カープの秋季キャンプが終了しました。
映像もいろいろと見ましたよ。
野間と坂倉。打撃好調と言うが私にはあまり変わっていないように見えました。
動画解説
野間と坂倉がダメと言ってるのではありません。
試合に出せばこのぐらい打てる、当然だと言っているのです。
二人がこのキャンプで急成長したわけではありません。もともと持っている実力。
一軍半のキャンプに放り込めば打率5割で当たり前の二人なのであります。
では今日もスラえもん様の画像をお借りして、打撃の解説をしてみたいと思います。
2019年11月15日カープ紅白戦
1球目、外角スライダー135km(←見た感じ)ボール。カウント1-0
2球目、真ん中高めストレート144km、右へファール。カウント1-1
3球目クイックモーション。外角高めストレート142km。三好は手が出ないがボール球。カウント2-1
4球目、内角高めストレート144km、打ってセカンドフライ。
三好がいけません。カウント2-1から内角のストレートは一発で仕留めてもらいたい。三好には長打力もありますから。
逆に言えばケムナのボールに力があると言うこと。三好クラスの打者にはコースが甘くなっても力で押し込めるってこと。
1球目クイックモーション。内角高めストレート143km。ファール。カウント0-1
2球目、スライダー130km。真ん中低めストライク。私が絶賛しているのがこのスライダー。いつでもストライクが取れるんです。佐々岡はリリーフで使いたいみたいだが、私はこのボールがある限り長いイニングを投げさせたいと思ってます。これでカウント1-1。
3球目またクイック。真ん中高めストレート144km。ボール。カウント2-1。またボール先行。次の球、バッターは打ってきますよ。
4球目。坂倉は勝負球を要求します。内角低めにドロップカーブ120km。永井引っかけてサードゴロ。
ケムナにはこのカーブもあるんです。まだ精度は低いがこのカーブがズバズバ決まるようになればその時ケムナは10勝投手です。
あとはフォークをたまに投げますが、精度はスライダー>フォーク>カーブの順です。カーブはまだ見せ球程度にしか使えません。
1球目、スライダー真ん中高め、ボール。自慢のスライダーがボールになりました。入ってんじゃないの?カウント1-0
2球目、外角スライダー130kmに泳いで空振りストライク。典型的な二軍の打者。カウント1-0からストレート狙いのフルスイング。カウント1-1
3球目も外角スライダー130km。2球目と全く同じ球を全く同じスイングでファール。コレでは育成契約も厳しい。カウント1-2
4球目真ん中低めカーブかフォークがワンバウンド。ボール。ドミニカンにNPBの攻め方を教え続ける捕手坂倉。4球全部変化球。厳しいぞ。打たせてやれよ坂倉。カウント2-2
5球目クイックモーション。真ん中高めストレート144km。ボール球でしたがドミニカンは空振り三振。意地悪いリードでした坂倉。私のイメージ通りの捕手です。←褒めてんですよ(笑)
とにかくケムナ。貫禄の三者凡退。
2回の攻撃。野間はカープの一軍選手。ケムナよ、ここで成長した姿を見せてくれ。
1球目、内角ストレート142km。野間は美しく振り抜いたがライトフライ。
タイミングはドンピシャですが、ちょっと根っこに当たったみたい。アウトになったけど悪くないスイングです。良い意味で力感がない。バットを寝かせてスイングがよりレベルに水平移動している感じです。
ただ走塁はいただけない。またテレテレ走ってやがる。若いヤツが見てるんだぞ。流すんじゃない。全力で走れ!
今シーズン、カープの二軍で最も成長した男・第1位は中村奨成じゃないか。2位はケムナ、3位は羽月。
1球目、外角低めスライダー。クソボール。ちょっと引っかかりました。カウント1-0。しっかり捕れよ、捕手坂倉。
2球目、外角ストレート。糸を引くストライク。このストライクの取り方が私にはたまらないのです。
普通の二軍の投手は初球の変化球がボールになれば2球目にストレートを投げます。
しかしケムナはボール先行カウントでもスライダーでストライクが取れる。打者中村奨成もそれをよく知ってる。だって一番ケムナのボールを受けてきたのが奨成です。
2球目を「スライダー7、ストレート3」くらいの感じで待った奨成。
坂倉は最も事故の少ない外ストレートを要求。奨成は静かに見逃しストライク。味わい深いファーストストライクでした。
3球目、真ん中低めスライダー。奨成引っかけてサードゴロ。ツーアウト。
もしこのスライダーが坂倉&ケムナの意図通りならば素晴らしい。ストレートで見逃しストライクを取られた若者は次の球に飛び付く傾向があります。ここを1球でアウトにしたい坂倉、意図を感じて低めに投げ切ったケムナ・・・だったとしたらこのバッテリーは1年間先発ローテを守れるんじゃなかろうか。ハイ妄想。
ごめん林君。キミはまだヤクルトの村上レベル。
投手が間違えない限り絶対大丈夫なバッター。安パイ。
ケムナ誠はもう間違えない。よってたぶん林は大丈夫。
1球目、ドロップカーブ要求。高く外れてボール。2死無走者で坂倉の遊び心が出たのかな?カウント1-0
2球目、外角低めにストレート。低く外れてボール。右投手が左打者の外角低めにズバズバ決め続けるのは非常に難しい。大瀬良大地でもできない前田黒田レベル。よってここは仕方がない。カウント2-0。次のボールで捕手のセンスが問われる。
3球目、まさかの内角ストレート。144km。林君どん詰まり。ショートフライ。
坂倉すげえ。林をなめきったリード。優しく言うなら林君に「お前の課題はここだぞ!」と教えるリード。
ケムナが坂倉のこの意図を分かっていれば3球目をウィニングショットの気持ちで強く投げ込んだはず。ただ私にはこの3球目はカウントを取りに行ったストレートに見えました。違っていたらごめんねケムナ。
このボールで林は打ち取れたけど村上宗隆なら一発打たれますよ。坂倉も打者が村上なら2-0から内角ストレートには行きませんけども。林だから紅白戦だから行きました。
もしも来年、ケムナが一軍のホームラン打者にカウント2-0から内角ストレートを行くなら、力で押すかコースを狙うか、どちらかに集中しないとやられます。ケムナの3球目はどちらも中途半端に見えました。144kmでやや高い。G岡本やS村上なら打たれます。
甘めでも150kmならOK、144kmでもコースギリギリならOKです。
話が長い!
とにかくケムナ、貫禄の6者凡退。二軍で無双。開幕一軍も確定。←気が早い
来季はどこで使うのかな?私は先発がおもしろいと思いますけどね。
佐々岡は後ろにパワーアームを置きたいといつも言っています。
ノムスケ先発のケムナリリーフなんだろうなあ。このままじゃカープの後ろがケムナ、島内、一岡、岡田、フランスア、きょんぺーと力投派ばかりになりそうです。これでいいのかな・・・私は菊池ヤス、中﨑翔太以外にもノムスケ、アドゥワ、九里亜蓮みたいなゴロピッチャーも後ろに何枚か置きたいですけどね。ま、春に考えよう。
スミマセン。話が長くなったのでアドゥワの話はナシ。もう終わります。
アドゥワの結果も6者凡退。貫禄。報道の通りストレートがグンと力強くなってます。
高橋大樹は相変わらずパワフルな打撃。
大盛穂は守備だけでなく打撃フォームも赤松そっくり。もう背番号38は大盛に決まりですね。