カープ2021年ドラフトへの評価

カープは大量11人の選手をドラフト指名。支配下7人。育成4人。

実にカープらしくありません。これじゃ三軍制のソフトバンクや巨人と変わらない。

近々発表される「第二次戦力外通告」はどえらいことになりそうです。

佐々岡は今年のドラフトを「88点」と評価しました。てめえの背番号です。

未来ある若者たちに向かって縁起でもない数字を出すんじゃない、佐々岡。


カープの指名選手

1位 黒原拓未(22) 投手 左左(関学大)
2位 森翔平(23) 投手 左左(三菱ウエスト)
3位 中村健人(24) 外野手 右右(トヨタ自動車)
4位 田村俊介(18) 内野手 左左(愛工大名電高)
5位 松本竜也(22) 投手 右右(Honda鈴鹿)
6位 末包昇大(25) 外野手 右右(大阪ガス)
7位 高木翔斗(18) 捕手 右右(県岐阜商)
育成1位 新家颯(18) 投手 左左(田辺)
育成2位 前川誠太(18) 内野手 右右(敦賀気比)
育成3位 中村来生(18) 投手 右右(高岡第一)
育成4位 坂田怜(22) 投手 右右(中部学院大)

1位2位の即戦力左腕コンビは「外れ1位クラス」と評価されていた二人。お得感十分。

3位の中村健人はトヨタで栗林のチームメイトだった人。

4位の田村俊介は左投げながら背番号5。サードで県大会を戦った愛工大名電。イチロー工藤の後輩。

5位の松本竜也はカットとフォークが武器の22歳右腕。栗林に似ている感じか。

6位の末包昇大は25歳。188cm110km。すえかねしょうた。自称「走れるデブ」ツイッターが独特

7位の高木翔斗は高校ナンバーワン捕手との呼び声高い。ほなロッテ1位の松川虎生は何なん?

育成の新家颯も高卒左腕。しんやそう。

育成の前川誠太は右投げ右打ちのショート。快足。

育成の中村来生は高卒右腕。190cm。なかむららいせい。

育成の坂田怜はナゾのナックルボーラー。右投げ。

私の評価は「過去最低」

佐々岡は喜んでるが、私は怒っています。

カープを50年近く見ていますが過去最低のドラフトかもしれません。

ごめんなさいね、正直で。

入ってくる選手たちには何の罪もありません。もちろん全員を応援します。

しかし私の考える補強ポイントの正反対を向いているドラフトでした。

「即戦力投手」と「右打ち外野手」は最も必要ないポジションでした。なのにここを5人も獲りました。

佐々岡は「競争が活性化する」と発言しましたが、どうでしょうね?

私は玉村昇悟や宇草孔基がグレると思いますね。

「甘いわw」

と感じるヤツは俺を笑ってくれてよい。

しかし私は来シーズン、玉村や宇草をスタメンで使いたい。

もちろん今年入ったルーキーたちも使いたいよ。

来シーズン、鈴木誠也がメジャー移籍したら、私の構想はセンター野間&大盛、レフト西川&宇草、ライト中村奨成です。

ここにまだ羽月隆太郎と正随優弥も控えています。

3位の中村、5位の末包はどこを守るのか? 末包は代打かもしれないが、中村健人のセンター守備は安定感がある。

即戦力投手3枚もそう。

ケガの治ったアドゥワ誠(23)と山口翔(22)。復活するか遠藤淳志(22)。ケガするなよ玉村昇悟(20)。大道温貴(23)と行木俊(21)もいる。

リリーフにも塹江敦哉(25)、高橋樹也(24)、藤井黎來(22)、田中法彦(21)。

ここに22~24歳の即戦力投手3枚を追加。

チーム内競争? 層が厚くなる?

来季、このメンバーで勝負を賭けるの?

なら5~6年後はどうなるの?

焼け野原とは言いませんが、5年後には森下と坂倉がFA権を獲得し、6年後には小園と昂也がFA権。

また大卒ルーキーで穴埋めするの? クジ引きをハズしたら?

私の構想は

・来季は「今いる選手」を起用して戦う。

・ドラフトでは「高校生投手」を中心に指名し、大砲候補も獲得&育成する

でした。

だから「1位森木、3位前田」でした。

巨人のアホ野球です

「プロの世界は競争じゃ、甘くないんじゃ!」

と、お若い方はすぐ口にされますが、あなたたちは不幸な時代に生まれて、安定した職がなく、政治も行政も若者を後回しにして年寄り優先。

少ないパイを奪い合うことにすっかり慣れておられるのです。

だから私はそういう厳しい時代に、カープだけは家族的な暖かいぬくもりを持ったチームであってほしいと思っていました。

1位の黒原が智辯和歌山で林晃汰とチームメイトだったとか、育成の前川は木下元秀のチームメイトだとか、そんなのは私の考える「ぬくもり」ではないんですね。

去年今年と頑張った選手を来季ガマンして1軍の試合に出し続ける。そうやって鍛えるのが伝統的なカープ野球なのです。

成長しつつある24~25歳の大盛や宇草のポジションに、同い年の即戦力ルーキーをかぶせて競争させるやり方はカープの歴史にないことです。

丸佳浩がFAで抜けた時、野間峻祥はコッソリ喜んだと思います。

ところが球団は長野久義を獲得した。野間はグレました。長野も不調。センターのポジションを掴んだのは内野手の西川龍馬でした。

野間は2018年プロ4年目で初めて規定打席に到達し、菅野から満塁ホームランを打つなど、リーグ優勝に大きく貢献。

「来年は1番センターだ!」と張り切ってたところに年俸2億の大物をかぶせられた野間峻祥。以後2年間低迷したのはご存じの通りです。

「野間がふがいないんだよ」と言うのは簡単ですがあなたならどうです?

仕事がわかり始めて、責任感も芽生え始めた26歳の時に、東京本社からやって来たイケメン課長が自分のポジションを担当する。私ならガッカリして気落ちしますね。そして上司を疑います。

「このオレを信用できないのか?」

とね。

甘いと笑うヤツはアメリカ的だと思います。ドライで厳しい巨人の野球。1年ダメだと即クビです。プロは厳しい競争社会。

しかし私はもうちょっと「ぬるめ」が好きですね。

大きなケガをしても、脳腫瘍を患ってもカープ球団はその選手をすぐにクビにはしませんでした。私はそういう「ぬるいカープ」が好きでした。

ドラフトで7人指名しましたので、7人の選手がこれからカープを去らないといけません。

中﨑、今村、一岡をクビにしたら私はブチギレます。ノムスケは仕方ない。年俸(1.2億)が高すぎる。

ノムスケは球団から

「年俸2000万円か自由契約、どちらか好きな道を選びなさい」

と言われていると思います。

右の外野手二人と言うことで、私の高橋大樹もいよいよ戦力外通告が確実となったでしょう。もともとフェニックスにも行ってませんし。

高橋大樹も美間優槻もチャンスをあげれば林晃汰みたいになれたと思いますけどね。

とにかく今年のドラフトはカープらしくありませんでした。

入ってくる選手はみな素晴らしい選手で、応援しますよ。

しかしポジションがかぶるんですよ。今いる23~25歳の選手たちと。

一番気になるのが来年の中村奨成です。

どこで使うのよ、今でもポジションがないのに。

私は奨成を来年の四番候補に考えていました。クリーンアップが小園、龍馬、坂倉だと左が3人続くからです。さらに野間、宇草、林もいる。奨成を3~5番に置かないといけないと思います。


おしまい
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ありがとうございました。

-がけっぷち