佐々木朗希がまだノーコメントを貫いていますね。
一軍キャンプが決まった斉藤優汰の話もしたいのですが、朗希のネタがおもしろすぎて先にこっちを書かなければなりません。
私には少し見えてきました。佐々木朗希サイドの目論見が。
もちろん取材などしていませんよ。あくまでもカープファンの妄想ですが、私の妄想はたぶん当たっていると思います。
佐々木朗希は来年メジャーに行きたい
常識人の皆さんが22歳の朗希の移籍は「時期尚早」「ロッテを優勝させてから」とおっしゃっています。全くその通り。
佐々木朗希だってそれくらい知らないはずありません。絶対知ってる。わかってる。
じゃあなぜ朗希はロッテとの契約しないのか?
代理人がくせ者だって話も出てますが、代理人はあくまで朗希の代理人。一人で暴走はできません。朗希の意思に反する行動はとれません。
では朗希は何をゴネてるのか?
それは「今年メジャーに行かせろ」じゃないと思います。もう遅いからです。
たぶん朗希は「来年行かせろ」でゴネてる。
ロッテの返事は当然ダメ。
朗希の保有権はロッテにある。
ロッテは朗希の力で日本一になり、朗希25歳のシーズンに移籍金100億円を稼ぎたい。至極当然。真っ当な倫理。
だが朗希は来年行きたくなったのです。そこには代理人の影響があるでしょう。
そしてひょっとしたら大谷翔平の影響もあるかもしれない。後述します。
朗希が目指しているのは山本由伸
朗希は大谷翔平の10年1000億を目指しているわけじゃないと思います。
今の朗希がまず目指している契約は山本由伸の12年462億円だと思います。年38億。
あまり大きく取り上げられていませんが、実は山本由伸も3年前に選手会を脱退しているそうです。
メジャーを志す選手がNPB選手会を脱退する理由は私にもわかりません。森会長にもアツにもわかりません。
ちなみにアツは朗希にキレていませんでした。アツをキレさせたらたいしたものです。私はアツがキレてないかどうか心配で心配で今朝駅で週刊文春を買いました。
とにかく朗希は25歳ルールの前にアメリカに行きたい。
一体なぜか?
その理由は・・・
ポスティングだと・・・
自分が損するからです。
由伸は年38億×12年契約を結びました。462億円。
そしてオリックスにも移籍金72億円を残しました。オリックスもありがたい。
たぶん朗希の代理人X氏はこの72億円が惜しいんじゃないですかね。
佐々木朗希は子供だからまだわかんないだろうけど、代理人ってそういう仕事をするんですよ。
昔の団野村とかめちゃくちゃセコかったです。いつも抜け道を探している男でした。なんたって野村沙知代の息子ですから。
団野村は野茂英雄をアメリカに送り込んだヒーローという見方もできますが、一般的には代理人という商売は法律の穴や契約の穴を見つけて稼ぐ商売。野茂英雄も任意引退選手からマイナー契約でドジャースに移籍したんですよ。
ドジャースは山本由伸に12年間で総額462億円を支払いますが、オリックスにも譲渡金72億円を支払います。
つまりドジャースは由伸のために合計534億円支払うことになります。
由伸がフリーエージェントなら由伸は534億円をゲットできる計算です。
スター選手の代理人が得る報酬は相場はだいたい2割です。・・・100億円規模なら1割かもしらんけど。
由伸本人にしたら年俸38億が年俸44億になります。
んで代理人の報酬がその1割だとしてもは3.8億が4.4億になるわけです。プラス0.6億。
1年なら大した金額じゃないかもしれませんが、12年契約ですからその金額差は7.2億円にもなるわけです。つまりポスティングじゃなくフリーエージェントなら代理人の稼ぎは7.2億円のプラス。
だから朗希の代理人X氏はロッテへの移籍金100億円まで朗希のものにしてしまいたい。
なら自分は10億円くらいの儲けになるからです。税金引いても5億です。
だから朗希がゴネる価値がある。
朗希をゴネさせてるのはやっぱり大人の事情だと思います。朗希がゴネればロッテに入るべき100億円が朗希の背後にいるX氏のものになるからです。
朗希君は純粋に1年でも早くアメリカに行きたいだけでしょうけどね。
大谷翔平は違反している
朗希君に入れ知恵をしているのは代理人だけではありません。
たぶん大谷翔平も「いらんこと」をしてると思います。
大谷も野球しか知らない純真で潔癖な好青年です。
無邪気に朗希に「一緒にやりたい、一緒にやろうよ」とか言ってる可能性がある。
由伸も無邪気な好青年ですから大谷のラブコールに一撃でコロリでした。
何度も言いますが去年100勝のチームに大谷と由伸が加わるのです。ズルいです。強すぎます。そりゃサンディエゴのダルビッシュもキレるっての。※参考記事
大谷は「V9」でもするつもりか?
かつてNPBでは巨人が裏金をばら撒いて長嶋茂雄や張本勲を強奪し9連覇したことがあります。だからNPBが戦力均衡のためドラフト制度を導入した歴史があります。
貧乏なカープはドラフト制度のおかげで2連覇と3連覇ができました。ドラフト逆指名の時代はまた15年連続Bクラスでした。
大谷と朗希は岩手県つながりなんですよね。
「30歳と22歳だから接点ないだろ」とおっしゃるかもしれませんが、地方出身者の横のつながりってけっこう強力なものがあるですよ。
常廣羽也斗が「同郷の森下さん」とか言ってるのを見ても地方出身者の横のつながりは強いんですよ。県人会とか色々根強いんですよ。
とにかく朗希はこの先もゴネるでしょう。私には見えてきた。自費キャンプ濃厚。
もしロッテがいつまでも契約しなければ佐々木朗希は任意引退。そして3年後に佐々木朗希はフリーエージェントです。
昔は任意引退選手はいつまでも所属球団に保有権がありましたが、2009年のルール改正で任意引退選手も3年後にはフリーエージェント(自由契約)になれることとなりました。だから3年後ならアメリカの球団はロッテに移籍金を払う必要がないのです。
その時朗希は25歳。1年だけマイナー契約を結べばよいのです。
そして26歳の時に朗希は大きなメジャー契約を結ぶ。この時ロッテには1円も入りません。FAだから。ここが朗希のゴネてる根拠です。代理人が丸儲け。
4年前、私はドラフト1位を森下暢仁じゃなく佐々木朗希で行けと言いました。※参考記事
ふう・・・
森下で良かったぜ。笑
朗希君がゴネるのは私にとって全く対岸の火事です。
ロッテは本当にお気の毒ですが、私は楽しく見守りたいと思います。