2021.3.5(金J 春季教育リーグ
広島 10-3 ソフトバンク 由宇
二軍の試合ですけど一軍の主力が大勢スタメンに名を連ねました。
スタメン1番から羽月、安部、龍馬、高橋、林、石原、野間、小園、矢野。
全員一軍やないかい!! しかも先発はノムスケ。
ソフトバンクはほぼ二軍。10点取って当たり前。3点取られて恥ずかしいわい。
西川龍馬が一軍合流
昨日、西川龍馬(26)が「3番センター」で先発出場。4打数1安打。
途中でレフトも守ったらしい。ご本人の頼もしいコメントはこちらでどうぞ。
私は龍馬の「打撃」は心配していませんでした。
「守備」をほんのり心配してました。
去年は外野でゴロも捕れない、送球もままならないでしたから。
龍馬「守備は問題なくできたかなと思います」(ニッカン)
ちなみに私、足を故障する前の龍馬の外野守備も超・高評価しています。※2019年の開幕センターは西川龍馬
龍馬の打撃については今日からいきなり猛打爆発とはいかないでしょうし、その必要もない。
カープファンなら誰でも一度は
「もし前田智徳がアキレス腱を切らなければ、今の鈴木誠也みたいになっていたんだろうな」
と考えると思うのですが、私に言わせれば
「今の西川龍馬だって鈴木誠也くらい打てるぜ」
と思っています。
覚えてますか?
去年の4月頃、新型コロナウイルス騒ぎで緊急事態宣言が発令。
プロ野球の開幕戦が延期になりマスコミもシャットアウト。
その時ファンと球団を繋ぐ唯一のコミュニケーションが
「イオウが行く」
だったこと。
「覚えてる!」
と思った方、
引っかかりましたね。( ̄ー ̄)
正しくは「走れイオウ!!」でした。←どっちでもいい
ま、とにかく1年前の龍馬の打撃を見てくださいよ。
■走れイオウ!!
打つ前に前足に体重乗せるヤツは去年からやってたのね。忘れてました。
これは「2020年5月」の動画なんですが、私はこの時にも龍馬の打撃を大絶賛しています。※参考記事:西川龍馬の理想的レベルスイング」(2020.5.14)
2021年の鈴木誠也がヘンな一本足打法でレベルスイングを目指しているのも、この龍馬の打ち方がお手本です。本当ですよ。←ひが調べ
とにかく。
結論として西川龍馬のこの打法では「率も本塁打も残せる」ということです。そうなりゃ打点も稼げます。
みなさん、龍馬のことを「天才」とおっしゃいますが、この動画の西川龍馬はイチロータイプではありません。
衣笠祥雄タイプです。35発100打点。
衣笠といえば豪快なフルスイングで三振するイメージですが、それはツーストライクまでの話。
ツーストライクの後は意外に「ミート打ち」でした。
実際、衣笠が年間100三振したのはたったの一度です。その年がカープ最後の日本一の年。1984年。この年のセリーグMVPは衣笠祥雄ですよ。
それから40年。
MVPは西川龍馬。十分あり得ると思いますよ。
今の龍馬は全盛期の丸佳浩に並んだと思います。打撃と守備で。「左方向への長打力」も負けてません。39本塁打も夢じゃないと思います。盗塁はちょっぴり負けてるかもしれない。
2021年のクリーンアップ
今「3番誠也」が流行ってますが、私はあんまり好きくないです。
理由は「3番誠也で勝ったことがない」からです。
三連覇の時は4番誠也でした。5番のシーズンもあったけど。
カープは伝統的に「四番打者最強説」です。1950年のチーム創設以来ずっと。
私はカープを40年ほどしか見ていませんが、山本浩二以後「カープの3番>4番」だったシーズンは一度もないと記憶しています。
「3番前田智徳vs4番江藤智」や、
「3番野村謙二郎vs4番西田真二」のケースでも、
私は「3番<4番」だと思っています。
評価基準は個人成績ではないのですよ。
相手に与える影響と試合の勝敗に与える影響。これがエースと主砲を評価する基準です。
江藤と西田がどっかり座っているから前田も野村も輝けた。
打てなくても四番は仕事を果たすもの。私は浩二さんからそういうことを学びました。
だから私は鈴木誠也を四番に据えた後、残りの「衛星たち」の配列を決めたいという考え方です。
私の構想では2021年のクリーンアップは
3番サード堂林、4番ライト鈴木誠也、5番外野西川龍馬です。
3番と5番は逆でもOK。
要はやっぱり「四番誠也」だと思います。
堂林翔太はFAシーズン
ケビン=クロンもいますが、誠也の相棒は堂林でいいんじゃないでしょうか。
堂林の35発は厳しいと思います。よくて25発くらい。
その方がいいんですよ。堂林こそイチロータイプのアベレージヒッターで「ミスターツーベース」です。
この話も100回以上してますが、18歳の堂林は新入団会見で
と言っているんですよ。
私が「清原和博より上だ!」と騒いだ史上最強の高校生は堂林翔太です。甲子園の怪物ランキング第1位は堂林。2位清原、3位松坂。
ホントですよ。笑 ドラフト前からそう思ってました。
「1位今村、2位堂林」なんて11年経った今でも信じられないです。
カープが桑田と清原を両取りしたような感覚でしたよ。なんだかフワフワしてました。堂林は1位で競合すると思ってました。
ですから私の知ってる堂林は「三振か一発の堂林」ではないんですよ。
2020年のような「センター返しが右中間方向に飛ぶ堂林」なんですよ。
プロHRは甲子園の右中間。今でも鮮明に覚えてます。マエケンvsメッセンジャー。1対0で勝利した試合です。
そんな堂林がまた今年も「目標は30盗塁」とか言ってます。
どこに自信持ってんだよ。笑
お前の目標は秋山将吾の年間216安打だろ。
2021年オフに堂林は国内FA権を獲得します。小園が上に呼ばれない原因ももしかしてコレか?