対する佐々岡、田中将大に対する前田健太とかね。

もちろん公表しない可能性もあります。小川淳司に「節操がないからやめときなさい」とか言われてたりして。

 

ちなみに小川淳司氏の就任は1月4日かららしい。案外早いのね。

小川さんがカープに内定したからといって、このオフに電撃ドラフトや電撃トレードがあるわけではありません。早くても開幕直前のトレードがあるかないかでしょう。

 

コンバートによる補強

さてドラフトもそうですが、来季のチーム編成を考えていきましょうか。

補強ポイントがたくさんあるチームは己の アホを証明 しているようなものです。

「私のチームはこれまで行き当たりばったりの即戦力ドラフトを繰り返してきたから穴だらけです!」

と公表しているようなもので、計画性がないのです。つまりはアホ丸出しであります。

 

ゾンビたばこで野手が5人抜けたと言いますが、どのみち小園海斗は来年FA権を取得する予定でした。当然来年カープを去る可能性がありました。

決して今急にショートが足りなくなったわけではありません。それにカープは小園をずっとポジコロしてショートで育てる気もなかったようですし。

若い頃は「態度が悪い」と言ってポジコロ。

首位打者を獲れば「守備範囲が狭い」とポジコロ。

ポジコロするから小園の守備が上達しないのです。来年阪神か巨人に入ってカープをぶっ倒そうぜ。

 

ということですから、今年あたふたショートを獲らなくていいんですよ。

とりあえずポスト小園には二俣翔一がいます。もちろん勝田も候補ですが、私は勝田を二塁で使いたい派です。

勝田のポジコロもイヤなんですよ。勝田は首位打者候補の篠塚利夫とか高木豊タイプだから。

キクが2000本打つまでは仕方ありませんが、二遊間のポジコロはマジで負担が大きい。西岡剛は首位打者を獲ったと言うけど、私と高橋慶彦コーチは西岡をショート固定派でした。

 

そんなポジコロ嫌いの私ですが、コンバート は結構好きです。

高橋慶彦も外野からショートへコンバートされた選手です。コンバートはお金を使わない 補強 の一種であります。

素人はすぐにお金使って選手をよそから仕入れようと考えますが、私と千利休はまず「今、手元にある素材」を余すことなく大切にフル活用しようと考えます。

お金を使って道具を集めることを「下の下だ」と考えます。「げのげ」と読みます。初手からお金を使うことを考えるのは横着と怠慢なのです。

 

今いる選手をダブついてるポジションから不足しているポジションへ効果的に配置することがコンバートです。

最近のコンバートは「選手のため」であることが多いです。内野を守れないから外野へ行く。外野を守れないからピッチャーに行くとかね。

昭和のコンバートは「チームのために選手がコンバート」されていました。

 

高田繁の三塁コンバート

カープでは高橋慶彦のショートコンバートが代表例。球界全体では 高田繁の三塁コンバート が代表例。

当時の高田は新設された「ダイヤモンドグラブ賞」を4年連続獲得するほど外野守備の名手でした。

巨人にはセンター柴田勲がいたため高田の守備位置はレフトでしたが、高田の外野守備は当代一でした。今で言うとH周東とE辰巳が同じチームにいて、E辰巳がレフトを守っているような感じでした。

 

1976年、そこへ日本ハムから張本勲が移籍してきました。

巨人は張本をレフトで使うため、高田を動かさないといけませんでした。

しかしライトにはベテラン末次と若手の淡口がいました。

そこで長嶋監督は自らの引退で空いていたサードのポジションに高田をはめ込みました。

当時は誰もが「ムチャだ」「無謀だ」と言いました。だって長嶋のただのスケベな思い付きで新井のポジコロみたいなものでしたから。

 

当時30歳だった高田繁はグレました。当然です。今が野球人生の全盛期ですから。

高田は六大学のスーパースターでした。本来であればレフトすら不本意でした。高田の7季連続ベストナインは六大学史上唯一の記録です。※六大学

高田はプロ野球でも4年連続ダイヤモンドグラブ。なぜ8年連続じゃないかと言うとダイヤモンドグラブ賞ができたのが4年前だから。

長嶋はその高田を内野へコンバートすると言う。高田は「巨人を出る!」と怒り狂いました。

結局なんだかんだあって高田は三塁へ回りました。三塁でも2年連続ダイヤモンドグラブ賞を獲りました。衣笠祥雄もいたんですが、あの頃は今よりずっと記者が巨人寄りでした。

 

そんなこんなでコンバートというのは本来「チーム事情」で行われるものなのですよ。

若い人のために説明しておくと、高田繁って日本ハムでGMやってヤクルトで一軍監督やったあの人です。

高田監督の成績不振を受けて監督代行を務めたのが小川淳司だったんだよ。

小川淳司は当時伸び悩んでいた若手の 畠山和洋 をレフトにコンバートして大成させました。

のちの打点王でカープキラーです。畠山にはホントよく打たれた。

 

平川蓮のショートコンバート

「内野→外野」はコンバートと呼べません。

ハッキリ言って外野なんて 誰でもできるから です。ファームの選手が足りなければピッチャーに外野を守らせりゃよいだけです。

 

ところが「外野→内野」のコンバートはマジで難しい。気合と根性だけではどうにもなりません。

プロ野球90年の歴史の中でも「外野→内野」の成功例は高田繁と高橋慶彦の二人しかいないんじゃないか。慶彦は19歳だったからコンバートとは言えないかもしれないが。

メジャーリーグでもほとんど例がない。

ロサンゼルス=ドジャースの ムーキー=ベッツ が2024年からずっとショートを守ってるが、果たして上手くやれているのだろうか?

 

ここからいよいよカープの話。

「ショートがいない、ショートがいない。ドラフトで即戦力ショートを獲らきゃ!」

と横着なことを考える前に、まずは自前で 選手を育てる努力 をしなさい。

いつも言ってるだろ。

カープは選手を補強するだけじゃソフトバンクに一生追いつけないって。

 

頭と練習で 不可能を可能に した時、やっとカープはソフトバンクに追いつける。

それをしないでスケベなポジコロと安易な戦力外通告をやってるから今のカープは弱いのだ。

コンバートとポジコロは 似て非なるもの です。もはや似てすらいないぜ。

 

カープの高橋慶彦はショートのレギュラーを獲得した1978年以降12年間ずっとショート以外守ってません。

菊池涼介も13年間セカンドオンリー。普通の監督はレギュラー選手をポジコロしません。新井だけですよ。たく。

ムーキー=ベッツもここまではショートオンリーです。このようにコンバートとポジコロは全く別物。

 

以上を踏まえた上で、本日私は

平川蓮をショートへコンバートしてはどうか?

と提案します。

平川は仙台大学入学後に投手から野手へ転向しました。色んなポジションを守って外野に定着したのは3年秋から4年春のことでした。それまでは一塁やショートを守っていたそうです。

だから今なら間に合うんですよ。平川蓮のショートコンバートが。

 

去年の今頃。

2025年10月にカープは立石正弘をドラフト指名しました。クジを外して平川蓮。

おそらく「打てる野手をドラ1で」という安直な即戦力ドラフトだったのでしょう。

その場にもしも私や小川淳司のような有能は編成部長がいれば、

「小園海斗のFAに備えて平川蓮にはショートを守れる可能性がある」

と考えて平川を「単独1位指名」していたことでしょう。

 

私は平川を初めて見た時に「この子、ショートを守れそう」と感じました。※参考記事

そして今年のキャンプ初日にも「やっぱ平川は内野のセンスあるよ」とブログに書いてます。※参考記事

 

去年の今頃、私はカープ立石1位を真っ向から否定していました。

佐々木泰と内田湘大がいるのに三塁手を1位指名するなんて頭が狂っているとブログに書きました。※参考記事

カープはクジを外して平川1位。

「悪くないけど、外野手って別に1位指名しなくても何とかなるんだよね」

と思いました。

 

ショートはそうはいきません。

一流のショートを育てるのはマジで至難の業です。下位指名のショートを5~6人競争させて1人出てくれば御の字。10年間ショートのレギュラーが固まらないチームなんてザラにあります。

だから10年に1人のショートには1位指名が集中するのです。小園海斗しかり宗山塁しかり。根尾昂や堂上直倫しかり。

 

常識的に考えて外野→ショートのコンバートは100年に一度のレアケース。プロ野球の話ですよ。

高田繁はサードでしたし、ムーキー=ベッツはまだ3年。

高橋慶彦は12年やりましたが、松井稼頭央や石井琢朗みたいに入団直後のコンバートでした。

それを言えば平川蓮もまだ入団直後です。まだ入団して1年経ってません。今なら間に合う、センスも抜群。

 

石井琢朗は18~20歳が投手。21~24歳が三塁手。んで25歳からショート転向。12年間ショートでした。

平川蓮は現在23歳。ショートコンバートは十分可能です。

スケベの新井にゃ絶対に思いつけない作戦だが、小川淳司なら考えつきそうなプランだと思います。だってそれが一番合理的だからです。

チーム編成とはこのようにして行うものです。アホみたいに即戦力選手を1位指名している場合じゃないのです。

小川淳司はカープを救ってくれるかもしれません。

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