巨人・坂本勇人は通算3000本安打を達成できるか?

今日は巨人の話をします。

坂本勇人が右膝靱帯損傷から1ヶ月ぶりに一軍復帰。こないだは9対2のボロ負け試合にも5番ショートで最後までフル出場しました。

私はカープファンなので復帰した坂本の動きを一切見ていませんが、非常に心配しています。

靱帯損傷からいきなりショートフル出場。大丈夫なん、それ?

 

ここまでの成績

本日のテーマは「坂本勇人が通算3000本安打を達成できるかどうか」です。

以下は坂本勇人の16年間の打撃成績です。2022年6月現在。

年度 試合 安打
2007  4  1
2008 144 134
2009 141 178
2010 144 171
2011 144 149
2012 144 173
2013 144 147
2014 144 152
2015 130 129
2016 137 168
2017 142 157
2018 109 152
2019 143 173
2020 115 119
2021 117 115
2022  33 34
通算 1935試合、2152安打

たいへん立派です。ショートを16年守ってこの成績。これまで大きいケガもしてきませんでした。

通算2152安打を出場1935試合で割ると、坂本はここまで1試合1.11安打ペースでヒットを打ってきました。

これは相当スゴイ数字です。立浪和義が通算0.96安打ペース。野村謙二郎1.05安打。高橋慶彦1.06安打。坂本は並みいるレジェンドを上回るペースでここまで来ました。

だが坂本勇人も既に33歳。ここから安打のペースはスローダウンしていきます。

33~40歳までの8シーズンをケガなく毎年140安打できたなら、8×140=1120。2152+1120=3272安打。新記録達成。

ただし直近2年の成績は119安打、115安打です。今年も100安打ペース。もし残り8年を110安打ペースでいけば2152+880=3032安打。3000本はクリアするが張本勲にはちと足りません。

 

コンバートはあるか?

2022年6月現在、靱帯損傷から復帰した坂本がショートでフル出場しています。

試合に出ているということは大丈夫だから出ているのでしょう。だがチームの勝利のために「ショート坂本」はベストの選択だろうか?

私は4年前から「坂本はファースト、根尾はピッチャー」と騒ぎ続けてきました。

坂本をファーストにコンバートすれば3000本安打達成には確実に有利でしょう。しかしチームにとってはどうだろう? この先、大砲タイプの外国人を獲得することが難しくなり、チームの勝利にマイナスとなることも予想されます。

ならば真弓明信のように「ショート→外野」のコンバートも一つの手。ファーストに外国人、外野に坂本。これが最もバランスのよい折衷案かもしれません。

 

張本、イチローは3球団

ちなみに張本勲は3球団を渡り歩いて3000本安打を達成しました。坂本も移籍先で3000本安打を目指す可能性があります。

イチローがメジャー通算3000本安打を達成したのも3球団目。マイアミ=マーリンズで達成しました。

坂本が常勝巨人を出て、試合に出られるチームで3000本安打を達成する可能性も高いと思います。近い将来、セリーグにDH制度が導入される可能性もありますが、パリーグに移籍すれば今すぐDH制度の恩恵を受けられます。スタメン出場できるポジションが1個増えるという意味です。

 

張本勲はロッテ時代の2年間、主にDHで124安打を打ちました。DHがなければ張本の通算安打数は2900本でした。

5~6年後、常勝巨人が37~38歳の坂本勇人を個人記録のためだけにファーストや外野でスタメン出場させるでしょうか? 坂本に情けをかけるでしょうか? 私にはわかりません。ファンの意見も割れるでしょうね。

20年前の広島カープは野村謙二郎2000本安打達成のために「7番ファースト野村」を1年間続けました。この時、私は猛反対してました。「野村はもう代打でいい」と騒いでました。打てないし走れないからです。基本、プロ野球は個人記録ではなくチームの勝利を最優先するものです。

だから坂本が巨人を出て3000本安打を目指す可能性は大いにあります。もちろん巨人に骨を埋めて2500安打で引退する可能性もあります。その決断は坂本勇人自身が下します。

私は人的補償も含めてFAやトレードなどによる坂本のパリーグ移籍は大いにあり得ると見ます。

 

まとめ

巨人ファンの理想は坂本がいつまでも衰えることなく、ショートでフル出場して3000本安打達成することでしょう。

だが現実は厳しい。私はもうショート坂本は臨界点を超えていると思っています。守備範囲が狭すぎるからです。

 

中日の根尾昂が次節の巨人戦から「投手登録」されることが発表されました。反対意見も多いと思いますが、私はシーズン中の投手転向に賛成です。立浪監督の決断にキレを感じました。

日刊スポーツ 立浪「僕が一番よく見ている」

 

もし巨人もキレのいい決断をするならば私はファースト坂本がベストだと思います。今シーズンはポランコとウォーカーを外せないからです。

長期的に考えて坂本を外野にコンバートした場合は、今シーズンはポランコと松原を使えなくなります。

吉川尚輝はもうセカンド固定かと思われますので、ショートには湯浅と中山が入ります。

 

■まとめ

ショート坂本ケガのリスクが高い。チームの攻撃力は最大。守備範囲は狭い。
ファースト坂本長期間チームの長打力が半減しますが、その分ファースト守備は安定するでしょう。
外野坂本ショート案とファースト案の中間。攻守のバランスが良い気がする。
DH坂本確実に3000安打に近づける。セリーグが導入するかは未定。

セカンド坂本は論外。サード坂本もメリットは少ないと思います。

立浪と慶彦は外野も守りました。野村謙二郎はサードとファーストでした。


おしまい
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ありがとうございました。

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