2020.6.19(金) 横浜
DeNA 1-5 広島
大瀬良大地完投勝利。しかもプロ初ホームラン。木鶏。
ま、予想通りと言ったところです。
勝利が予想通りなんじゃありません。大地だって打たれる時は打たれます。
私の予想通りは「完投」のほうなんですよ。
だって大瀬良がエースだから。しかも開幕戦だから。
たとえ5点取られても開幕戦ではエースを完投させるべきなんですよ。
古い考えかもしれないが
地震カミナリ火事親父。
平成生まれの子は「は?」って言うかもしれんが、まあ昔のえらい人が言ったことだと思ってくれ。
昨日の横浜はコロナウイルス、雨、寒さ。今永もたいへんでした。
今永は5回92球で降板。
もうこの時点で「今シーズンDeNAに負けることはないな」と思いました。古い考えかもしれませんが。
今日は三好の超絶美技の話をしようか、大瀬良の話をしようか、梶谷の守備の話をしようかと色々考えましたが、やっぱり今永の表情がトップ記事です。今日の一面。
悔しいだろうなあ。横浜ファンの期待を一身に浴びて5回降板。
そんなに調子も悪くなさそうでした。逆球は多かったけど、ストレートとチェンジアップは切れてましたよ。
100球も近づいたし、雨も強まったので大事を取った。
今永のスパイクはぬっちゃぬちゃ。ハマスタのマウンドはいかにも滑りそうな粘土質ですね。
シーズン120試合の長丁場。寒い雨の日に大事なピッチャーを無理させられない。
わかりますよ、頭では。
プロ野球もいろいろ進化してますよ。トレーナーやらデータやら。
でも野球界のすそ野、ピラミッドの底辺、草野球と少年野球って実は現在もかなり昭和なんですよ。
諸説あると思うんですが、喫煙率も高いし、車移動も親御さんのボランティア。息子のチームには今も「お茶くみ制度」があります。
さすがに体罰は絶滅しましたが、オラついてる指導者や選手はまだまだ大勢います。
何が言いたいかって言うと、分業制とか球数制限とかアメリカ理論もわかりますけど、5回裏に降板を告げられた今永のあの悔しそうな顔。あれこそ真の野球人だと思うんですよ。テレビゲームじゃないリアルな野球選手。昭和系野球道を歩んできた令和の野球少年。
アメリカは知りませんよ。なんで日本人はボロボロになるまで肩を消耗するのかって不思議がってると思いますよ。
星飛雄馬とか谷口タカオとか、あの古くさい根性論は今も少年野球界に息づいてるんですよ。
プロ野球選手の99%は少年野球、高校野球の経験者です。
頭で色々言われても「相手エースより先に降板する」はかなり屈辱だと思うんですよ。
外国人や打者出身の監督にはわからないのかな。
佐々岡監督でも今永を代えたかな?
わかりませんけど、私ならば今永を92球では引っ込めません。今永を大エースにしたいからです。
守備の話
まあ裏事情もあるかもしれないので敵チームのことはこのへんで止めましょう。
大瀬良はさすが。雨にも負けず風にも負けず。大瀬良は試合の勝敗をコントロールできるのです。
両チームとも全体的に低調な中、一人だけ100%コンディションだったのが大瀬良です。自己管理の鬼。
鈴木誠也ですら100%ではありませんでした。大瀬良と乙坂だけが100%の体調でした。キレキレ。
まあ練習不足に施設不足。おまけに無観客。
例年のようなベストパフォーマンスを発揮しにくい現状です。
ソトの外野フライも体調万全なら2本とも入ってたと思います。コワいコワい。
解説の佐伯貴弘がけっこう鋭くておもしろかった。
レフト佐野のカバーリングをディスってましたが、私に言わせりゃセンター梶谷の打球の追い方が酷い。ライトはうまいけどセンターは無理。
誠也のも広輔のも左中間です。あれで3塁に行かれちゃ今永も可哀相。
カープの守備も結構マズかったです。
レフトピレラも危なっかしいし、龍馬も肩が弱い。
田中の肩もますます弱くなってます。1年間ショートはもう無理かもしれない。小園の守備もあんまり成長していない。捕球が雑。
1塁の堂林もダメ。乙坂のキャッチャーゴロ。間一髪でアウトにできましたが全然体が伸びてない。ランナーが3塁にいたら失点するとこです。一塁手はしっかり伸びないとダメ。
んで超絶美技の三好匠。
開幕一軍ギリギリ合格からの大仕事。1勝以上の値打ちがある大ファインプレーでした。
やはりサード守備はチーム1位です。ハッキリ言って三好で勝った試合ですよ。
メヒア。
やっぱりまだボール球を振りますね。まあガマンしよう。5番で育てるつもりなら応援します。
ピレラ。
3安打1本塁打なんですけど、ピレラはインコースの球を必ずファールしますね。相手ピッチャーは簡単に2ストライク取れます。やや心配。
菊地。
まさかの1回表送りバント失敗。その後もノー感じでした。
アメリカで何をするつもりだったのか、キクよ・・・
今日は右のピープルズ。2番菊地は反対です。