全員戦力！今年はスカパーで二軍の試合もチェックします

さて本日から一軍はコザしんきんスタジアムでの第2次キャンプに突入します。

一軍の練習試合は19日(日)横浜DeNA、21日(火)千葉ロッテ、23日(木)東北楽天。私の先発予想は「遠藤→森→益田」です。根拠ありません。

オープン戦が25日(土)巨人、26日(日)中日です。予想先発は「大瀬良→九里」です。開催球場はカープ公式サイトでご確認ください。

カープ一軍のことはこれからJSPORTSでチェックして、また細かすぎる寸評を述べたいと思います。今日はカープ二軍の話をします。

　

カープ二軍のメンバーと日程

カープ二軍も引き続き日南で第2次キャンプに突入します。んで社会人や巨人との練習試合が5試合組まれています。日程は以下の通り。

18日(土)JR西日本、21日(火)セガサミー、23日(木)HONDA、25日(土)東京ガス、26日(日)巨人。開催球場はなんと5試合全部天福球場。んでたぶん入場料も無料。←未確認

これだから私は宮崎に行きたかったんですよ。笑　西田信二はまだセガサミーの監督をやってます。

　

そんなカープ二軍。現在のメンバーは以下の通りです。

投手が18人、野手15人。合計33人。　

一軍が現在41人。磯村が3軍で栗林は全日本。二軍が33人で合計76人。計算は合ってます。

ちなみに76人中、支配下選手67人。育成選手9人です。

斉藤優汰をリリーフ扱いしている理由は「まだプロで3イニング投げるのは無理だろう」という意味です。もちろん将来は先発完投の本格派ですよ。

　

二軍もこのメンバーで5試合45イニングを消化しなくてはなりませんが、投手は十分に揃っている感じですね。イニングイーターの人が大勢います。相手も社会人だし。

小林樹斗も故障が癒えて宮崎でピッチングできてるそうですし、ルーキー斉藤は1試合も投げずに済みそうです。

　

一方で野手陣は「ちょっと手薄かな」と感じます。

捕手3人はギリギリのライン。磯村が不在なので一軍からも呼べません。二軍の捕手は中村奨成にフル回転してもらわないといけない。

外野も少ないんですよね。だから育成で二人も指名したのかな？　まあ木下と曽根も外野を守れます。松山竜平はDH専門。笑

内野も多いようで少ない。曽根と木下が外野に回れば一気に手薄。松山が2月に一塁の守備につくとは思えないですしね。

こりゃ俺のうっちーが試合に出るかもしれないですね。だから宮崎行きたいんだよな。笑

　

二遊間を守れるのが曽根と三好と前川。二俣も入るかもしれない。

一塁三塁が二俣と林とうっちー。林がファーストメインならサードが足りないんですよね。キラリ。

まあうっちーが試合に出たところでまだ何もできないと思いますが、ドタバタ転げ回る姿を見ておきたいんですよ。

本人は鈴木誠也が目標と言ってますけど、私にはルーキー時代の新井貴浩か湘北高校の桜木花道にしか見えないです。

　

一軍と二軍の力の差

私は新井監督の「全員戦力」「お前たちも一軍で一緒に戦うんだ」というスローガンが大好きでございまして、二軍の選手たちにもっと一軍の空気を吸わせたいと常々感じておりました。

だがそれが簡単なようでとても難しい。一軍は勝たないといけない場所。キクが元気なら羽月をスタメン起用するのはやっぱり難しいのですよ。

レギュラー選手には誇りとプライドがあって、清原は打順7番ではぶてましたし、秋山翔吾と田中広輔はフルイニング出場にこだわりを見せます。

ただ時代も変わって、高津や中嶋は主力を休ませ、先発を100球で降ろします。その野球でリーグ2連覇。ヤクルトもオリックスも力押しだけで2連覇するような巨大戦力ではなかったと思います。

　

新井監督はヤクルトとオリックスのやり方をパクる真似すると公言しています。持てる戦力をフル活用するには故障する前に選手を休養させる。

20世紀は1週間5試合の130試合制。21世紀は1週間6試合の143試合。20世紀は関東6球団、関西4球団と名古屋、広島でした。セリーグはあまり本拠地が変化してませんが、それでも主に木曜日だった「移動日」がなくなったことはカープにとっては「ボディーブロー」です。夏場にジワジワ効いてきます。

　

そこで新井はキクや野間を休ませながら使う方針。坂倉だって捕手ですから休みが必要。秋山西川も去年は故障しました。

控えの選手はなにも主力を追い越す必要ありません。まずは主力を休ませることができれば及第点。

韮澤に一軍で3割打てとか、大盛に一軍で30盗塁しろとか言いません。

今シーズンの韮澤の目標は100打数25安打。大盛なら100試合出場くらいでいいんじゃないでしょうか。秋山野間龍馬の3人が平均130試合スタメンできたとしても「残り13試合×3人＝のべ39試合分」の空きポジションがあります。平均120試合なら69試合です。

2022年は野間が74試合、秋山40試合、龍馬97試合です。3人の平均は70試合です。なら大盛には63×3＝189試合分の空きポジションがあります。もはや外野のポジションが1個空いてると言っていい。

現実的に考えて「野間100、秋山140、龍馬120で平均120試合」です。この場合の大盛の目標は「スタメン50試合＋途中出場50試合＝100試合出場」となるわけです。

　

私は「一軍レギュラーvs一軍控えvs二軍選手」の力の差は「試合経験の差」だと思っています。

マシンや打撃投手をいくら打っても力にはならない。やはり試合で学ぶことが一番大きい。

二軍の試合で得られるものもありますけど、一軍エースと戦うと「目指す高み」が見えてくる。目標が見えるんですよ。

だから「二軍で3割打ってから一軍に上がってこい」は私は間違いだと思います。

　

カープのスカウトが見つけてきた高校生。今年ならうっちーと斉藤と清水叶人。

この3人の育て方は二軍で3割打つのを待つだけではダメなのです。ある程度「打つポイント」や「バッターを抑えるコツ」を掴んでくれば、それを一軍相手に試させないといけない。つまり育成のカープに必要な作業は抜擢です。んでこれをやるともれなく付いてくる作業が我慢です。笑

新井もよく言いますよね。「休養」「抜擢」「我慢する」

休養は21世紀の流れ。若手の抜擢と我慢は育成カープの伝統なんですよ。慶彦もノムケンもそうでした。前田と江藤も一軍で育てた。新井なんてどれだけ我慢させられたと思ってんですか。笑　だからファンは新井がFAする時にブチ切れたんですよ。

　

二軍で鍛えることも大事ですが、私はそれだけでは足りないと思います。

やはり一軍の舞台でカクテル光線の下で160kmのボールに向かっていかないといけない。ピッチャーなら一流バッターの反応を観察しないといけない。

「ボールが全然見えない」「こんなに曲がって落ちるのか」

「俺の決め球に反応もしないのか」「見送ったと思ったら打たれてた」

とかよく聞く話じゃないですか。こういう経験しないと一軍の投手を打てるはずないと思うんですよ。

　

恋愛で例えると「相手に告白してみないとわからない」って感じですかね。いつまでもシミュレーションしてたって何にもならないという意味。

一軍の舞台でやらせてみて玉砕してもいいし、ラッキーパンチで自信を掴むのもいいと思います。

　

今年は二軍もチェックします。

例えば去年の二軍の打撃成績をご覧ください。少し量が多いです。

どうですか。林が打率2割で2本塁打。去年一度も一軍に呼ばれなかったのも仕方ないっちゃ仕方ない。

でも去年一軍でキラリと光った矢野雅哉は二軍でも.250しか打ってません。本塁打もゼロなのに一軍で2発打ちました。

今年の日南で輝いた田村は去年の打率.185。本塁打もゼロ。ところがどうです、一冬超えた田村のバッティングと守備は。

韮澤も去年の打率.238。だが私は韮澤に今年一軍で100打数25安打が目標だと考えています。

　

若者は成長するのが早いんですよ。

韮澤なんて一軍で100打席与えたら面白いことになりますよ。

こないだ家族でスキー場に行った時、道路が凍っていたので予約してたスキースクールの時間に少し遅れたんですよ。

母「じゃあ午後のスクールに変更してください」

父「おいおい、スクールなんかもういいよ。2時間も経ったら息子はもう滑れるようになっとるわ。笑」

この日がスキーデビューの息子でしたが、2時間後には一人でリフトに乗って初心者コースを滑ってました。

　

だからね。私は今年から二軍の試合もチェックします。うっちーを中心に。笑

今シーズンは「スカパープロ野球セット」に加入して二軍の試合もチェックします。何年か前からスカパーで二軍戦が全試合放送されてるの気になってたんですよね。

一軍も二軍も全試合チェックはできないですけど、まあ内田湘大と斉藤優汰を中心にブログでちょくちょく二軍情報もお届けします。清水叶人も応援してますよ。※特集記事

個人的には3年目の行木俊もルーキーイヤーから注目してるんですよね。150kmとナックルカーブがすごくイイんですよ。今は育成契約ですが一軍のオープン戦に出ないかなぁ･･･