守備の上手い選手2023・内野手編

本日は私が気になっている守備の上手い選手「内野手編」をお届けします。

近頃は外野手よりも内野手に上手い人が多いイメージです。

それではさっそく始めます。

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二遊間

内野の花と言えば二遊間。

私たちカープファンは長きにわたり菊池涼介という歴史上ナンバーワン内野手を見続けてきたため、内野手を見る感覚が麻痺しています。笑

ですが、ここは冷静に上手い人を見極めていきたいと思います。

ちなみに源田壮亮も球史ナンバーワンを争うショートなので、この二人の後を継ぐ「次の二遊間」はかなり厳しい目で見られることとなります。

 

真っ先に触れないといけない選手は何と言っても我らの小園海斗でありましょう。

まだまだ発展途上の選手で、さすがの私も小園が12球団ナンバーワンだとは言えません。

だがだいぶ安定感は出てきています。今シーズンは80試合出場で9失策。いくらマツダスタジアムとはいえ少し多いかな。内訳はサードで4、セカンドで1、ショートで5です。

カープファンの目から見れば「9個もエラーしてたかな?」というくらい安定してましたけどね。

それにショートというポジションはどんな名手が守っても年間0失策というわけにはまいりません。

足の速い走者を刺すためには無理なバウンドで捕球しなくてはなりませんし、無理な送球もしないといけない。

あの井端弘和でさえナゴヤドームで毎年5~6個エラーしてましたし、全盛期の坂本勇人さえ15個くらいエラーしてました。

それに比べればマツダスタジアムで小園の9失策もまあそんなもんかもしれません。

 

「菊池の次のセカンド」として日本代表で小園とコンビを組みそうな選手は阪神の中野拓夢が最右翼じゃないでしょうか。打撃との絡みで牧秀悟になる可能性もありますが守備は中野。

中野は上手いです。正統派のセカンド。守備範囲も広いしエラーも少ない。打球への入り方が柔らかく、ボールと衝突しないので必然的にエラーも少なくなります。

セカンドの上手さ、すなわち「安定感」は菊池と中野が群を抜いて現役トップです。パリーグに上手い人がいたらごめんなさいね。私、知らないのよ。

巨人の吉川尚樹がよくUZRと学歴を根拠に菊池と比較されますが、ハッキリ言ってまだまだ差は広いです。2段も3段もキクと中野が上です。

高橋慶彦や野村謙二郎も守備範囲は広かったですが二人ともゴールデングラブ賞にはあまり縁のない選手でした。吉川尚樹もそういうタイプです。スーパープレーは見せますけど、集中力を欠いたポカもするというイメージです。

 

一方、「次のショート」は人材豊富です。

まずパリーグの紅林村林

紅林も村林も体が大きく肩が強い。メジャーリーガーにいそうな感じの大型ショートです。

セリーグではヤクルトの長岡と巨人の門脇はさすがに上手い。

長岡には柔らかさを感じます。門脇にはシャープさを感じます。

阪神の小幡も評判がよい。岡田彰布が中野拓夢をセカンドにコンバートしたのは最初は小幡をショートで使いたかったから。

小幡は入団会見で「同級生の小園には負けたくない」と言い放った男です。密かに応援しています。

明治大学の宗山塁もアマチュアの選手ながら「次のショート」に名乗りを上げています。まあ確かに上手いことは上手いけど、プロで140試合出た時にどうなるかですね。過去には1年目からGG賞クラスの活躍を見せたルーキーも大勢いました。西武の奈良原とかロッテの小坂とか。宗山もそうなる可能性は大いにあると思います。

 

あと私がずっと注目しているのはDeNAの森敬斗。21歳。玉村世代です。

守備範囲でいうなら彼もセリーグナンバーワンクラスです。肩も強い。ポカも多い。笑

打たないから使ってもらえないのか、若いからなのか。とにかくもったいない選手です。そろそろ出てきていい頃でしょう。

 

一塁と三塁

一塁は打力優先のポジションですが、守備だけでいうと現役ナンバーワンはソフトバンクの中村晃。次が広島の堂林翔太

中日の中田翔も評判がいいですが、まあ大きい割には守れるって程度ですよ。ファーストは捕るだけじゃないですからね。

オスナ、ビシエドも上手いし、岡本、大山ももちろん上手い。最近は打つだけの一塁手なんていなくなっちゃいましたね。

 

三塁は長らく松田宣浩宮崎敏郎がゴールデングラブ賞を独占してきました。

中日の高橋周平も上手いんですが中田が来たので中日ではもはやスタメンはできないかもしれません。

現役ナンバーワンはオリックスの宗佑磨がダントツですかね。岡本和真も上手いんですが岡本はファーストにコンバート。

坂本勇人は未知数です。柔らかさは感じますけど足が動かないので三遊間は門脇がカバーすることになるでしょうね。

 

カープはサードが弱点です。上本も田中も本職ではありません。来年のサードも外国人になりそうです。

小園をサードにして矢野雅哉をショートにって声もよく上がりますが、仮に矢野が3割打っても小園をショートから動かすことに私は大反対です。坂倉が打てるからサードやらせろって話に似てるからです。

打てるサード、打てる捕手というのは動かしてはいけません。もったいないでしょうが。

矢野が打率3割打った時、ベンチに下がるのは菊池涼介であるべきです。「次のカープ」はセカンド菊池よりショート小園を優先するべきです。

 

ところで長打がないのに三塁の守備が上手い選手ってカッコいいですよね。しかも若手ならなおカッコいい。

オリックスの宗とか横浜ベイスターズ時代の進藤達哉みたいなサード。オリックス→ヤクルトの馬場敏史など。

カープの三好匠も上手かった。今年で引退しちゃったけどね。笑

一塁と三塁はあまり上手な若手がいませんね。石川昂弥や清宮幸太郎、林晃汰に頑張ってもらいたい。

内田湘大はまっだまだです。二俣翔一も本当はサードで固定してあげたいんだけどなあ。