テレビのバラエティ番組で「2025年の最強チームを作る」みたいな企画がありました。※BS10
司会者はオリックスファンの岡田圭右。「ますだおかだ」のおかだの方。閉店ガラガラの人。※参考記事
ゲストに工藤公康、宮本慎也、前田智徳、岩瀬仁紀。全員名球会。
ドラフト会議のように1位から順番に指名していき、重なれば抽選。日本人選手のみが対象。外国人選手はナシ。
これってつまり「2026年WBCメンバー」をバリバリ意識していますよね。楽しみ。
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ピッチャーとキャッチャー
この番組では普通のドラフトと違い、投手→捕手→内野手→外野手の順で指名することがルール。
4人全員のドラ1は必ず投手。4人全員が大谷を指名しました。
岩瀬がクジで大谷を当てたので、ほかの3人は山本由伸、ダルビッシュ、菊池雄星らを指名。
投手は1チーム3名指名できるので、NPBからは戸郷、大勢、栗林なども選ばれていました。
意外だったのはキャッチャー。
4人全員が 甲斐拓也 を指名しました。
前田いわく「他のバッターが打つからキャッチャーは守備重視」とのこと。
その割にクジで甲斐を外した前田は 坂倉将吾 を指名していました。
キャッチャーで選ばれた4人は甲斐、坂倉、森友哉、山本祐大でした。この中からWBCに行けるのは たぶん3人 です。
内野手
内野手の指名順は以下の通り。
1位山川穂高、岡本和真、村上宗隆、源田壮亮
2位牧秀悟、吉川尚樹、宮崎敏郎、浅村栄斗
3位小園海斗、今宮健太、長岡秀樹、大山悠輔
4位紅林弘太郎、清宮幸太郎、菊池涼介、栗原陵矢
ソフトバンクの監督だった工藤公康は1位で山川を指名した後、今宮健太が残っている段階で小園海斗を指名しました。工藤は小園をショートとして指名。
工藤が4位でサード栗原を外すとショート紅林を指名し、スタメン表には「6番ショート小園、7番サード紅林」と書き込んでいました。
前田智徳は菊池の守備力を評価していました。前田のチームにはキャッチャー坂倉がいるのでセカンドに守りの選手という戦略は理解できる。阪神の中野も残っていたが右打者も欲しい。
WBCの本戦でセカンドを守るのは結局 牧秀悟 じゃないか。小園はショート。
菊地と源田もレジェンドですが、2026年WBCでメジャーリーガーを相手に戦うなら全日本の二遊間は牧と小園がいいと思います。一塁三塁に岡本村上。山川でもよい。
宮本慎也が清宮幸太郎を抜擢したのが面白かった。宮本は「2025年の清宮は20~30発打つかも」と言ってました。私もその可能性を感じています。
外野手
外野はまだYoutubeにアップされていないんですが、鈴木誠也、吉田正尚、近藤健介の優勝メンバーに加え、楽天辰己、広島秋山、阪神近本などが選ばれていました。
選ばれた外野手のほとんどが 左バッター でした。
去年のNPBベストナインの外野手6人のうち4人が左バッターでした。近藤、周東、辰己、近本。右はサンタナと細川。
実際のWBCではライト鈴木誠也が確実でレフトに近藤か吉田正尚。センターに辰己か近本。
この番組ではDH選手が選ばれていません。大谷が出られるなら、2026WBCもDH大谷でよいでしょう。
カープの選手
カープから選ばれたのは栗林、坂倉、小園、キク、秋山の5人。
実際のWBCは25人くらいで戦うので、4人の監督が選んだ選手たちの中からさらに半分が落選します。
JAPANのショートは源田でいいのか? 他の8人が打てるならショートは守備寄りの選手でもいいいけど、私の日本代表は小園ですね。
栗林も東京五輪の金メダル投手。前回WBCにも選ばれてたんですがケガで辞退。
坂倉が選ばれるかは今シーズンの活躍によるでしょう。甲斐は経験値があるので控え捕手として欠かせません。正捕手は坂倉なのか山本なのか。日ハムの田宮や西武の古賀もいる。ロッテの都志也もプレミア12。
若くて打てるヤツを正捕手で起用する可能性もあれば、甲斐や源田のように守備から入るパターンもある。
栗山英樹は2年前、センターに近本ではなくヌートバーを起用しました。私の見立てでは野球が上手いのは近本ですが、野球ファンじゃない人に野球を見てもらう力はヌートバーが上でした。ヌートバーを抜擢した栗山の人選はおもしろいと絶賛しました。※参考記事
みなさんはもう忘れてるでしょうが、当時ライトファン層の間で「ヌートバーのペッパーミル」は大流行しました。カープの野間やデビッドソンまでペッパーミルをマネしてました。
小園と坂倉はハデなパフォーマンスが苦手そうです。パフォーマンスができないから代表を外されるというのもヘンな話だと思いますが。
カープの投手はもっと大勢選ばれるでしょう。
床田森下も可能性大だし、われらの前田健太も2026年のWBCに出たいと言ってました。2年前はトミージョンで選ばれませんでした。
昔の日本代表には「謎のアンダースロー枠」があり、西武の牧田やロッテの俊介が選ばれていました。だからまさかの鈴木健矢も今シーズンの活躍次第ではどうなるかわかりませんよ。
あと個人的にはリリーフの 黒原拓未 にもたいへん期待しています。
彼は今年大ブレイクしても全く不思議じゃありません。コントロールが劇的に良くなってきたからです。
岩瀬仁紀とは言いませんが、黒原は今年「左の栗林」になれると思います。