青柳晃洋と「うどんの自動販売機」の話

2023.4.21(金) 

広島 0-1 DeNA マツダ 

コルニエルvs今永で思わぬ善戦でした。

7時30分にテレビ付けたらもう7回でびっくりしました。

やるやんコルニエル。ごめんコルニエル。私はDeNAに5点くらい取られると思ってました。笑

カープの話は以上です。終わり。

今から阪神の青柳晃洋がネットの匿名野郎にフガフガ文句を言った件について語ります。

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相手にするな

阪神の青柳は言わずと知れた2年連続最多勝投手。

だけど今年はちょっと出だしに躓き、ここまで4試合で1勝3敗。防御率4.93。

温かいファンは「去年までの青柳さんをさがしています」とツイートし、

忍耐力のないファンは「死ね、ボケ」と誹謗中傷しました。サンスポ

 

 

あえて言います。 

 

 

ハッキリ言って・・・

 

 

この両者には・・・

 

 

 

大差ありません。

私はそう思います。

 

青柳がキレる気持ちもわかる。

青柳にはキレる権利もある。 

だがキレるな。大人なんだから。

 

相手は子供。

相手にするな。

男は黙ってシコシコメッセージを削除しろ。俺はそうやっている。

 

私もか弱き巨人ファンから「死ね、ボケ」とよく言われます。

でもいちいち反応なんかしません。大人なので無視します。

読者の方が不愉快になると思えばコメント削除しますが、あとは基本的に放置です。

巨人ファンのアホさ加減を世に発信することも私の大切な仕事だからです。

 

 

青柳は最多勝投手なので、私よりちょっぴり忙しいことでしょう。

だからSNSの匿名野郎にいちいち「訴えてやる!」と噛みつく必要はないと思います。時間のムダです。

 

球団が対応しろ?

NOですよ、そんなの。どうやって対応するんだよ。人件費いくらかかるんだよ。

青柳がインスタをやめるか、コメントを無視するか、ファンのためにシコシコ削除するか。選択肢はこの3つです。お金をかけずに頭を使って解決しなさい。 

 

うどんの自動販売機

私が今回の青柳騒動で思い出したのはうどんの自動販売機です。

知ってます?

うどんの自動販売機?

 

こんなのです。

 

京都府舞鶴市や山口県岩国市に現存するらしい。由宇球場からはちょっと遠いです。

 

うどんの自販機は男のロマン。昭和の代表。

ユーチューバーもよく取り上げてるし、こないだはNHKの旅番組で女優が「美味しいですねぇ♡」とか言ってました。

 

だがあえて言おう。

 

 

私に言わせると、

 

 

こんなものをありがたがってる連中は

 

 

完全に 

 

 

アホでありあす。キッパリ。

 

いいですか。

うどん自販機の全盛期を知るおっさんがもの申します。 

 

コンビニ世代のお前らにうどん自販機の本当のおいしさとありがたみなどわかるはずないのです。

あのうどん自販機は、一人ぼっちの昭和の夜にこっそり食べるからウマいのである。 

 

昭和50年代の日本にはまだコンビニエンスストアが1軒もありませんでした。

かつて日本国内にコンビニは1軒も存在しなかったのです。知らんかっただろ。

夜9時を過ぎて開いてる店は居酒屋ぐらい。マクドも吉野家も夜は閉店してました。屋台のラーメンは探すと見つからない。

中国自動車道でも午後7時か8時を回るとサービスエリアは全部閉店。無人化します。

当時は山陽自動車道もなく広島と大阪を繋ぐ高速道路は中国道1本だけでした。

宝塚トンネルもまだ1本で、昭和50年代の宝塚では40km3時間クラスの渋滞がしょっちゅうでした。

 

小学生の私は親父の車で広島を出る。宝塚で渋滞に巻き込まれる。夜9時になる。腹も減る。

今みたいに24時間営業の店なんて1軒もないんですよ。夜はどこも真っ暗でどこも無人なんですよ。

 

セブンイレブンの名前の由来をご存じですか?

「朝7時から夜11時まで営業してますよ」って意味なのです。

 

「は? 

 それがどうした? 当然じゃん。 

 てか何? その中途半端な営業時間。笑」

ではないのです。昭和人にとっては。

  

「え? 7時に開くの?

 まさか! 夜11時まで開いてるの!」

と狂喜乱舞だったのですよ。セブンイレブンが世に出た頃は。

商店街やスーパーマーケットも夕方6時に閉まってました。スゴいだろ。

 

うどんの自販機はセブンイレブンのちょっと前。しかも「温かいうどん」をまさか奇跡の24時間営業で食べられる。

カップヌードルの自販機もウマかったけど、うどんの自販機は本当に暖かかった。あの機械はなんだかすっかり未来の道具でした。ドラえもんの四次元ポケットみたいでした。

 

だからスマホ世代のお前たちが今、車を2時間も3時間も飛ばして

「やっぱり美味しいですね♡」

とか気取って食うものじゃないんですよ。

 

ヘトヘトに疲れて腹が減って、

誰もいない真っ暗な夜中に一人寂しく空腹を紛らわせてくれるもの。寂しい労働者の心を暖めてくれるもの。

それがうどんの自販機です。

若者が珍しがってありがたかるものじゃありません。わかったか、阪神ファン。

 

ごめん。阪神ファンは関係ないか。笑

私は青柳晃洋に言っている。

インスタやSNSは寂しいヤツらが集まるところ。

有名人が本気を出すところじゃありませんよ。

便利な道具で苦しむのは本末転倒だと言いたいのです。