仲田侑仁と内田湘大の現在地

今日もドラフトとスカウトの話をします。

カープは先日スカウト会議を行い、130人ほどの選手をリストアップしたそうです。

報じられた選手は有名どころばかりで、具体的な人選はまだまだこれからになります。

この時、田村恵が

「打力に特化した選手も頭に入れておく」

と口にしたことも明かされました。

 

打力特化型選手

別にこれまでのカープも打力に特化した選手を無視してきたわけではありません。

1位指名では西田真二・町田公二郎・岩本貴裕も打撃特化型選手でした。

下位指名なら栗原健太・松山竜平・末包昇大もそうでした。

 

「岩本や栗原は守備も上手い!」

ま、それはそうですが、それはプロに入ってから成長したことであって、スカウト時点では「打撃に特化した選手」と表現していいと思いますよ。

オーバーに言えば松井秀喜も「打撃に特化した選手」です。松井の守備走塁も平均的でしたが、打撃はそれ以上に圧倒的でした。

高校3年生の江藤智にも平均的な走力がありましたが、誰も江藤の足に期待はしていませんでした。江藤も圧倒的に打撃特化型でした。

 

去年のドラフトで言えば佐々木麟太郎と小田康一郎が打撃特化型でしたね。

小田はサードも上手いらしいので特化型ではないかもしれませんが。佐々木麟太郎はファースト専任。まあ特化型ですよね。

 

でカープも今年のドラフトでは「こういう打撃特化型の選手を無視しませんよ」という姿勢を見せたわけですが、別に今までだって無視してきたわけではありませんよ。新井貴浩はどうなるのよ?

その証拠にね、カープに既にいる打撃特化型選手が今ファームで暴れ始めているんですよ。

ご紹介します。

その選手とは高卒3年目の 仲田侑仁 であります。

 

仲田侑仁の現在地

仲田侑仁は右投げ右打ちの内野手。

仲田は高校3年時に現在中央大学の東恩納君と一緒に春夏の甲子園に連続出場。甲子園で2本塁打を放っています。

 

1~2年目は体作りに重きを置いて0本塁打。迎えた3年目のシーズン。

ここまでの二軍成績は

打率.179、1本塁打、6打点

です。

「なんだ、全然ダメダメじゃんw」

たわけ、このど素人が。

5月に入って仲田のスイングは一皮むけました。

 

二軍で初ホームランを打ったのが4月11日。

その後しばらく二軍でも出番がなかったのですが、ゴールデンウィーク頃から徐々に出場機会が増え、先週のソフトバンク戦では3試合スタメンして10打数3安打。ポテンヒットもありましたが、鋭いセカンドライナーもあって実質10打数3安打。

私は仲田の打ち方を勝手に「バックスクリーン打法」と名付けて一人で盛り上がっております。

去年までの仲田はレフトスタンドを向いてストレートを打っていましたが、今の仲田はセンターバックスクリーンを目指して打っていて、これがなかなかタイミングとスイング軌道が良いんですよ。仲田侑仁に合ってると思います。

 

まだまだ粗削りでボール球スイング率は二軍でも下の方ですが、去年に比べると2~3倍良化しています。

このまま行けば6月中に仲田の打率は2割を超えて、ホームランも 2週間以内に出る でしょう。

第1号はレフトでしたが、第2号はセンターバックスクリーンな気がします。仲田は今、そのタイミングで打ってるからです。

 

今秋のドラフト戦略

カープ一軍は12球団最小得点で最下位独走。中日除く。

だから素人は

「即戦力野手を1位指名! 渡部海!」

とすぐに騒ぐが、他球団のファンならそれでよい。だがカープファンがそれでは困る。なぜか?

 

それはカープが ドラフトで他球団を出し抜かないと勝てないから であります。

この話も10年以上繰り返していますが、チームの補強ポイントを即戦力ルーキーで埋めるというやり方はカープの体質に合ってないし、そもそも今のアマチュア球界に即戦力ルーキーと呼べる選手が少なくなっています。

 

去年佐々木泰、今年平川蓮を獲って、得点力不足は解消しましたか?

していないでしょ。彼らは即戦力ルーキーではないのです。将来性豊かな若者なのですよ。

 

昔は大卒・社会人ルーキーはある程度計算できましたが、現在のNPBにはアマチュア球界で見たこともない軌道のまっすぐや変化球が溢れています。

そりゃ昭和時代からプロの球は別格でしたが、今は大金持ちの大人が球団から機械を与えてもらって、数値を見ながら変化球を磨いているんですよ。大学生がどうやってそんなタマを1年目から弾き返せるんですか?

泰も平川もプロに入った後で、その数値を研究して対策を練るんだと思いますよ。

 

外国人選手が日本で打てない理由もここだと思います。

1年目からバカスカ打つ外国人も減ってます。ルーキーなんぞもってのほかです。

阪神の佐藤輝明や森下翔太でも何年かかかりました。立石正弘はよくやってる方ですよ。

 

今年のドラフトで打撃特化型選手を獲るのは良い。

良いがそいつを「即戦力」と計算してはいけません。

結局選手を育てないと勝てないと思います。特にカープの場合はね。

ソフトバンクや巨人は近藤健介やライデル=マルティネスを補強できますが、カープはできない。

できないところで勝負すりゃ勝てないのは道理であります。

 

本日のゲームプラン

内田湘大の話もしようと思いましたが時間切れ。

内田の話は昨日7時間しか寝ないで作った動画で喋ったので見てください。

 

一軍は床田vs武内。

今西武ってパリーグの首位なんですよね。貯金13。チーム防御率2.48。

今井達也と村上宗隆の抜けたチームがセパの首位ですから、ホント目に見える数字なんて 過去のもの ですよね。

 

今日も投手戦に持ち込もう。

あんたらの好きなDHがあるので、新井は今日もスケベな日替わり打線を組むでしょう。

ショート勝田とか私は見たくありません。勝田を出すならセカンドでいいじゃん。

小園をポジコロするならベンチに下げろ。

新井は今日もいつも通りサード坂倉、ファースト坂倉でしょう。DHモンテロか。

 

持丸や矢野を出して「打てない貧打だ、即戦力野手だ」ってあれもこれも全部欲しがるからカープは現在最下位なのです。中日除く。

守り勝つなら矢野と持丸でヒットを防いで勝てばよい。

矢野と持丸を出して打てないから負けましたでは道理が通らない。

私はショート小園、キャッチャー坂倉、ファーストモンテロで打って勝てと言っている。

「ヒットも防ぎたい、盗塁も阻止したい、んで打ち勝つ野球もやりたい」は全部欲しがるスケベ野球です。どれか一つに絞りなさい。


おしまい
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ありがとうございました。

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