2021.9.1(水)
DeNA 7-2 広島 横浜
ベイを抑える術がない。「じゅつ」じゃありません。「すべ」と読みます。
DeNAの3~5番と1番がセリーグの打撃十傑。いや五傑。
昨日も4人合わせて16打数10安打。4-3が二人。4-2も二人。
こちらの3番はまた5タコ。4番も4タコ。誠也は8回表にど真ん中スライダーを見逃し三振。三振はいいけど、シャッケルの真ん中スライダーに泳いでるようじゃチームの士気は上がりませんね。
玉村坂倉の諦めないバッテリーと小園誠也の覇気ナシコンビはなんだかちょっと
別のチームでやってるみたいでした。
これが佐々岡の言った家族です。核家族か。
玉村の心意気
昨日書いたのは坂倉の心意気。
今日は玉村の心意気を書きます。
初回、桑原に上手く打たれてツーベース。これは仕方ない。
2番伊藤は進塁打。
3番佐野はシフトの逆をつく3塁線のツーベース。こんな極端な佐野シフト、マツダの時もやってましたっけ? 東京ドームの時は?
ベイが打者誠也と打者坂倉の時に極点なシフトを敷くのはOK。カープまでお付き合いする必要はあるのかね?
4番オースティン。坂倉玉村は詰まらせることに成功するんですが、スゴい逆風に押し戻されてライトライン際にぽとり。「集中してる誠也」なら捕れたと思うんですが、誠也は何となく心ここにあらずに見えました。4年前にハマスタで骨折した時の恐怖が蘇ったのかもしれないけど。
これで玉村2失点。佐野もオースティンも打ち取った当たりです。なお1死3塁で宮崎とソト。やっぱ怖ええよ、DeNA。
ここで坂倉、何したか?
バンバン「インコースのストレート」を要求しました。
さすがです。
普通の捕手ができないことを平然とやってのけます。
私はそこにシビれるし憧れます。
5番宮崎ショートゴロ、6番ソトは空振り三振。
鋼のメンタル、玉村昇悟。野村祐輔なら四球連発で50球使うところです。
小園海斗の状態
初戦で2安打出たので、小園海斗に心の余裕が戻ったかと思いましたが、またボール球を振りました。
1回表は1死1塁で初球をレフトへポップフライ。
3回表はワンバンフォークを2球振って1-2。最後は高めの釣り球に見事に引っかかり三振。
5回表は2死2塁。2点ビハインドで次打者が誠也という状況で、初球を簡単にセカンドゴロ。カープの打撃コーチが何も仕事をやってないことは承知していますが、この場面で3番打者が初球のシュートを引っかけてセカンドゴロを打つ野球は、どういう意図だったのか? 理解に苦しみます。
昨日の大貫君はフォークもカットも良かったが、最も厄介だったのがこのツーシームでした。私ならこのツーシームをまず最初に消したかった。だがカープ打線はノビノビとツーシームを打ち、ゴロの山を築き上げました。毎度お馴染みのワッショイ野球でした。
小園は守備でもいただけないプレーがありました。
7回裏に代走の森が二盗を試みました。キャッチャー坂倉の送球が大暴投になってセンターまで抜け、森に三進されました。この場面の打者がオースティンだったので、2塁のカバーに入ったのがキク。キクのカバーが小園でした。この時、私は小園に悪送球をキッチリ止めてほしかったです。
無死1塁で打者オースティン。4点負けていて、これ以上の失点が許されない場面。おそらく小園の守備位置はレフト寄り深めのポジションだったでしょう。坂倉の送球もライト側に逸れたので、この悪送球をショートがカバーするのは至難の業でプロの技です。
だけどね・・・
小園は途中で諦めてるんですよね。
「無理だ、届かない」
途中で追うのを緩めました。夏場の疲れがあるっていうのもわかるし、4点負けてるし、打撃も不調だし。
ですが小園はカープのレギュラーで中軸打者です。
投げているのが悩めるコルニエル。小園には「俺の守備で助けてやる!」って心意気を見せてほしかったです。小園はまだまだ球際に弱いです。中継プレーが雑だという問題もあまり改善されていません。このままじゃ田中広輔に負けるぞ。
3年目で3番でショート。身体能力は抜群ですがオツムはまだ弱い。初球を振るのは許すけど、守備でもっと魅せてほしいです。
伊藤光
とはいえ大貫と伊藤のバッテリーも難敵でした。
ピンチで2つのゲッツーを奪うなど、思い通りのピッチングをできたんじゃないですかね。
特に6回表の1死12塁の菊池のゲッツーは試合を決めるゲッツーでした。
自由に気持ちよくフルスイングしたキク。朝山東洋ノビノビベースボール。メジャーリーグのようなワッショイ野球です。
私には粘投する玉村昇悟の心が折れる音が聞こえました。ポキッとね。
6回裏に玉村昇悟はこの日初めての四球を出します。もう一踏ん張りする力を6回表のゲッツーで失ったのです。
昨日、DeNAは2盗塁。カープは2併殺。
DeNAは12安打7得点。カープはまた11安打2得点です。ワッショイ野球でノビノビ野球です。