歴史的アホ野球を解説します。

2025.6.15(日) 

日本ハム 8x-7 広島 エスコン 

【6】6回表を終わって7対0。カープが7点リードしてました。

【8】8回表を思わって7対1。カープが6点リードしてました。

【9】9回裏7対5、2死無走者。2点リード。打者中島、投手ハーン

カープはここから逆転負けを喰らいました。現地観戦の皆さま、ご愁傷さまです、ちーん。

 

【6】と【8】

いつもなら翌朝にポジティブな記事を書くのですが、今日はどうしても言いたいことがあるので、先に言います。今書かないと、里崎チャンネルやプロ野球ニュースに先に言われちゃうからね。きたへふさんもライバルです。笑

まず【6】の話。

6回表を終わって7対0。

新井は6回表に田中広輔に代走上本を送りました。何の意味もない代走でした。上本の無駄遣い。サード広輔はそのままで良かった。

新井は7回表にも末包に代打野間を出しました。こちらの意図は1ミリもわかりません。末包が打った後の代走野間なら100歩譲ってわかりますが、打つ前の代打野間は全く理解できません。

 

続いて【8】

6点リードの8回裏に新井はまたファビアンを引っ込めました。レフト奨成。

私はこの瞬間に 激怒 しました。ファビアンに守備固めは要らないとこのブログで2ヶ月連続毎日騒いでいるからです。

中村奨成の外野守備力はAです。でもファビアンだってBはある。

1点負けてて、どうしても追いつかないといけない時にファビアンに代走はあり得ますが、リードしてる試合で自らファビアンを下げたら、逆転されたり延長戦になった場合に困るからです。BをAに代える意味は薄いのです。

同様に9回裏の守備で小園をキクに代えました。リードはわずか2点です。この作戦は 自殺行為 です。日本ハムをナメるにもほどがある。ハーンと石原で万全だと思ったのか。

「セカンド小園がエラーするリスク回避だよ」

ドアホか、だから私は小園を毎日コロコロさせるなと言っている。ショート小園なら1年間フルイニング出場して、守備固めも要らないのだ。

 

【9】の1

この9回裏の守備の全責任は 一人の男 にあります。

その選手は普段レギュラーじゃないのに、いつも腐らず明るく頑張ってます。だから私も本当はガミガミ言いたくありません。

だけど9回裏の守備はひどすぎました。

テイラー=ハーンは100%無罪です。やることを全部やってベストを尽くしても、打たれることは当然ある。ディスイズ・プロ野球。

 

だが 石原貴規 は3つも4つもやらないといけないことをサボってました。これはプロ野球ではありません。

石原は頭がテンパってパニックになっていたのでしょう。

やってはいけないことの一つ目は中島卓也への四球。

中島がファールで四球を稼ぐのはハッキリ言って 昔の話 です。ファンタジーです。

中島なんかハーンのストレートで押しまくればいいんですよ。9回2死で2点差あるんですよ。中島なんか打たせりゃいいんですよ。

石原は焦っていました。日ハムの猛反撃に脅えていました。そんなヤツにカープの扇の要は任せらません。

中島にツーシームやらスライダーやらを多投して、自らハーンのリズムを崩しました。ハーンは中4日で休養十分な状態でした。球数などケチる必要は無かった。まっすぐで押すべきでした。

 

次。清宮にヒット。これはまあいい。ストレートを打たれました。12塁間のゴロですからもう少しで仲間が捕ってあげられるプレーでした。

9回裏7対5。2死13塁。打者レイエス、投手ハーン。

カープの外野は長打警戒の守備。

「レイエスだから長打警戒」ではありません。

「ヒット1本で1塁走者を返さないため」の長打警戒です。

ここでキャッチャーが一番防がないといけないプレーはレイエスの逆転スリーランでは ありません。全くありません。

最も警戒すべきは 1塁走者の単独盗塁 です。あたりまえ体操。

 

打者レイエスを迎えて、捕手石原はダブルスチール警戒のサインを内野に指示しませんでした。

まあこれは「プロなんだから、いちいち内野のみんなに確認しなくてもわかってるよね♡」という意味なのかもしれません。私の見えないところで確認のサインを出していたのかもしれません。

しかし現実に起こったことは、ハーンがレイエスに 一度もクイックを使わずに勝負した ということです。

完全に事実です。ビデオ見てみな。まあ、見なくても今晩のプロ野球ニュースで必ず高木豊にツッコまれます。

 

日本ハムも「9回ツーアウト、四番打者の打席」で1塁走者を走らせることはかなり難しい。

だから1~2球目はクイックを使わず、おびき出すつもりかなと思って見てました。

だがハーンは3球目も4球目もクイックを使わない。

ピンチランナー矢沢はこう思ったに違いない。

「あれ、クイックしてこないな。しかもここまで全球スライダーか…」

 

ハーンは牽制はヘタですが、クイックは普通にできます。遅くも速くもありません。

石原がタイムを取って「しっかりクイックしろ」と言わなきゃ。石原が無理ならキクと矢野が行かなきゃ。DH坂倉が行ったっていいくらいです。

カープのこの時の守備は「1塁走者が走ったら3塁走者を無視して2塁へ投げるぞ」ってことです。キクと矢野はわかり切ってると思いますがハーンに伝わってたのか、石原の指示は十分だったか、それが私は1番の不満なのです。

結局、盗塁された後、モンティがハーンのところに行きました。

 

【9】の2

9回裏7対5、2死23塁。打者レイエス、投手ハーン、カウント3-2。

石原はまだ何か忘れてます。何だと思いますか?

 

そう、

それは…

 

外野守備位置の変更 です。

 

「それはキャッチャーの仕事じゃねえ!」

ええ。基本的には外野守備コーチ赤松真人の指示です。

だが何の手違いか、カープの外野陣は 長打警戒のまま でした。

これは10人いれば10人の解説者に指摘されるレベルの草野球レベルです。

「9回裏7対5、2死23塁」の同義語は

「9回裏7対6、2死2塁」です。

この場面では相手打者が王貞治でも落合博満でも長打警戒はあり得ません。頭を来されるのが怖いなら定位置で守る。ハーンの力を信じるなら 超前進守備 です。2塁走者の矢沢は足が速いのでね。

9回表の1点差2死2塁で「同点オッケー」なら5%の確率で長打警戒はあるかもしれない。

だが9回裏1点差の2死2塁で長打警戒は見たことがありません。草野球でも一度も見たことありません。

 

「だからそれは赤松が悪いんだろうが!」

ハイ。その通りです。だがキャッチャーがグラウンドを見ていれば、タイムをかけてベンチにサインを送ることはできた。NPBにはまだピッチクロックはありません。ここはふんだんに時間を使ってサインの確認、投手と意思疎通、いろんなことに時間をかけることができました。

残念ながら、毎日試合に出ていない石原にそれを求めるのは酷なのです。「可哀そう」という意味です。

だから私は試合前に「キャッチャー坂倉、DH石原で行け」とブログに書いたのです。

 

石原の細かいミスはあと2個あります。

ミスじゃないんですが、レイエスの6球目か7球目にハーンが首を振ってスライダーを投げる場面がありました。あれは完全に石原の「首を振れ」のサインにハーンが従ったものです。

8回裏の森浦の2塁牽制悪送球も元をただせば、ショート矢野のパフォーマンス です。

矢野サイン「2塁牽制で殺そうぜ」

石原サイン「うん、わかった。矢野がそう言うならやってみよう」

これを森浦が真に受けて悪送球。

これは石原のミス。目立ちたがり屋の矢野のサインなど無視するべきでした。

なんで2塁牽制なんかしたかと言うと代打万波にビビってたからです。子犬か、石原。万波なぞ年下の小僧だぞ。

 

次回予告

以上です。細かい指摘はまだまだありますが、里崎や高木が言いそうなポイントはだいたいこんなところだろう。私は解説者の行動まで読む男です。

そして明日の朝もいつも通りブログを書きます。年寄りは朝が早いのでね。

 

明日のブログタイトルは

「見たか!1イニング6点も取ったったで~」

です。お楽しみに。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感