スカウト会議ねえ…

昨日カープのスカウト会議が開かれたそうだ。

それによると白武本部長がまた「補強ポイントは捕手」と言ったそうだ。

 

カープ球団の組織図

昨日私は近年のカープのドラフト戦略をボロクソに批判しました。

プロ球団には「編成部」と「スカウト部」というのがあって、一般的には編成部の中にスカウト部が含まれます。

「編成部」の中には「スカウト部」「国際部」「査定部」などがあると思われます。

 

スカウト部門のトップが白武佳久(66)

編成部長が山根雅仁(50)。2018年に42歳の若さで編成部長に就任。当ブログでも当時のサプライズ人事を報じています。※関連記事

山根は元ドラフト1位投手。ロマンあふれる高校生でした。現在は出世して球団の編成部長です。スーさんに次ぐナンバースリーくらいの位置付けになるのかな? 前任者は川端順(66)です。

 

とはいえ「ドラフト指名選手を誰にするか?」はおそらくスカウト部に決定権があるでしょう。

スカウト部が「1位はコイツ」とか「このリスト順で行く」と決めたものを、編成部がひっくり返すことはないでしょう。そんなことしてたら組織が回らなくなりますからね。

オーナーが出て来て「コイツを獲れ!」もカープあるあるですけど、いくらオーナーでもそれはあくまで「お願い案件」で、最終決定権はスカウト部にあり、そのトップは白武と田村の2人でしょう。

 

補強ポイント

カープは昨日、第2回スカウト会議を開き、その結果について白武が自らマスコミにこう語ったそうです。

「補強ポイントはずっと変わりない。捕手、長打を打てる打者、野手が一番の補強ポイント」※安芸の者がゆく

 

慎重に読まないといけないのは、白武が「長打を打てる捕手」とは 発言していないこと です。

実際にはしたのかもしれないけど、字面を見ると

【1】捕手

【2】長打を打てる打者

【3】野手

という風に 3つの補強ポイント を並べて話しているようにも聞こえます。

 

もちろん「長打を打てる捕手と野手」と一括りにしている可能性もあります。

ニュースの真相は字面だけではわからないのです。SNSの記事は少ない文字数でてめえ勝手に解釈できるから、後でモメたりキレたりするのであります。

 

正確なことは白武がいまだに

補強ポイントは捕手

と最初に口にしている事実です。

ここでもまだ坂倉が出て行くと決まったわけではありません。

決まったわけではありませんが、可能性の一つには挙げられますね。

 

白武発言から読み取れるカープの可能性は

「坂倉の移籍」「坂倉の内野転向」「清水・高木・小林を信用していない」

など。

持丸の台頭はもちろんスカウト部の計算に入っています。

白武の構想は「持丸・石原・新人」の3捕手体制でしょう。

 

10年前にカープが中村奨成を指名すると公表した時、私は猛反対しました。チーム編成がガタガタになるからです。

今年もあの時と同じ臭いがします。どんくさい巨人の臭いです。

補強ポイントが完全にズレてるという意味です。

 

私の考える補強ポイントは「スケールの大きな投手」と「長打を打てる野手」です。

ただし「即戦力」ではありません。アマチュアの右投げ左打ちに即戦力の野手など滅多にいませんよ。

2年前の宗山塁を思い出してください。去年の立石正弘を思い出して下さい。

即戦力じゃなかったでしょ。私が言った通りじゃないですか。

 

ドラ1でも基本は「素材」ですよ。

プロの打者が打っても投高打低になるのが現在のNPB。

プロの打者が打っても3割打者は1~2名です。ルーキーなんか.250で新人王です。

 

スカウトの仕事

スカウトの仕事は大きく二つ。

一つ目が「有望選手の発掘」

二つ目は「指名した選手のサポート」です。これをわかってない素人が多い。

 

実はここをおろそかにしている球団も非常に多い…と私は見ている。

カープの育成がうまく行ってる時はここが機能してたと思うんですよ。

江藤前田まで遡らなくても、タナキクマルで他球団をリードできたのは彼らがカープで成長してくれたからですよ。

 

そしてこれは野村謙二郎の手柄でもある。

謙二郎も左右病に侵されてましたが、それでもキクマルと堂林は固定しました。誠也にもCSで打席を与えました。

後を継いだ緒方も野間峻祥に往復ビンタで闘魂注入。以後は禁じられましたが、あの頃はギリセーフでした。

 

このように選手育成には時間がかかる。選手を指名しただけで、勝手に15勝して3割打ってくれる時代ではなくなりました。

スカウトの仕事は佐々木泰と平川蓮が一軍で3割打てるようになるところまでです。

そのためには新井以下一軍スタッフが協力しないといけないし、二軍も同じですよね。

 

一部のネット民に山根雅仁は異常な人気がありますが、山根の仕事はスカウト部をコントロールすることではなくて、スカウト部・国際部・年俸査定部を上手く連動させること。

例えば現場が「新外国人を欲しい」と言った時に、「じゃあ来年床田を引き留める予算を削っていいのね」とやり返すのが山根の仕事です。

「ドラフト指名選手が育たない」のは現場とスカウト部の管轄であって、編成部門はいちいち現場まで介入しません。そんなことまでしてたら組織じゃなくて個人軍です。

 

まとめ

白武の「補強ポイントは捕手」発言に私は失望しました。ガッカリです。

坂倉将吾と中村奨成を正捕手に育てられなかった球団が、ドラフト1位で捕手を指名するべきではないと思います。

古くは白濱裕太と瀬戸輝信もドラフト1位でした。もうやめときなさい、選手が可哀相です。

 

清水叶人と高木翔斗は確かにまだまだ頼りない。

ただ小林結太と安竹俊彦は意外に掘り出し物です。

小林結太は佐藤都志也っぽくて、安竹俊彦は名原典彦っぽい。

 

それでもまだキャッチャーを補強したいのなら トレード で捕りなさい。トレードはいいぞ。ラクだから。

山本祐大や中尾孝義のような大型トレードは難しいですが、控え捕手なら十分補強できます。

私が注目しているのはロッテ・植田将太捕手です。28歳。慶応大学。

 

植田捕手は今年のキャンプでアキレス腱を手術しました。今シーズンは試合に出られなさそうですが、来季以降はわかりません。

ロッテは田村が残留して佐藤と松川が健在。ホープの寺地がサードを守ってる現状。

カープ以外もロッテの捕手を狙ってると思いますが、実は今、どの球団もいい捕手が余っていて、楽天とソフトバンク以外は使いたい捕手が余っています。

ドラフト1位を消費せずとも、トレードや現役ドラフトで補強できそうな気もしますけどね。カープは三塁手があり余ってるし。

 

補強ポイントその2の「長打を打てる野手」もその通りですが、社会人の選手を指名しても芽が出ませんよ。

カープは誠也が抜けた年に、ドラフトでケンティーと末包を指名しました。

私は タコか と断罪しました。※参考記事

 

一軍の弱点を埋めるのはドラフト選手ではありません。カープの場合は 二軍選手 です。ここはスカウト部と現場の仕事。

外国人補強は国際部の仕事。トレードやFAとなれば、ここでようやく山根の仕事です。

 

ドラフト選手で一軍の弱点を埋めようとすれば、カープは弱くなります。この10年間でそれを見てきたじゃありませんか。

「いや、栗林はチームを救った。阪神は森下、DeNAは牧」

それはそうですが、私はその可能性を極めて 低確率 だと見てるんですよね。

完成度の高い選手を獲るより、粗削りでゴツゴツした鈴木誠也型の選手を育てる方がカープは強くなると思うんですよ。

 

いいですか。

渡部海や立石正弘をカープが獲っても、他球団との差は縮まらないのですよ。

他球団にあるものは「FA・外国人・即戦力ルーキー」です。

カープが即戦力ルーキーの市場に飛び込めば、カープにあるものは「外国人・即戦力ルーキー」です。なんか1個足りないんですよ。

 

私はカープがFAで勝負することはできないと思っているので、カープは

外国人・選手育成」の2本で勝負すればいいと思ってるんですよ。

「三軍制」の話は一旦置いておきます。三軍制は育成に見えて育成じゃないので。

 

カープがもし今年のドラフトで強打者を1位指名するなら、それは東京ガスの藤澤(24)ではなく、九州国際大付属の牟禮(18)であるべきです。

牟禮は2位で獲れるかわかりませんよ。12人に入る可能性十分。

カープが3連覇できたのはドラフトが健全化されて、カープのスカウト部が12球団で最も優秀だったからです。

今はそれをしないで宗山や立石のクジ引きに参加しているのですから、弱くなるのは必然です。

 

本日のゲームプラン

斉藤vs北山

日本ハムは中6日の伊藤大海ではなく、中7日の北山なんだね。へえ…

順番通りと言えば順番通り。今流行りのゆとりローテか…

 

だったらなぜハムは伊藤大海を 登録抹消 しなかったのかな?

ひい、ふう、みい・・・

なるほど一応中9日でソフトバンク戦か。なるほど、筋は通ってるな。アリバイは成立か。

 

・・・

 

もしかして、伊藤大海は今日 ベンチ入り するかもしれないな…

普通はしませんし、ベンチ入りするなら先発させるだろと思うけど、なにせ新庄だからなあ。

日本ハムは今日5点差以上で勝てば交流戦優勝らしい。

優勝賞金は3000万円。リスクを冒して獲りに行く必要もない。

だが新庄だからなあ。伊藤リリーフ、交流戦優勝くらい考えてもおかしくありません。

 

まあ伊藤が来ても来なくても、カープの野球は変わらない。

北山を打てば、伊藤は出てこない。

 

本日のゲームプランは「北山を打って、斉藤が抑えること」と書きたいが、その夢は非常に難しい

まあ斉藤が頑張って、最高の結果は「5回終わって1対1」ぐらい。

普通の結果は「5回終わって0対2」くらいだろう。

 

斉藤はワインドアップならえげつないタマを投げます。まっすぐはもちろん、最近は スライダー が非常によい。

走者を出すとクイックを焦ってドタバタします。ここで四球を出したり打たれたりします。

だから今日は守備を固めてはどうか?

小園ベンチで矢野スタメンでもいい。この作戦の目標は「5回終わって0対0」です。

 

5回終わって0対2なら打つしかないですが、ここで伊藤が出て来ると厳しい。まあ99%出てこないと思うけど。

ハムの抑えの柳川は前回マツダで失点していますね。単なるマグレだとは思いますけど、カープに苦手意識はないんじゃないか。

侍ジャパンの北山を打つより、カープは日本ハムのリリーフを打つ方が確率が高そうです。

代打の前川・林・野間あたりが切り札になれるか。

 

あとは黒原。黒原が今日登録&ベンチ入りすれば、後輩の林晃汰がまたベンチ外。

先発が斉藤だからブルペンを1枚増やしたいってことなんでしょうが、林のベンチ外も寂しい。林をサードで育ててないから、今のカープは弱いんだぜ。

  • B!