「すぎたたける」を覚えとかなアカンで

昨日、広島市内のホテルで新人選手の入団発表会が行われました。

若いお姉ちゃんが発表会の席にいて、

「なんだ?球団職員か?」

と思ったら滝田一希のお姉ちゃん2人でした。オムライスで有名なあのお姉ちゃん。

本当に仲がいいんだね。わざわざ北海道から広島まで来たのか。笑

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すぎたたける

入団会見に臨んだ8人のルーキー。

全員のコメントを拾いたいが、紙面の都合で今日は1人だけ紹介します。

私が最も気を引かれるコメントを発した選手は育成選手の杉田健投手。22歳。日本大学国際関係学部。

この子の名前は「すぎたけん」ではありません。

すぎた、

たけるです。

たけるだよ、たける。嬉しいなあ、3年ぶりのタケル。

去年入団した長谷部銀次のお爺ちゃんが杉田玄白でしたけど、この子も杉田玄白と関係あるのかなあ?きっと無いだろうな。笑

 

この杉田たけるの出身校は日本大学国際関係学部。

これって何か違和感ありません?

なんでたけるだけ学部名まで読んでもらえるの?

だったら常廣は青山学院の何学部なんだよ?って思いません?

 

この理由は東都リーグの日本大学と静岡リーグの日大国際関係学部は別の野球部だからです。

日本ハムの伊藤大海が苫小牧駒澤大学出身であり、駒澤大学出身でないのと同じ理由です。

広島県にある近大福山高校もそういう感じ。大阪の近大附属高校とは別物。

 

遊び心あるピッチング

その杉田健が言い放った一言がこちら。

アナ「杉田投手の持ち味はどんなところですか?」

杉田「遊び心あるピッチングです」

アナ「遊び心?」

杉田「ハイ。適当に投げたり、ぽわーんと投げたりです」

 

何だコイツ、ホントにルーキーかよ。笑

楽しみです。応援したい。ダルビッシュだって時々サイドハンドでスライダー投げますからね。ああいう感じのイメージでしょう。

今年、遠藤淳志もワインドアップをやめて全球セットポジションで投げると宣言しました。セットで投げると投球間隔や足の上げ方を変えたりできるので、遊び心を発揮しやすいです。

大谷翔平がセットで投げてるので、最近の若いピッチャーはみんなセットです。笑

 

大学時代の杉田の映像を見ると確かにセットポジションから左足の上げ方をチョコマカ変えていました。

投げてる球種はスライダーとフォークくらいでしょうか。球種は少なそうですが腕の振りはとても良い。

まっすぐにも力があります。ゆったりしたフォームからピュッとくるので球速以上に速く感じるでしょう。

特に「決めに行くストレート」はなかなかスゴい。育成レベルではありません。一軍レベル。常廣レベル。

静岡リーグには申し訳ないけど、このレベルの大学生が木製バットで杉田のタマを打つのは実質不可能でしょう。防御率0.26と言われても上の動画を見る限り、そりゃそうだろうと思いました。とても外野まで打球が飛びそうにありません。

自分のセールスポイントを遊び心と言うだけあって、杉田は器用な投手なのかなと思いました。常廣に似てる感じがする。

 

杉田健は目標とする投手についても間髪入れずに

「前田健太投手です」

と力強く言い放ちました。

いいですねえ。マエケンも遊び心のあるピッチャーです。スライダーの曲げ方を変えたり、チェンジアップの球速を変えたりしてました。

杉田投手のような発言をする投手ってだいたい頭が良くてコントロールも良い。んでフィールディングや牽制も良いんですよ。早く見たいなあ、支配下で。

 

中日の松山晋也

こんないい投手がなんで育成なの?って思いません?

実はドラフトマニアの間では徳島インディゴソックスの椎葉剛と、日大国際の杉田健は隠し球的な投手としてちょっぴり人気がありました。

二人ともドラフト直前まで隠れてたんですよ。

椎葉は3年前に投手転向。去年まで140kmそこそこだったストレートが今年一気に開花。159km。

杉田も大学3年までケガで登板ゼロ。4年春にデビューして秋に才能開花。防御率0.26。35イニング自責1。ドラフト1ヶ月前の話です。

 

この手のパターンで去年育成ドラフトにかかった選手が中日ドラゴンズの松山晋也投手です。

松山も大学4年まで登板ゼロでした。4年秋に27イニング40奪三振を奪い注目されました。

プロ入り1年目の2023年、ウエスタンリーグで155kmをボカスカ投げて6月に支配下即一軍登録。

一気に8回の男まで登り詰め、あわや新人王かという大活躍を見せました。私は「松山はジャリエル=ロドリゲスだ!」と言い放ちました。※参考記事

巨人のようなスカタンなブルペンではなく、清水藤嶋フェリスを擁する中日ブルペンで育成ルーキーが8回のセットアッパーに成り上がったんですよ。シンデレラですよ。

 

昔、カープにもこういうシンデレラ投手がいました。

公式戦2試合登板でドラフト2位を勝ち取った男。

その男の名は薮田和樹。薮田も遊び心のある選手でした。

 

残念ながら今年戦力外通告を受けたけど、薮田も個人タイトルを獲得するなどプロで確かな足跡を残しました。クライマックスシリーズの第1戦に先発したこともあるんですよ。

その薮田が今年まで付けてた背番号が23番。実はまだ空いてます。

カープの場合、支配下登録された育成選手にはまず大きな番号を与えるのが通例。持丸95や貴浩97。大盛59、二俣99。

だけどコイツら全員野手なんですよね。日本人投手に90番台ってパターンは過去にない。藤井黎來は58番でした。フランスアが97番。

 

まあ背番号のことはおいおい考えよう。どのみちいきなり杉田に23番はないだろう。

だけど杉田の「いきなり支配下」は大いにあり得ます。それだけのタマと度胸を持ってそうです。

すぎた、たける。

カープファンはこの名前をよく覚えとかなアカンで。

杉田健は春のキャンプ、一軍スタートの可能性が十分あるで。