プロ野球史上最高の契約金をもらった選手は小久保裕紀

今日は契約金に関する雑学。

プロ野球の新人選手への契約金が「上限1億円+出来高5000万円」に定められていることは常識です。

この取り決めは1993年10月から30年以上変わってません。この先変わりそうな雰囲気も今は全然ありません。

 

契約金の歴史

ではこの取り決めが決まる以前に、新人史上最高額の契約金を手にした選手は誰でしょうか?

正解は青山学院大学の

小久保裕紀 です。他1名。

 

1988年までは東海大学・原辰徳、PL学園・清原和博、プリンスホテル・中島輝士の8000万円が最高額でした。

1989年に新日鉄堺の 野茂英雄 が1.2億円。初めて1億円を突破しました。

1991年、駒澤大学・若田部健一が1.3億。

1992年、星稜高校・松井秀喜が1.0億。高校生初の億越え。

 

そして1993年。

巨人ダイエー西武が中心となって逆指名ドラフトがスタート。逆指名入団のダイエー小久保(青学)とロッテ加藤高康(NTT)が史上最高額の契約金 1.6億円 を手にしました。

「上限1億なのに1.6億?」

なぜかと思って調べてみましたが、よくわかりませんでした。

たぶん上限1億が決まったのはドラフト会議直前の出来事で、有効化されるのは翌年度以降という申し合わせだったのだろうと推測されます。

カープには縁のない金額だったので、私もよく覚えていないのですよ。

 

落合博満が契約更改で「いちろくご」と言ったのは1989年12月。

1993年12月の落合は中日からFA宣言で巨人へ移籍。年俸は4億円でした。※Number

ちなみにプロ入り後、4年連続最多勝をマークした野茂英雄は1.4億で契約更改していました。

 

30年前はこういう金銭感覚でした。

ですから、新人選手への契約金の上限が「1億+出来高5000万」というのは当時は妥当な金額だったと言えます。

高橋由伸への6億円とか上原二岡への5億円はまた別の話なので、今回は置いておきます。※朝日新聞

 

2026年の契約金

あれから33年が経過しました。

現在の球界最高年俸はソフトバンク近藤健介の5.5億。意外と安い。

外国人選手は10億越えがザラですが、NPB日本人で10億越えはまだ一人もいません。田中将大の9.0億が過去最高。

 

2026年現在も新人選手への契約金は「上限1.0億+出来高5000万」でよいのだろうか?

2024年にアスレチックスと契約した高校生・森井翔太郎選手の契約金が2.4億円だったこともちょっぴり話題になりました。

 

今年も巨人が横浜・織田翔希選手を1位指名しましたが、織田君はドジャースが最有力と報じられており、その契約金は4~8億とも言われています。※スポニチ

未来ある若者が目先の契約金の額でチームを選ぶとは思えませんが、日本の若者がNPBを経由せずMLBを目指すことを少しでも抑えたいのなら、33年前から変わらない契約金の上限を見直す必要はあるかもしれません。

それとMLBの 25歳ルール です。これもややこしいのでファンもよく勉強しておきましょう。※参考記事

 

契約金は退職金

ここからはカープの契約金について。

2025年のカープ新人選手への契約金と年俸一覧がこちら。

1.平川蓮 10000万 1600万

2.齊藤汰直 7000万 1200万

3.勝田成  5000万 1000万

4.工藤泰己 4000万 800万

5.赤木晴哉 3500万 700万

6.西川篤夢 2500万 450万

7.高木快大 3000万 600万

 

見事な序列です。今年の新人たちもこういう感じになるでしょう。

ここで問題ですが、カープが毎年払う新人選手への契約金の合計額はいくらになるでしょうか?

合計額は

  

35億 です。

ウソです。本当は3.5億です。ブルゾンちえみが好きなんですよ。

 

この金額は割と12球団均等で、ソフトバンクだからドラフト5位も1億円なんてことはありません。

2025年5位の大卒社会人ルーキー高橋隆慶選手は契約金4000万、年俸1000万でした。普通。

野球界では「契約金は退職金の前払い」とよく言われますが、令和の今なら「資産運用の元手」になることが多そうです。

 

即戦力ドラフトはやっぱりダメよ

2026年カープの年俸総額は 31.8億円 でした。外国人選手含む。※ソース

カープはこれとは別に新人への契約金を毎年3.5億払ってます。

やっぱ即戦力ドラフトはダメなんじゃないか? 

 

昨日も書いたけど選手をポイ捨てして、即戦力ルーキーをかき集める野球はよくありません。高コストです。

今年の支配下ドラフト6選手は全員21~22歳です。

新人選手もたくさん獲りたいけれど、たくさん獲れば契約金も増加します。

同じポジションに同年齢の選手を揃えて競争させる編成は高コストだと思います。

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