WBCは過去5回開催されました。
日本は優勝3回、ドミニカとアメリカが優勝1回。
今日は過去5回のWBCを振り返ります。出場したカープ関係者とともに
第1回WBC
2006年の第1回WBCに出場したカープ選手は 1名 です。誰だと思います?
正解は・・・
新井貴浩 です。当時29歳。
実は黒田博樹(31)も代表入りしていましたが、2月25日に負傷離脱。代替選手は阪神・久保田智之(25)でした。
そんな第1回WBC第1戦、中国戦のスタメンは以下の通り。
9イチロー、4西岡、8福留、D松中、7多村、5岩村、3小笠原、2里崎、6川崎、P上原
大会ベストナインは松坂・里崎・イチローの3人。
里崎は第1回WBCでほとんど全試合スタメンマスクでした。20年たった今でもフガフガ自慢する資格は十分にあります。
第1回の名場面は西岡剛のタッチアップがアウトと宣告された「世紀の誤診」や、TBSアナウンサーの「甦れ、福留!」など。
カープ関係者では当時ヤクルトの石井弘寿(29)も代表メンバーにいました。あと放送席では世界の衣笠祥雄がアメリカラウンドを全試合解説してました。
実は20年前の第1回大会は、まだ現在ほどWBC熱が高くなく、イチローやケン=グリフィーJrのようなスーパースターの出場はごく一部で、ほとんどのメジャーリーガーが出場を辞退するような雰囲気でした。
まだ海の物とも山の物ともわからない大会で、選手たちはケガしたくなかったのです。
これはMLBだけでなくNPBも同じで、大会の利益をMLBにごっそり持って行かれるうえに、アメリカも本気を出さない大会じゃあNPBも本気になれません。一度は出場辞退とMLBに返答しました。
ところがMLBが「ゴラァ!」と圧力をかけるとすぐに「キャン!」というのがNPです。結局参加を表明。それでもヤンキースの松井秀喜は出場を辞退しました。王監督が誘ってもダメでした。
第2回WBC
2009年の第2回WBCに出場したカープ選手は 2名 です。誰でしょう?
正解は・・・
石原慶幸(30) と 栗原健太(27)です。
石原は第3捕手として、栗原は負傷した村田修一の代替選手としてWBC決勝戦にスタメン出場しました。
そんな第2回WBC第1戦、中国戦のスタメンは以下の通り。
9イチロー、6中島、7青木、D稲葉、5村田、3小笠原、8福留、2城島、4岩村、Pダルビッシュ
大会ベストナインは松坂・岩隈・青木の3人。
第2回の名場面は何と言っても「イチローvsイム=チャンヨン」の真っ向勝負。一塁が空いている状況で韓国はイチローに真っ向勝負してきたのです。
決して韓国が爽やかだったわけではなく、あの時の韓国はマウンドに国旗を立てるなど、イチローと日本を散々バカにしていました。だから恥ずかしくてイチローを敬遠できなかったのです。
ただ、もとをただせば一番悪いのは イチロー なんですけどね。
「韓国にはむこう30年日本には勝てないと思い知らせたい」
とかなんとか言って韓国を激怒させました。そりゃイチローが悪い。
高市早苗の有事発言より強烈でした。私はイチローのこういうとこが大好きです。サーセン。
カープ関係者では第2回もまだ衣笠の解説だったんじゃないかな。
高代延博が3塁コーチャーでしたが、そこまで数えてるとキリがないのでやめとこう。
第3回WBC
2013年の第3回WBCに出場したカープ選手も 2名 です。誰でしょう?
正解は・・・
前田健太(24) と 今村猛(21)です。
監督は山本浩二でした。当時66歳。
たぶん浩二はあんま今村を呼びたくなかったんですよね。猛は前年酷使されてましたから。
投手コーチの東尾修が猛を推したんですよ、確か。
あとは長野久義(33)もWBCに初選出されました。
第3回WBC第1戦、ブラジル戦のスタメンは以下の通り。
6坂本、D角中、7内川、9糸井、3稲葉、8長野、4鳥谷、2相川、5松田、P田中将大
大会ベストナインはマエケン・井端の2人。
なんと井端は DH でのベストナインでした。当時37歳の井端はセカンドやDHで出場してました。今では侍JAPANの監督です。
第3回の名場面は日本が初めて優勝を逃したこと。
負けた試合に先発したのがマエケン。5回1失点で敗戦投手。
田中将大(24)が不調でマエケンが日本のエース格でした。
ちなみに楽天の田中将大が24勝0敗するのはこのシーズンです。
内川と井端のダブルスチールも当時やいやい言われましたねえ。ありゃ浩二の作戦が悪かったのです。
第4回WBC
2017年の第4回WBCに出場したカープ選手は 3名 です。誰でしょう?
正解は・・・
田中広輔(26)と 菊池涼介(26)と 鈴木誠也(22)です。
マエケンはドジャースなので辞退しました。カープ関係者では西武の秋山翔吾(26)が出ていました。
第4回WBC第1戦、キューバ戦のスタメンは以下の通り。
D山田、4菊池、8青木、7筒香、3中田、6坂本、9誠也、5松田、2小林、P石川歩
大会ベストナインは千賀滉大1人だけでした。
このチームのエース格は巨人・菅野智之でしたが、第2戦のオーストラリアの方が手強いと見て、小久保監督は菅野を第2戦に先発させました。
1番指名打者はヤクルト・山田哲人。前回大会のDH井端くらいのインパクトがありました。トリプルスリーを3年継続中だった山田哲人も、キクの前ではDHになるのか。なんか今の小園の扱いに似てる。
26歳のキクは2番セカンドで全試合スタメン。ホームランも打ちました。
田中広輔も2~3試合スタメンしました。なんつってもこの時のタナキクは25年ぶりのリーグ優勝でノリノリでした。
「神ってる」で流行語大賞を獲ったばかりの鈴木誠也も7番ライトでちょこちょこ出てました。
第5回WBC
2021年に開催予定だったWBCはコロナ禍で延期となりました。
2020年の東京五輪が2021年にズレることとなり、国際大会を二つもできねえってことで、2020年の時点で第5回WBCは2023年に延期されることが決定。
東京五輪が2021年に無観客で開催され、日本は金メダル。あの頃はオリンピック選手ですら日本に入国するのは大変な時期でしたから、かなり日本に有利な大会でした。
そしてコロナ禍が終息した2023年、7年ぶりに第5回WBCが開催されました。出場したカープ選手は 0人 でした。
森下暢仁が右肘手術、栗林はキャンプ前にヒザ痛。誠也は脇腹。
カープ関係者も0人でした。
第5回WBC第1戦、中国戦のスタメンは以下の通り。
8ヌートバー、9近藤、D大谷、5村上、7吉田、3岡本、4山田、6源田、2甲斐、P大谷
ベストナインは大谷翔平、吉田正尚、大谷翔平。
日本は大谷の投打の活躍で3大会ぶりの優勝。日本の野球ファンがめっちゃ増えた大会でした。
個人的名場面は吉田正尚の起死回生のスリーランですが、素人の皆さんはヌートバーのペッパーミルを喜んでました。
第6回
以上です。
森下と栗林は東京五輪の決勝戦で投げましたが、WBCは未出場です。
鈴木誠也も20歳の時に出たWBCと、コロナ禍の東京五輪ではあまり打てませんでした。プレミアではMVP獲ったけどね。
第6回WBCに出るカープ選手は誰だ?
小園は確実。誠也も濃厚。