田村俊介の登録抹消について

昨日、田村俊介が登録抹消されました。田村は左投げ左打ちの外野手。

一昨日、石原貴規が登録抹消されました。こちらはおそらく予定通りで、磯村を二軍でスタメンさせて10日で一軍に戻すプランだったと思われます。

通常、登録抹消というのは「一日でも早く」抹消するものです。一日早く再登録可能になりますので。

なのに田村抹消は一日遅れたんですよね。

ここに何が隠れているのかを今日は妄想したいと思います。

 

ケガ人復帰説

私が真っ先に考えたのはケガ人復帰説です。

一昨日はまだ様子を見ていたが、昨日になってトレーナーさんからGOサインが出た。だから一日遅れで田村抹消。これが一番辻褄が合う。

昨日田村抹消が公示されたのは16時。しかしその2時間後に「西川龍馬の復帰は早くても8月」と報じられました。中国新聞

 

そうなんだ。

田村の代わりは龍馬じゃないんだ。

 

とすると候補はもう一人のケガ人。

中村奨成か?

という話に当然なってきます。

 

ところがこちらも少し非常識。

中村奨成は7月9日に2軍に合流。そこから代打で1試合、スタメン2試合。

2軍に合流してまだ10日ほど。試合も2~3試合。

一軍でバリバリの主力打者ならこれで復帰する可能性も考えられる。戦力なので。

一軍実績の乏しい選手が故障明け10日で緊急昇格するほどカープの一軍も困っていないでしょう。一軍には末包と堂林がいて上本もレフトを守れます。

 

ただし中村奨成は意外に代打適性が高いのです。

奨成がちょっぴり活躍した2021年の代打成績は18打数5安打2本塁打です。代打率.278

打数は少ないですが代打率.278はたいへん立派な数字です。2本塁打もセンスがないと打てません。

東京ドームで9回表に中川皓太からライトフェン直ツーベースを打ったのも代打でした。

 

中村奨成は代打率が高いと言うより、

思い切りが良い

一発で仕留める能力が高い

と言えます。だからクリーンアップ向きなのですが、右足の肉離れから復帰してまだ10日。

スタメン奨成はまだ厳しい。外野練習も始めたばかり。二軍戦ではちょっとマズい守備もありました。

だが代打奨成はおもしろいオプションになります。

まだ奨成には代走と守備固めが必要かもしれないので、「中村奨成一軍昇格」はかなり非常識なプランですが、今のカープは四番打者が菊池涼介です。右打者の緊急昇格は全くないプランとも言えないのです。

 

こないだキクが四番でスタメンした試合。DeNA戦。

ベンチにいた右打者はアツ、石原、堂林でした。決勝犠飛を打ったのは代打アツでした。

あの時、新井が「中村奨成がいればな・・・」と考えても不思議はないのです。

 

新外国人説

NPBのトレード期限は7月31日まで。

メジャーでも藤浪晋太郎がアスレチックスからボルチモアに緊急トレード。ダントツ最下位からいきなり優勝争いに参戦。

カープのトレードは可能性が低い。

支配下登録もちょっと考えにくい。新家颯は19歳。木下元秀は左打者。

 

カープの現在の支配下登録選手は68人。あと2つ空いてる

巨人はお下劣なので毎年70人枠を目一杯使い切る。んでオフシーズンに20人の支配下選手をクビにするか育成選手に切り替える。アホ丸出し。

お上品なカープはそんなことしません。昨年も68人でシーズンを完走しました。

 

カープにあり得るサプライズとしたら

新外国人の獲得

ですかね。

 

これもまあ低確率ですが、シーズン中の外国人補強はかつてのカープのお家芸でした。

バッターもほしいがリリーフもほしい。

あれだけ打てない中日がバッターを獲得しないところを見ると、今年はいいバッターが残っていないんでしょうね。

 

ピッチャーとなると獲得発表から一軍登録までに少なくとも2週間以上かかります。

となると田村を抹消して新外国人が登録されるという可能性もほとんどゼロです。

獲得可能性はゼロではありません。実際阪神は昨日外国人投手の獲得を発表しました。

私が言ってるのは「田村の代わりに土曜日に昇格する選手は新外国人ではない」という意味です。

 

リリーフ投手説

最後に考えたのがリリーフ投手説。

これは大いにあり得ると思います。

というか、おそらくコレじゃないか?

 

田村の代わりに昇格するのはリリーフ投手。ズバリ松本竜也か森浦大輔。

現在一軍登録されているのは28名。

内訳は投手13人。先発5、救援8

野手15人。捕手2、野手13

先発6人目の森は自分自身が抹消されました。なのでその枠に戻るだけでOK。

捕手は石原貴規の枠に磯村嘉孝が戻るでしょう。右の代打でも使えます。

外野手の田村の枠に中村奨成が入る確率が20%くらい。私の予想ですよ。

 

んで野手を1人減らしたままブルペンを厚くする可能性が50~60%

これは前半最後の3連戦で栗林と矢崎が3連投したこともそうですし、カープはこの先しばらく得点が取れずにロースコアの接戦が増えます。マクと龍馬がいないので。野間とキクも疲れてるので。

この先「ブルペン9人」で戦う可能性はわりかし高いと思います。

 

残り20~30%がその他の選択肢。

中村貴浩や曽根海成。

二俣翔一もおもしろい。二俣は実は外野も守れるし、キクが休む時には二塁に入れる。そして奨成ほどではありませんが、調子の良い右打者です。

韮澤が上がるとすれば羽月か矢野が抹消されます。今は考えにくい。

マクブルームはまだだと高監督が明言しました。久保修もまだ実戦が足りない。

三好匠にクビを懸けたラストチャンスを与える可能性もなくはない。新井っぽい。

 

どうなりますかね。

今日はオールスターがあるので一軍の練習はおそらく休み。

誰が一軍に合流したかわかるのは早くても明日、金曜日になるでしょう。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感