送りバントの細かすぎる話と中日の土田龍空

2026.8.19(水)

広島 4-1 中日 マツダ 

先制中押し、相手より少ないヒット数、リリーフ全員無失点。

見栄えの良い勝ち方でしたが、まあ 中日が弱い ということですよ。

5位浮上とか言って喜んでる広島のローカルテレビはいったい何を考えているのかな?

 

寸評

今日は久々の寸評形式で。

まず阪神の伊原陵人と軽率な阪神ファン。

お前らって毎度週刊誌のアホ記事を鵜呑みにしてタコだな。

まず事実を確認して、それから騒げ。週刊誌の思うツボだぞ。タコ。

 

櫻井頼之介。5回4失点。

この子、開幕第2戦でカープを7回ノーヒットかなんかでバシッと抑えたんですよね。

あの時、衝撃を受けてね。こりゃ平川なんぞに打てるわけないわと思いました。

櫻井頼之介は東北福祉大学出身のドラ2ルーキー。仙台大学の平川がいつも勝てなかった相手です。

175cm、68kgですが、150km超の本格右腕。森浦大輔でも78kgあるってのに親近感が湧くタイプです。

 

鈴木健矢。5回1失点。176cm、80kg。

昨日は珍しくコントロールが悪く、球威もありませんでした。

しかし比較的安定していた右打者へのスライダーを軸にして粘り、89kmのスローカーブも多投しました。

打者2巡目はまさかのストレートを決め球に使ってきました。持丸のリードに根拠があるのかないのかよくわかりませんが、3~4回のストレート攻めは健矢を立ち直らせるきっかけになりました。中日サイドもだいぶ混乱してましたね。笑

こりゃ健矢は7回まで行けるかな?と思ったのですが、5回76球で降板。ベンチで爪を少し気にしてました。

 

持丸の送りバント

持丸泰輝。3打数1安打1本塁打1犠打。

健矢をよく引っ張りました。パスボールもありましたが、持丸がいなければ健矢は崩れていたかもしれません。シンカーがガタガタだと見て、よくストレートに切り替えました。石原にはできないリードだと思います。

打撃ではホームランも立派ですが、確信歩きするほどの飛距離でもありませんでした。クッション次第では1塁どまりだったぞ。

 

持丸は送りバントを1つ決めましたが、基本的に 持丸は送りバントがヘタ です。世間では石原のほうがヘタだと思われていますが、持丸より石原の方が確率は高いです。

石原は投手の前にゴロを転がすのでアウトになってますが、持丸のバントはフライアウトになってるので、記録は捕邪飛。記録に犠打失敗が付いていないだけです。お前たちは週刊誌とかデータとか「表面の文字」だけしか読んでないのです。

石原はバントを転がしているが、モンテロや佐々木泰を送れずにフォースアウトになっている。結果は同じ「目くそ鼻くそ」です。

守備側には「石原の足なら2塁へ投げた後、1塁へ転送してもアウトにできる」という事情もある。だから表面の数字ばかり見てちゃダメよ。

 

昨日の持丸は送りバントを決めました。2球目でした。

打球は上に上がりましたが、まあまあ良いバントでした。

持丸をホメないといけないのは1球目、バントを引いてバスターの構えを見せたこと。カウントボールワン。

中日の1塁も3塁も両方出てきたので、あれはサインが出ていても正直にバントしちゃダメです。

中日もこういうとこがアホなんですよね。1塁と3塁を両方ダッシュさせるなら、ストライクを投げて持丸にバントさせないといけません。上手くやりゃゲッツー取れてたのに。

 

2球目は普通のバントシフト。持丸のバントは少しフライになりましたが1塁側に落ちてバント成功。カープにはラッキーでしたが、ぜいたくを言えばもう1球様子を見て、1ストライクからまた別の作戦を立てられたと思いますが、まあ新井には無理だろ。アホだから。

持丸は冷静でしたよ。サインが出てるからといって、何も考えずサイン通りに初球バントしてたらアホですから。

初球見逃しの結果は「ボール」でしたが、これがもしストライクなら打って良かったと思います。1塁と3塁は両方ともバントと決めつけてピッチャーの前まで出てきましたから。

こういうところも新井の作戦を読まれているので、アホっぽいと思いました。決めつけた中日も軽率ですが、まあ9番は遠藤ですから100%代打モンテロ。左対左の8番持丸であれば、送りバントと決めつけるのも理解はできます。

もしかすると中日はカープに1球バントシフトを見せておいて、バスターに導く深い作戦だったのかもしれないけど、通常では考えられない作戦です。

 

勝田の送りバント

ついでに第1戦の勝田のバント失敗も書いとこう。

7回裏2対3、無死12塁。投手橋本、打者8番勝田。

結果的には3球三振。結果は最悪。試合に負けるところでした。

 

勝田はイメージほど送りバントが上手ではありません。勝田の守備は上手いけど、勝田の送りバントは案外ヘタ です。

近頃は2番最強説なんつって、送りバントしなくなりましたし、大学でも高校でも「得点効率が」なんつってバントしないチームが増えました。

勝田も近畿大学で首位打者を2~3回獲ってるんでしょ? 打順は1~2番が多かったと思いますが、それでも送りバントの経験は少ないでしょう。だって勝田は首位打者だもん。カープが小園に送りバントさせるようなものでしょ。

 

私は勝田の バットの持ち方 が非常に気になりました。

勝田は普段、バットを短く持たず、グリップエンドいっぱいを持って普通に構えます。

なのに送りバントの時は指3本くらい短く持ちます。こういう打者は結構多いんですが、私はバントする時、通常のグリップと同じ場所を握ります。だってバスターに切り替える可能性もあるんだからさ。

 

「短く持った方がバスターをしやすいんだ!」

この話もよくわかる。短く持ってるヤツにやめろと言うと、全員こう言います。

だけど守ってる方は、打者がバットを短く持つとラクです。外野手は指1本短く持たれても気が付かないけど、勝田みたいにあれだけ露骨に短く持つとさすがに気付くよ。10mとは言わないけど、5mくらいは前に出られます。

だから私は送りバントの時も「バットの長さ」は普段どおりがいいと思います。その方が内野手にもプレッシャーかかると思うし、何よりセーフティバントの時にバットをわざわざ短く持つヤツはいません。だったら送りバントの時もそれでいいじゃんと思うのです。

 

細かい話で申し訳ないですね。

実はまだ もう1個 あります。

こっちの方がもっと気になります。

今度は勝田の 左手の位置 です。

 

勝田は左打者です。

送りバントの構えで勝田は右手でバットを短く持つくせに、左手は長く持つんですよ。昭和の送りバントと真逆です。

近頃、勝田のようなバットの持ち方でバントする選手が非常に多い。昔もいたことはいたけど、名手にこういうタイプは少なかった。勝田式で送りバントが上手かった打者もいたことはいたが、誰だったかは思い出せない。平野謙とか新井宏昌ではありません。中日の荒木雅博だったような気がする。

 

とにかく後ろの手が「バットのど真ん中より手前」を持つヤツはだいたい送りバントがヘタクソです。そもそも、なぜそんなとこを持つのかも昭和の野球人には理解できない。

いいですか。まずバットが下の図のようにあるとします。

G----------H

Gがグリップ、Hがヘッドです。

んで基本の持ち方はこう。

〇------〇---H

丸印が打者の手です。前の手(勝田の場合は右手)はいつものグリップの位置。

んで後ろの手(左手)はバットのど真ん中よりヘッド側です。

バットの芯がバットの「8割」あたりの位置にあるので、後ろの手はその近くを持ちたい。これが基本の持ち方です。昭和の基本です。

 

んで勝田の持ち方はこうなのです。

G〇----〇-----H

ちょっとわかりにくいか。極端に言うとこうです。

G-〇--〇------H

少し誇張していますが、この絵の方がわかりやすい。

つまり勝田のバントは 右手と左手の間隔が狭い のです。

 

いくら勝田の顔がカワイくて、勝田の守備が柔らかくても、この構えでバントが上手いって可能性は だいぶ低い のですよ。

この持ち方で上手いヤツもたまにはいますよ。でも全体的に確率は低い。実際勝田はバントがフライになる確率が高い。データなどありませんよ。守っている時の肌感覚と勝田の構えで、私の感性がそう叫んでいるだけです。

 

もう1回図で示します。

勝田の持ち方はこう。

G-〇--〇=====H

赤色の部分が長いのと、バットコントロールが難しくなるはずなんですよ。

 

結局、この打席の勝田は「見逃し→ファール→空振り」で3球三振。

しかし勝田のために言っとくと、この3球はどの球もめちゃくちゃ難しいタマでした。

初球は左腕橋本のインハイの抜けスライダー。私もボールだと思いましたが、判定ストライク。こんなタマを振ってはいけません。フライになります。

 

2球目。これがこの勝負のアヤでした。外角低めのストライクからボールになるスライダー。勝田にはちゃんと球筋が見えていました。

もしヒッティングなら勝田はこの球を余裕で見逃してます。なぜなら12塁間に引っ張れないタマだからです。

ところが無死12塁で3塁側にバントしたい打者にとって、このボールは 絶好球 なんですよ。

ボールくさいタマでしたが、勝田はその前にもボールくさいタマをストライクと言われています。これも見逃せばツーストライク。走者を進めにくくなります。

だから勝田はバントしました。バットには当たりましたが、12塁間へゴロのファール。なんや、そっちの方向にバントするんかい。

 

んで追い込まれてもう1球外スラ。勝田はバスターの構えから空振り三振。

バスターの構えは別に構いません。私もスリーバントがあるかもしれないと思いましたし。

結果は3球三振で最悪ですが、橋本が投げた球も簡単にバントできない球ばかりでした。

しかし勝田のバントの構えに難があることは変わりません。持丸もバットのど真ん中付近を持っているのであぶなっかしい。もっとバットの上の方を持て。

 

小園と坂倉もバントはヘタクソです。石原の方がまだ構えた感じはいい。

小園と坂倉のはバットの持ち方はオーソドックスですが、あいつらは柔らかさが足りないため、バントがファールになってます。

 

菊地ハルンと佐々木泰

バント話ですっかり興奮してしまい、申し訳ない。

菊地ハルンと佐々木泰の話もしておきます。

 

菊地ハルン。1/3回0失点。

2死23塁でハルンがサノーを斬ってピンチ脱出。カープの勝ちが実質的に確定した瞬間でした。

ただね、私が懸念していた通り、菊地ハルンはこれで日曜→火曜→水曜と 3連投 です。まったく新井っぽいタコでドスケベです。

球速も目に見えて遅くなってます。この3日間、菊地ハルンのMAXは150km。明らかに疲れてます。菊地ハルンが そろそろ壊れます。

 

カープは昨日斉藤優汰を登録抹消しました。

「肩の後ろがタイトだから」というよくわからない理由でした。

21歳の斉藤優汰が中6日で4週投げてコレです。プロの一軍はタイトな世界なのです。

19歳のハルンが1ヶ月以上毎日肩を作って、3連投です。しかも新井はイニング途中でハルンを出す。イニング途中は森浦クラスでも結構難しい登板です。

こちらも合わせてご覧ください。ページの右端にハルンの1ヶ月の球速が出ています。7月のハルンは平均150km。8月のハルンは最高148kmです。※データで楽しむプロ野球

 

佐々木泰。4打数2安打1打点。

もう少しでホームランのフェン直二塁打。たいへん惜しかったが私はむしろ「二塁打で良かった」と思ってます。なぜなら泰がホームランを狙うとロクなことがないからです。

最近新井兄弟が泰に向かって「地面に叩きつけろ」と指導しているらしい。

ハァ・・・

今頃かよ。

遅すぎる っての。

 

開幕の時は「空に向かって打て」と言わんばかりに四番に据えて、泰も自分はホームラン王だと勘違いして、もう少しで泰が壊れるところでした。

新井兄弟は菊地ハルンも怖そうとしているし、西川篤夢だった新井のおもちゃにしていて非常に心配です。

ただ、佐々木泰はもう大丈夫 だろう。2週間ほど前から「自分は中距離ヒッターで小窪さんタイプだ」と気付き始めたフシがある。

それでいいんだ、佐々木泰。やっと人格が一つに固まってきたようだ。

 

お前はホームラン王にはなれないが、首位打者と打点王にはなれる と思っている。迷わず行けよ。

ただし初球を見逃した後、毎度アホみたいに2球目に飛び付くクセはやめなさい。アホみたいだぞ。

 

本日のゲームプラン

栗林vs金丸。

栗林は前回4回7失点。私、墓参りに行ってて見てないんですよ。

まあ大丈夫なんじゃない? 

 

金丸はセ8位の防御率2.67。それでいて5勝9敗。もどかしい。

いつも言ってるけど金丸ってマジメすぎるんですよね。根尾昂にもそういうとこがある。

全球一生懸命なんですよ。モンテロと持丸に同じ球を投げてるとまでは言いませんが、無死走者なしと2死満塁で投げてるタマはハッキリ言って 同じ ですね。

「それのどこがいけないの?」とお思いかもしれませんが、先発投手というのはマラソンランナーと言いますか、人間の生涯 と言いますか、たった一つの躓きや失投に一喜一憂していちゃダメということなんですよ。

金丸はそれを恐れている。だから慎重になりすぎてる。全球四隅を狙って自分を追い詰めているのです。6回2失点で合格と思えば、楽になると思います。

 

無死無走者で先頭打者を塁に出してはいけないのか?

そんなことはありません。出したっていいんです。1点くらいやってもいいんです。それがわかってないから、金丸は防御率のわりに勝ち星が伸びないんだと私は見てます。金丸の試合なんて今シーズン2~3試合しか見てませんけどね。

栗林は先発1年目ですが、そこんとこをよく知ってます。栗林もいつも0対1で負けてますけど、栗林は決して完璧を求めていませんよ。

 

中日の土田龍空

最後に中日の 土田龍空 の話をします。180cm、80kg

何かと悪いうわさで名前をよく聞く選手ですが、昨日一昨日と試合に出てきて、なかなか鋭いプレーを見せて私はビックリしております。

 

まず1戦目。9回表に代打で出てきてセンター前ヒット。

10点負けててカウント2-0からボール球をセンター前。

私の第一印象は

「わがままな野郎だな」

でした。だって10点差でボールツーからボール球をヒットしたんですよ。目立ちたがりだと見るのがセオリー。

 

んで第2戦。昨日ね。

土田は4打数1安打。ヒットは遠藤のチェンジアップをレフト前。

いやらしいバッティングでした。これを引っかけてくれれば遠藤は20球でスリーアウトだったのですが、繋がれて25球投げさせられました。これで今日の試合に遠藤を出しにくくなりました。まあ新井はおかまいなしに使うだろうけど。

4打席目は1死1塁からセーフティバント。結果はファールフライでアウトでしたけど、ナイスアイディアでした。高太一vs細川の死球騒ぎがあった直後だったので、誰も土田のバントをマークしていませんでした。

高のタマがたまたま高めに浮いたのでフライになりましたが、高が低めに制球できていればサード佐々木泰はどこにも投げることができなかったと思います。

 

自慢の守備でも1回裏にファビアンが逆転ツーランを打って、ルーキーの櫻井頼之介が意気消沈しているところ、4番坂倉の強烈な二遊間のゴロ。しかも少し跳ねているんですよ。

それをショートの土田がグラブを下から出して堅実な捕球。守備センスの高さを見せました。

簡単なゴロに対しては少し横着な捕球と横着なスローイングを見せますが、そこも生意気で逆に面白い。坂本勇人のショート守備がそんな感じでした。毎日一生懸命守ると、ショートの選手は1年間持たないんですよ。

 

土田龍空と言えば生意気だとかコーチに逆らうとか、そんな噂ばかり聞こえてきます。私はカープファンなので詳しく知りませんよ。私は週刊誌もSNSも鵜呑みにしませんよ。

でも昨日久しぶりに土田のプレーを見て「おっ、いい選手じゃん」と思いました。

生意気なプレーもカワイイです。自分が良かれと思ったら何でも自由にやればいいのです。野球とは本来そういうものです。

村松が骨折したのでショートスタメン。1ヶ月くらいはチャンスじゃないか。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感