2021.9.11(土)
広島 1-4 阪神 マツダ
昨日ってあの「アメリカ同時多発テロ」からジャスト20年の日でした。
だからどうしたって話じゃありませんが、佐々岡カープにも原巨人にも悲劇の一日でしたね・・・
俺たちは弱い。
圧倒的な実力差。
それをまざまざと見せつけられました。カープと巨人は絶対優勝できません。
投手戦
先月、マルテのいない阪神になぜか3連勝しました。
その時に私はこんなことを言っています。
「オヤジだってキュンキュンしたいんだよ!」
「カープはホームランでしか得点できない宝くじ野球だ」
カープ打線が150kmのストレートを強く引っ張れるのはチームの強みです。3連覇の原動力。
しかし昨日の秋山に軽くひねられたのは引っ張る意識が強すぎたからです。
ハッキリ言って昨日の秋山は完璧でした。
完璧なピッチャーを攻略するには色々な方法がありますが、無策な佐々岡と朝山は昨日もホームラン待ちのアホ野球でした。ソロ本塁打一本出ておめでとう。
一方の阪神。
カープ先発高橋昂也も最高ではないがまずまずの粘投。
トミージョン手術以後、昂也の腕の角度が下がっていましたが、8月に一軍復帰すると投球フォームがケガする前の「1時の角度」に戻ってました。去年から今年の7月までは「2時の角度」でした。アナログ時計の角度です。
高橋昂也も走者を許しながら、要所で三振を奪う粘りのピッチング。
3回表、2番中野3番サンズが連打。小園が捕ってりゃスリーアウトなんですがね。
4番マルテ。ファールで粘る。「ファールで粘る」を覚えておいて下さい。
カウント1-2。6球目。外角低めの146km。見逃し三振。ちょっとボールくさかったけど・・・
この時、審判のストライクコールより先に高橋昂也が吠えました。「おりゃあ!」
阪神の先発、秋山拓巳が絶好調で「完全試合やるんじゃないか」ってくらいカープ打線を押し込んでいました。それを見て昂也も感じるものがあったのでしょう。
5回終わって0対0。
秋山を打てる気配は全くありませんでした。
昂也は逆球連発ながら、要所で梅野を三振、マルテを三振。「今日はツイてるぞ」って感じもしました。狙ったところで三振を取ってると言うより、逆球がいいとこに決まってました。
ファールの質
6回表。また中野が三遊間にヒット。サンズは四球。無死12塁。
再び4番ジェフリー=マルテ。
コイツ本当に素晴らしい選手です。去年ケガで29試合しか出られませんでしたが、クビにしないで良かったね。今年セリーグMVPを穫るかもしれない。新井貴浩みたいなムードメーカーでチャンスに強い。
3月にはマルテの選球眼を褒めましたが、9月はマルテの「ファールの質」を褒めます。
昨日、マルテに何球ファールされましたかねえ・・・
昂也の決め球を幾度となくカットされました。アツもインコースを懸命に攻めてましたが、マルテはファールで逃げ続けました。
3回はボール気味のまっすぐで見逃し三振を奪えましたが、6回は1-2からのギリギリインローを見逃されカウント2-2。
無死12塁、カウント2-2。アツはフォークを要求するが昂也は首を振りました。
再びインローに寄るアツ。まっすぐを投げた昂也。逆球となって特大スリーラン。
昂也もよく粘って投げていましたが、打線の援護がなく一人ぼっちでした。守備はよくやってましたけどね。
秋山が絶好調で打線はお手上げ。カープは強い打球を打とうとしていましたが、うまく行きませんでした。秋山のストレートに差し込まれるばかり。
阪神打線にも「強く打とう」という気持ちは感じましたが、カープとは「ファールの質が違うなあ」と感じました。カープはストレートに振り遅れてファール。阪神は昂也の変化球をカットしてストレートを待っている。ピッチャーの実力差でもありますが、阪神打線の方が昨日は余裕がありました。カープ打線はいつものように「個の力」でした。
カープは私の好きな「0対0で粘る守りの野球」をやってましたが、こちらが先に崩れました。昨日は実力の差で負けました。野球は143連勝できません。こういう日もあります。
巨人戦
さて今日は唐突に巨人との「1連戦」です。マツダスタジアム。
巨人が移動日ゲームなので今日はナイターです。
先発は菅野。なんと中4日。まあ前回4回ノックアウトなので中4日でも大丈夫だろう。
中田翔を獲得以来チームは5勝10敗とか何とか。
そりゃそうだよね。
キャンプで練習した若手をそっちのけであっちから中田翔、こっちから新外国人。若手はやる気出ないよね。
1番に陽岱鋼。代走にウィーラー。抱腹絶倒。ハラ抱えて笑ったわ。笑
5番の中島はまたデッドボールでイキっていたらしい。
ふーん。
行ったろか、今日。床田で。
中田翔は二軍でホームラン、やっぱ中田はスゲえなあ。