2026.6.16(火)
広島 0-2 日本ハム マツダ
今季初先発の斉藤優汰はナイスピッチング。スライダーキレキレ。
次もチャンスをもらえるでしょう。今日抹消しないでほしい。
課題のクイックはだいぶまとまってきました。斉藤は実戦に強いタイプか。これなら一軍で十分勝てるぞ。
新井の采配
斉藤の好投を見殺しにした新井の采配。
何も今に始まったことではなく、
「さあここからだ。おっぱじめようぜ!」
というタイミングでいつも肩すかしとズッコケをかます新井采配。
昨日も無数にあったけど、私が1つだけピックアップするなら5回裏の 代打二俣 が最も愚かでしたね。
ベンチには野間もいましたし、勝田もいました。林と前川もいました。
私はこの連中と比べてマティの打力が劣るとは考えていません。マティは代打陣の中でも打力は上位です。
だからマティを代打に出してもいいんですが、だったらなぜマティに捕手練習をさせたのかという話です。
マティを9番斉藤の代打に出せば、控え捕手が1人いなくなります。
坂倉を控え捕手の1人にカウントするのであれば、週6ペースの持丸起用は何の根拠に基づくのか? 新井の采配には一貫性がない。
二俣三振。1打席で交代。
これで持丸に代打を出しにくくなり、坂倉に代走も出しにくくなりました。
しかし追い詰められた新井は二つとも出しました。このため9回裏の反撃で、石原とモンテロに代打代走を出せなくなりました。
結果、石原とモンテロは2者連続三振に倒れましたが、もし2者連続出塁していても、カープはモンテロに代走を出せませんでした。
「ベンチには前川と矢野がいた!」
とおっしゃるかもしれませんが、モンティ抜きで延長に行たったところで、どうせまた12回で負けるんですよ。
そもそもスタメンが間違ってるからこんなことになるのです。
新井は「打率順」にスタメンを組むため、ヒット数のわりに得点が入らず負けるのです。
OPSの話
そこで今日は OPSの話 をします。
私はメジャーリーグもデータ野球も大キライですが、素人のために今日はOPSの話をします。
メジャーリーグでは玄人も素人も 打率を全く評価しない ことをご存じですか?
ご存じですよね。日本人でも知らない人はいないでしょう。
同様に「先発投手の勝利数」も全く評価しないらしい。運に左右されるからだそうだ。
カープでも旧市民球場時代にアメリカ3Aから マーティ=ブラウン という智将を連れてきて、OPS順にスタメンを組んだことがあります。
2006年当時の日本人には「1番緒方・2番前田」という新しい打順には、なかなか馴染めませんでした。
2026年の現在ではDeNAが「1番牧・2番佐野」で開幕しても、誰も不思議に思わなくなりました。大谷翔平もドジャースでずっと1番です。
私は「打率順のスタメン」も「OPS順のスタメン」も五十歩百歩で、どちらも 頭を使わないアメリカ野球 だと考えていますが、OPSという概念はちょっぴり面白い。
私は常に「打者の反応」のみを見ており、「打者の成績」には全く興味がないのですが、素人の皆さんがあまりにも
「モンテロは右投手との相性が悪い」
とおっしゃるものですから、過去の打率で打者の力を測ることがいかに軽薄で、アメリカ野球にも劣るアホ野球かということを今から証明したいと思います。
新井は昨日もモンテロをベンチスタートさせて、佐々木泰と持丸泰輝をスタメン起用しました。
モンテロの対右投手成績は打率.167、1本(90-15)
佐々木泰の対右投手成績は打率.188、1本(96-18)
持丸泰輝の対右投手成績は打率.220、1本(91-20)
ちなみに持丸は盗塁阻止率で起用されているのでその数字も貼っておく。持丸の盗塁阻止率は.121です。
ちなみに「捕逸数+暴投数」も12球団最多の22となりました。
私は数字に全く興味がありません。
上の数字は素人のために貼りました。スポナビで調べりゃ誰でもわかる数字ですよ。
カープのOPS
続いてカープの各打者をOPS順に並べてみました。
規定打席に乗ってない選手も含めてます。少し長いですが、以下がOPS上位25人です。どうぞ。
坂倉将吾 .833
名原典彦 .724
石原貴規 .687
持丸泰輝 .665
モンテロ .661
秋山翔吾 .651
菊池涼介 .637
大盛穂 .594
森下暢仁 .593
ファビアン.583
小園海斗 .567
矢野雅哉 .566
二俣翔一 .552
佐々木泰 .549
野間峻祥 .488
平川蓮 .486
床田寛樹 .438
勝田成 .433
中村奨成 .408
前川誠太 .311
辰見鴻之介.301
田村俊介 .167
林晃汰 .154
佐藤啓介 .083
渡邉悠斗 .000
OPS.700超えたらレギュラー。
.800超えたらクリーンアップ。
.900超えたら打撃タイトル。
1.000超えたら鈴木誠也です。
持丸が案外健闘していますね。45試合出場してOPS.665
持丸の打撃センスは私も買ってますよ。高評価しています。
だけど持丸は「捕手」です。タイムリーヒットまで求めちゃ酷なんですよ。
8番の達川光男に「タイムリー打て!打率3割打て!」と言ってるようなもんですよ。
佐々木泰は45試合でOPS.549。
佐々木泰のOPSが低い理由は 長打がないから です。小園と矢野もOPS.560です。
で、ファビアンとモンテロなのですが、ファビアンはOPS.583。モンテロはOPS.661。
ファビアンと佐々木泰はOPS.550
モンテロと持丸はOPS.660
さて、ここであなたなら「誰をスタメンさせますか?」という話です。
私は迷いなくファビアンとモンテロです。
理由は 未来への期待値が最も高い選手だから です。
要するにOPS.850を期待できるからです。
矢野と泰の長打力は急にアップしませんが。ファビアンの打率は急にアップすると思うのです。
課題は得点力不足
カープが借金13な理由は間違いなく 得点力不足 です。
失点数は12球団中2位の少なさ。セリーグでは1位。
得点数が12球団中12位のドベ。昨日も5回1失点の斉藤優汰を見殺しにしました。
だってモンテロとファビアンをベンチに引っ込めて、泰と持丸をスタメンさせるのですから、そりゃあ得点は増えませんよ。
「だけど失点は最小限だ!」
うん。そこは認めます。泰と持丸はよく守っていますよ。
ちなみに以下は2025年のカープOPS。
中村奨成 .760
小園海斗 .753
ファビアン .741
モンテロ .692
坂倉将吾 .689
大盛穂 .674
末包昇大 .669
菊池涼介 .618
佐々木泰 .587
矢野雅哉 .535
近年のNPBではOPS.600でレギュラー合格かな。
キクなら「打率.260、7本塁打」、末包なら「打率.240、14本塁打」でOPS.600を超えるんじゃないかな。
ファビアンとモンテロにはOPS.800以上を期待できると思うんですよ。
ファビアンは「打率.300、20本塁打」
モンテロは「打率.270、35本塁打」
これらは全てがうまく行った場合のベストスコアです。MAXの期待値。
現実はこれの70~80%くらいの成績で収まる計算です。
打つだけでもダメですが、今のカープはどっちつかずです。
守り勝つなら守り勝つ野球をするべきで、新井監督1年目と2年目は徹底的にその野球をやって一時は首位に立ちました。4番上本や矢野がゴールデングラブ賞を獲ったあの時期です。
今年もまたその野球をやるならやっても構いません。
しかしそれで2年連続失速したから、3年目から「打ち勝つ野球」を目指してロングティーをやって来た。今年であれから3年目。
それなのになぜまた守備要員でスタメンを組むのか、新井よ。新井の野球はちぐはぐでスケベなのだ。優柔不断。
ファビアン・モンテロ・小園・奨成・坂倉・末包。
このOPS上位6人をスタメンで使って、打てなくても我慢するのが一番カープの得点力が高い作戦だと思います。
ここに大盛穂も入れてよい。大盛は奨成・末包と同レベルの評価です。
それを毎日ポジコロして矢野や持丸、ルーキーたちを出すんですから、そりゃヒット数が増えて得点が減るのは必然です。
打率重視でスタメンを組んでるチームなんて、今やカープだけじゃないか?
OPS順に並べるアメリカ野球もシンプルで短絡的ですが、モンテロが対右投手.160だから、対右投手.200の泰をスタメンさせましょうは失笑ですよ。
リアルどんぐりの背比べ。ディス・イズ・アホ野球。
基本オーダー
8奨成、6小園、7ファビ、3モン、2坂倉、9末包、5三塁手。4二塁手、1投手
これが私の基本オーダー。
実は今年、これに近い打線を組んだ時期があります。いつだと思います?
今年の4/12(日)~18(土)の6試合です。
さて問題。
新井カープはこの6試合を何勝何敗で過ごしたでしょうか?
この期間、佐々木泰の打順を4番から7番に下げ、1番平川を1番大盛に代えて6試合戦いました。
私も「これがカープ最強オーダーだ!おっぱじめようぜ!」とノリノリでした。
しかし結果は 1勝5敗 に終わりました。
この翌日からファースト坂倉、キャッチャー持丸、ベンチモンテロが始まったのです。
新井は「相手先発投手との対戦打率」と「盗塁阻止率」を元にスタメンを組んでいますが、その結果が借金13です。23勝36敗。勝率.390
今週のゲームプラン
新庄は2死3塁でセーフティバントをしてきました。
1点勝っててセンター矢沢に代打アリエルを出しました。
作戦が柔軟で、形に捉われてないですよね。
新井も持丸に代打モンテロを出したのは良かったが、その後中崎・辻を出してダメ押し点を取られました。
確かに1点負けてましたが、2日間空くので私はハーンと森浦だと騒いでいました。延長になれば黒原拓未もいたんだしね。
新井のダメなとこは
「代打の切り札」「代走の切り札」「守備固めの切り札」
の形にこだわり過ぎること。この呪縛から早く抜け出しなさい。
あと小園の使い方。
ポジコロも論外ですが「返す役割」を小園にずっとさせ続けてるのも呪縛ですよ。
小園と秋山は昔から3番にするとおとなしくなります。
イチローもそうでした。NPBでは3番で五冠王くらい獲りましたが、MLBでは3番やセンターになるとイチローは少しおとなしくなりました。
小園は今、不調です。バットが下から出てる。
私は昨日1点もやりたくないから、矢野をスタメンさせろと書きました。
奨成とファビアンは二軍に落としたくせに小園は落とさないのか。よしわかった。その作戦もアリです。
だったら小園を7番ショートで出し続けよう。そのかわり小園のOPSが上がってきたら、3番ではなく1番か2番で使ってみてよ。
小園は四球を選ぶタイプじゃありません。打率=出塁率でシーズン最多安打を獲るタイプです。
交流戦は終わりました。残り80試合DHはもうありません。
サード坂倉なら佐々木泰と林晃汰の育成は遅れます。
私なら坂倉をキャッチャーに戻し、打順を5番か6番に下げます。いくら坂倉でも4番捕手はキビシイからです。
3番4番はファビモン。5番は 林晃汰・佐藤啓介・末包昇大 あたり。
林と啓介は5番サード。末包の場合は名原か大盛を外して5番ライトだ。
林と啓介は二軍で好調。ボールを振らずにストライクを振ってる。
末包は二軍でずっとスカポンタン。ボールを振ってストライクを振らない。
だがしかし、カープの中心選手はファビアンとモンテロ。そして奨成と末包です。
今は名原を外せないので奨成と末包が二軍です。だからカープは弱いのです。
奨成もこないだ徳島でスカタンな打撃をしていました。
スカタンというのは「個人の打率」を上げるための、自分勝手な打撃をしていたという意味。
新井と奨成の野球はチームの勝利ではなく、個人の打率アップを目指しています。だからカープはドベなのです。タコ野球です。