カープが新外国人2人を獲得したと発表。2人とも右打ちの内野手。
これに伴いマクブルームとデビッドソンの退団も発表されました。厳しいねえ・・・
デビッドソンはサードを守れるのでもう1年NPBで見られるかもしれない。ソフトバンクやオリックスとかで。
マクもデビもNPBで「ある程度計算できる選手」でした。だがカープ球団は2人を切った。それだけ2人の新外国人が魅力的だったからです。
ノイジーとミエセスは残留
近年は諸事情があって「外国人選手が当たらない」ケースが増えています。
特に野手が不作でございまして、NPBで30本塁打した外国人選手は2019年を最後に4年間出ていません。
だから阪神は中途半端な実力のノイジーとミエセスをチームに残留させました。
岡田彰布は「新外国人より2年目のノイジーのほうが1年経験したあれがあるからな」とワケわかんないことをおっしゃってました。
実は私の野球観は岡田彰布の昭和的スモールベースボールと酷似しておりまして、私も「中途半端な新外国人よりマクブルームとデビッドソンのほうが計算できる」と考えておりました。私ならノイジーとミエセスを残さないけどね。
カープ球団はナイスガイで計算できるマクデビの代わりに2人の新外国人選手を獲得しました。
寂しかったですが、新外国人2人の映像を見ると私は納得しました。
2人ともとても「よさげ」な外国人野手だからです。
マット=レイノルズ
1人目はマット=レイノルズ。32歳。右投げ右打ち。内野手。
シンシナティ=レッズで秋山翔吾と入れ替わりに背番号4を付けた選手。
驚いたことにレイノルズは捕手以外の全てのポジションを守れるらしい。
動画を見たが内野守備は上手い。元カープのアンディ=シーツみたい。ハンドリングが柔らかい。
打撃もインサイドアウトのコンパクトスイングでこれまたシーツっぽい。中距離ヒッター。3割20発タイプ。
ま、広いマツダで20発は無理でもチャンスには強そう。打点を稼いでくれるんじゃないか。
末包が4番ならレイノルズが6番。末包が6番ならレイノルズの4番もあり得ると思います。
まあキャンプで見てみないと詳しいことはわからないが、打撃にも守備にも年齢にも非常に安定感を感じる選手です。カープでの背番号は4になるでしょう。
基本的な守備位置はサードかもしれないが、私はレイノルズをファーストで使いたい。理由は後述。
ジェイク=シャイナー
2人目はジェイク=シャイナー。28歳。右投げ右打ち。内野手。
シャイナーはメジャー経験なし。だが今季3Aで30本塁打105打点。打率は.250。
数字の通り打撃はレイノルズより荒っぽい。ドアスイング気味で三振も多い。
だが私はレイノルズよりシャイナーの方が断然おもしろい。
レイノルズがアンディ=シーツだとするとシャイナーはサードの堂林翔太というかセンターの中村奨成というか、非常にロマンを感じます。
シャイナーはメジャーリーグファンから「なんでシャイナーを上げないんだ!?」と散々言われてきたプロスペクトらしい。
だがシャイナーは空振りが多いのと守備が荒っぽい。エラーも多い。
だがパワーはある。さすがに大谷翔平と張り合えるとは言わないが、パワーだけならホセ=アルトゥーベと張り合えるんじゃないか。パワーだけですよ。
体格がアルトゥーベみたいに筋肉ムキムキなんです。顔は日本ハムの伊藤大海。
プレーがハデでおもしろい。
計算しにくいタイプの打者ですが、計算できないということはロマンがいっぱいということ。
肩も強い。デビッドソンも強肩でしたがデビは捕ってから投げるのが早い内野手タイプの強肩。
シャイナーは振りかぶってから投げるような投手型の強肩。長嶋茂雄みたいなハデなスローイングがカッコいい。
守備率が低いと噂されていますが、私が監督ならシャイナーをサードでスタメンさせます。あのスローイングはお金が取れるからです。
新井貴浩みたいにエラーされると却下しますが、シャイナーの守備位置はまずサードからスタートしたい。新井貴浩みたいにエラーするようだとファースト。
打撃も三振ばかりで使いもんにならない可能性があります。新井貴浩みたいに。
だが一歩間違うと阪神のセシル=フィルダーのように1年でメジャー契約を掴むような大活躍を見せる可能性もあります。
足も遅くない。パワプロ評価で行くと走力C。守備力はEかもしれないが肩はAです。ミートE。パワーA。弾道4。背番号10。
レイノルズは走力D。守備力B。肩C。ミートC。パワーC。弾道3ですかね。私の第一印象です。
年俸もカープにしては奮発しました。
けっこう来年は本気で阪神をやっつけるつもりのようです。
楽しみです。